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「STARLY GIRLS -Episode Starsia-」の中国大陸での展開が発表。さらに本作のアニメ化も決定
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印刷2016/10/14 20:53

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「STARLY GIRLS -Episode Starsia-」の中国大陸での展開が発表。さらに本作のアニメ化も決定

 角川ゲームスは本日(2016年10月14日),中国・北京でAlpha Gamesが開催した「Alpha Games 北京発表会」で,Alpha Gamesが「STARLY GIRLS -Episode Starsia-」iOS / Android)の中国大陸での独占配信権を取得したことを発表した。本作は,角川ゲームスのタイトルとしては初めて中国大陸で展開されることになる。

スターリーガールズ -星娘-

 東京ゲームショウ2016での発表のとおり(関連記事),本作は台湾のSNSplusを通じて,台湾,香港,マカオでの繁体字版の配信が決定している。Alpha Gamesでは本作の簡体字版を「星娘収蔵」のタイトルで,2017年第2四半期に中国国内で配信する予定だ。

中国風の星娘も発表に
スターリーガールズ -星娘-

会場では,上坂すみれさんが「STARLY GIRLS」の紹介をするビデオメッセージも上映された
スターリーガールズ -星娘-

 また,これに合わせて,角川ゲームスとAlpha Gamesによる製作委員会の立ち上げと,本作をモチーフにしたアニメーション「星娘」の制作も発表されている。アニメ「星娘」は全12話(1話あたり22分)で,2018年に配信予定。アニメーション監督には,「地球へ(テラへ)」「イタズラなKiss」「薄桜鬼」などのテレビシリーズを手がけたヤマサキオサム氏が起用される。

 発表会に登壇した角川ゲームス代表取締役社長の安田善巳氏は,同社が現在,アジアを中心に積極的な事業展開をしていると説明。Alpha Gamesとの協業タイトル第1弾が「星娘収蔵」であり,ゲームはもちろん,さまざまな可能性を模索していきたいと意気込みを語った。そして気になるアニメ化については,日本のアニメ業界を代表する一人であるヤマサキオサム氏を監督として迎えており,ぜひ期待してほしいとした。

角川ゲームス 代表取締役社長 安田善巳氏
スターリーガールズ -星娘-

 発表会ではこのほかに,東映アニメーションの正式ライセンスを受けて中国国内で開発された,「ONE PIECE」をモチーフとしたスマホ向けタイトル「航海王 激戦」,NCSOFTが開発した「Lineage Red Knights」の中国における展開(関連記事)を始め,「怪物連盟II」「十万個冷笑話II」「魔天記3D」といった,中国オリジナルのスマホ向けタイトルが発表されている。

「航海王 激戦」
スターリーガールズ -星娘- スターリーガールズ -星娘-

「Lineage Red Knights」
スターリーガールズ -星娘- スターリーガールズ -星娘-

怪物連盟II
スターリーガールズ -星娘- スターリーガールズ -星娘-

十万個冷笑話II
スターリーガールズ -星娘- スターリーガールズ -星娘-

「魔天記3D」
スターリーガールズ -星娘- スターリーガールズ -星娘-

 なお今回の業務提携について,Alpha GamesのCBOを務めるHolly氏に短い時間ながら話を聞けたので,本稿の締めとして,そのインタビューの模様をお伝えしたい。

スターリーガールズ -星娘-

会場となった北京大飯店の金色大庁。政府や党の会見にも使われるとのことで,まるで宮殿のような豪華さ
スターリーガールズ -星娘- スターリーガールズ -星娘-


Alpha Gamesは,日本の良質のIPを中国に紹介する窓口になりたい


4Gamer:
 よろしくお願いいたします。
 まずは,Hollyさんのこれまでの経歴と,Alpha Gamesについて教えていただけますか。

Holly氏:
 私はチャイナテレコムやSamsungなどで,中国の通信ネットワーク業界にこれまで20年くらい携わってきました。
 Alpha Gamesについて説明するには,Alphaグループの話から始める必要があります。Alphaグループは設立から23年の歴史があり,たくさんのIPを持っています。Alpha Gamesはあくまで,そのIP戦略の一環として2015年に設立された会社です。

4Gamer:
 IPというのは,中国におけるオリジナルIPのことでしょうか。

Holly氏:
 ほとんどのものは中国オリジナルのIPですが,その中の一部は韓国から輸入したものや,韓国やアメリカの会社に投資して制作したものも含まれていますね。

4Gamer:
 Alphaグループのメインターゲット層はどのあたりになりますか。

Holly氏:
 Alphaグループには20年以上の歴史があり,設立当初は子供向けの商品がメインでした。ですが,今ではそのときのユーザーが大人になり,そうした市場の変化に対応するために現在では大人向けのIPを創出することに,とても力を入れています。

4Gamer:
 例えば,どんなものがあるのでしょうか。

Holly氏:
 一例を挙げると,中国で最も大きなコミックのプラットフォームである「有妖气」を傘下に収めました。また,日本でのパートナーは角川ゲームスさんですが,ほかにも韓国のパートナーと協力して,オリジナルのIPを作り出すという取り組みも行っています。

4Gamer:
 日本と中国のアニメ・コミックファンのあいだに,何か違いを感じることはありますか。

Holly氏:
 日本のファンについては詳しくありませんが,私の感覚的なことをお話すると,中国ではまだ,いわゆる“2次元コンテンツ”についてストーリーを深く掘り下げて楽しめるユーザーは一部に留まっています。多くの人は,キャラクターの見た目の可愛さなどを取り上げて楽しんでいるという感じですね。
 コンテンツの中身については,今は日本のものに似た中国オリジナルのキャラクターに,中国らしい要素――例えば「西遊記」のストーリーなどを現代風にして取り込んだものが多く見られます。とは言え,今後はどんどん日本に近づいていくと思いますよ。

4Gamer:
 ちなみに中国では,日本のアニメやコミックは人気があるのでしょうか。

Holly氏:
 すごく人気がありますね。

4Gamer:
 そしてAlpha Gamesは,AlphaグループのオリジナルIPを使ってゲームを展開していく会社という認識でよろしいですか。

Holly氏:
 ええ。Alphaグループの戦略は,すべてIPを中心にしています。例えば,コミックプラットフォームにはオリジナルのIPを生み出す場としての役割があります。そして,それを映画,アニメ,ゲームなどで活用し,IPをさらに育てていくのです。Alpha Gamesの大きな役割としては,IPを生み出すためのコストの回収と市場の拡大があります。

4Gamer:
 Alpha Games自体は設立間もない若い会社ですが,中国にはNetEaseやTencentといった大きなゲーム会社があります。それらと比較したとき,Alpha Gamesの強みはどこになるのでしょう。

Holly氏:
 すごくいい質問ですね。例えばTencentの強みは,ゲームプラットフォームであり,たくさんのユーザーを抱えていることです。NetEaseの強みは高いゲーム開発力にあり,一部のオリジナルIPも持っています。
 それに対して,Alphaグループは中国で最も多くのオリジナルIPを,それも大量に所有しています。またビジネスにおいても,ユーザーの獲得や,ゲームの開発だけでなく,IPを中心として一つの文化を作り出すことを重視しています。そのために,先ほどお話したコミックプラットフォームや,ニコニコ動画のような動画配信プラットフォームも持っており,さらに,それらを商品化することもできます。IPビジネスに必要となるすべての機能がAlphaグループにはあるのです。分かりやすく例えるなら,日本のバンダイさんに近いと思います。

4Gamer:
 オリジナルのIPをアニメやゲームとして展開し,さらには玩具などの商品化も行える。その仕組み自体がAlphaグループの強みであると。

Holly氏:
 おっしゃるとおりです。ただ,Alphaグループのスタンスとしては,自分達の得意な分野はもちろん自分達の手で行いますが,優れたパートナーさんがいるならそちらにお任せするという,オープンな姿勢でいます。

4Gamer:
 なるほど。それが今回の角川ゲームスとの業務提携につながっているということですね。

Holly氏:
 はい。この提携によって,日本テイストのものを中国に持ってくることができると考えています。

4Gamer:
 角川ゲームスとの業務提携はどのような経緯で実現したのでしょうか。

Holly氏:
 背景としては,日本や韓国の良質なIPを輸入して,中国のユーザーに提供するというAlpha Gamesの戦略があります。これまで何年も海外の企業と仕事をしてきて,IPをどんどん買ってくるのではなく,長期的な視野に立って関係を築き上げていくことの重要性を強く実感しました。角川ゲームスさんとの業務提携は,良きパートナーとして,長期的にビジネスをしていくという意思表示でもあります。
 Alpha Gamesは,日本の良質のIPを中国に紹介する窓口になりたい。それも,海賊版ではなく正規のライセンスとして,市場の秩序も整えていけたらと考えています。

4Gamer:
 今のお話にあったように,中国市場には海賊版が多くてビジネスにならないと感じている日本の企業もあるかと思いますが,そうした現状について,どのようにお考えですか。

Holly氏:
 海賊版が生まれる背景の一つとしてあるのは,中国政府の政策によって「海外コンテンツの正規ルートでのチャンネル」が構築できなかったことです。一方で,ユーザー側にはそうしたコンテンツに対する需要があります。このギャップから海賊版が生まれたと考えています。
 とは言え,10〜15年前と比較すると,現在は海賊版の数はずっと減少していると思います。今の中国で主流となっている大手の配信プラットフォームは,極力,正規ライセンスを取得してユーザーに提供するようになっています。何と言っても,ユーザーの認識が変わりました。

4Gamer:
 なるほど。

Holly氏:
 AlphaグループはもともとオリジナルのIPを作っている企業ですので,海賊版が氾濫してしまっては困ります。
 それともう一つお伝えしておきたいことは,海賊版が減少したことは,中国の経済力が向上したことと大きな関連があります。例えば,PlayStation 2の頃は,ゲーム1本あたりの値段が400〜500人民元――つまり1年分の学費とほぼ同じでした。これでは,正規ライセンスのゲームをプレイしたいと思っても,海賊版しか手に入らなかったのです。正規ライセンスのゲームに手が届くようになった今,誰も海賊版を欲しいとは思わなくなりました。

4Gamer:
 今のお話を聞けて,こちらも少しホッとしました。
 では,角川ゲームスとの業務提携によって,何を一番期待していますか。

Holly氏:
 このプロジェクトを成功させることはもちろんですが,それ以上に重要なのは,中国企業と日本企業との提携による新しいビジネスモデルを構築し,それを継続して中国で成功させることです。

4Gamer:
 その第一歩として,まずは「STARLY GIRLS -Episode Starsia-」を中国において配信しますが,中国のユーザーに受け入れられるでしょうか。

Holly氏:
 今の中国市場では,日本や韓国など海外のコンテンツが流通するようになり,ユーザーの目も以前よりずっと肥えています。「STARLY GIRLS」について自信を持って言えることは,日本のメーカーが開発した純日本産のゲームを,中国のユーザーは大好きだということです。ゲームがヒットするかについてはさまざまな要因がありますが,頑張って広めていきたいと思います。

4Gamer:
 しかも今回はゲームの配信だけでなくアニメ化も発表されました。どのような制作体制になっているのか教えてください。

Holly氏:
 今回のアニメ制作に関しては角川ゲームスさんがプロフェッショナルですので,すべてそちらの判断に任せています。Alphaグループは製作委員会の一員として資金を提供するほか,中国のユーザーが何を好むのかといった点に関してはアドバイスもさせていただきます。

4Gamer:
 では最後に,Alpha Gamesの日本市場における今後の方向性についてお願いいたします。

Holly氏:
 Alphaグループとして今後やりたいことは,中国と日本との文化交流です。日本のコンテンツを中国で提供するだけでなく,中国のコンテンツを日本にもお届けしたい。長い目で見ると,国境というものはどんどん曖昧になっていきます。今の若者達にもっと隣の国に目を向けてもらえるような,面白いコンテンツの橋渡しをしていきたいと思っています。

4Gamer:
 それが実現できたら,今よりずっと素敵な世界になりそうですね。
 本日はありがとうございました。

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