連載
推理力と会話力で勝利せよ。スマホ向け推理ゲーム「ブレインブレイク」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第693回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,相手との会話から「NGワード」を引き出すという頭脳バトルが楽しめる,一風変わったシステムのアドベンチャーゲーム「ブレインブレイク」(iOS / Android)を紹介しよう。本作の主人公は,ひょんなことから100億もの借金を背負ってしまった「田中一郎」。彼は借金返済のため,モンローと名乗る謎の美女の依頼で「ブレインブレイク」という番組に出場することになる……。
iOS版「ブレインブレイク」ダウンロードページ
Android版「ブレインブレイク」ダウンロードページ
プレイヤーの目的は,番組のマスターとして,挑戦者に「NGワード」を言わせること。対戦がスタートすると,3つのキーワードが「カードストック」として表示され,これを使って相手との会話を進めていく。相手との会話中に出てきたキーワードが新たなカードストックとして追加されるので,さらにカードを選んで会話を進め,最終的にNGワードを言わせれば勝利となる。
画面左上にあるゲージは「進捗度」となっており,NGワードに近づくと上昇するので,これを目安にしながら,カードストックを選んでいくといいだろう。
なお,ゲージの下に表示されているのは制限ターン数で,相手にNGワードを言わせることができないまま,これを超えてしまうとゲームオーバーとなる。
ゲージが上昇するということは次の一手につながるワードが出てきたということなので,じっくりと考えよう |
プレイヤー側のNGワードとも言える「OUTカード」も設定されており,これを選んでしまうと即ゲームオーバーとなる |
しかし,ただゲージが上昇するカードを選んでいけばいいというわけでもない。たとえば特定の順番でカードを出すことで引き出せる会話というものも存在するので,行き詰まったら発想の転換も必要だ。
最終的にカードストックの数はかなりのものになり,初見でクリアするのは至難の業。あきらめずにリトライしよう |
主人公が何かに気付くカットインが差し込まれたら,それは“王手”の合図。次の一手で相手のNGワードを引き出せる |
本作には全6ステージが用意されており,個性あふれるキャラクターが続々と登場する。そして,この番組の目的は何なのか……謎が謎を呼ぶ展開にも注目してほしい。
全体的な傾向は「覚えゲー」に近い印象なので,そのあたりは好き嫌いが分かれるかもしれない。とはいえ非常にシンプルなシステムながら,奥深い推理や,一筋縄ではいかない会話の展開などが独特の魅力を放っている作品だ。ぜひ一度プレイしてみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。