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[TGS 2016]「KOF XIV」の“F式”やマッチングを修正するパッチは10月中にリリース。SNKプレイモアのトークショーをレポート
序盤で話題に上ったのが,一部で“わんぱく”と呼ばれている「THE KING OF FIGHTERS XIV」(以下,KOF XIV)のバランス調整について。本作は「“楽しく動かす”ことを優先して制作した」(石澤氏)うえ,「振り切るだけ振り切ったうえで調整」(小田氏)していく開発方針だったため,“わんぱく”なバランスになっているという。
また,バージョン1.02でデメリットが強化された回線切断ペナルティについて,さらに重くしていく方針とのこと。修正パッチの配信時期は10月中に予定されている。
なお,“覇王翔吼拳より強い鷹”と言われるナコルルのママハハについては,「若干わんぱくが過ぎた」とのことで,バランス調整の対象として考えられている模様だ。
また,当初は予定されていなかったDLCのリリースについて,希望する声が予想以上に多いため検討が行われているそうだ。今のところ,追加コスチュームは可能だと見込んでいるという。追加キャラクターについては,希望する声と「まだ現在のキャラクターをしっかり触りたい」という声が半々程度のため,現状では見送りとなるようだ。
なお,ソニー・インタラクティブエンタテインメントが行ったアンケートによると,追加キャラクターの出展元として希望が多いのは「サムライスピリッツ」シリーズであるとのこと。小田氏はそれを役員陣にアピールしており,さらに石澤氏はそれに便乗して企画を提案しているそうだ。
話題は「KOF XIV」のほか,以前のインタビューでも少し触れている「餓狼 MARK OF THE WOLVES 2」にも及んだ。一覧左下,カインの隣にいる帽子の少年は,カインのもとでロックの世話役を務める少年で,ボクシングスタイルで戦う予定だったとのこと。その隣の少女はジョー東の弟子だという。また,牙刀は「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のエンディングで視力を失っているため,すべてのグラフィックスパターンが眼を閉じている形に修正されている。
「餓狼 MARK OF THE WOLVES 2」は50%ほどまで開発が進められていたとのことで,ファンにとっては再開を望みたいところだろうが,ディスプレイの標準的な解像度が上昇した現在においては,ドット絵ベースのゲームを作るのは難しいという。
ただ,SNKプレイモア社内には旧SNKのIPを復活させようと野望を巡らせているスタッフが多数おり,一種の競争状態にあるとのことなので,「餓狼」ブランド自体の復活はあり得るのかも。
2017年には世界大会“THE KING OF FIGHTERS XIV WORLD CHAMPIONSHIP”の開催も予定されている「KOF XIV」。同大会については,詳細は明かされなかったものの,各地のパブリッシャと提携して大会を行い,最終的には各地の優勝者による決勝大会も開催したいとの意向も語っていた。
「THE KING OF FIGHTERS XIV」公式サイト
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