［TGS 2014］宇宙犬と力を合わせて宇宙ウサギを救い出せ！ 愛らしいデザインが気になってしまった「Lovers in a Dangerous Spacetime」プレイレポート

　東京ゲームショウ2014の日本マイクロソフトブースで出展されていたXbox One用ソフト「Lovers in a Dangerous Spacetime」を紹介してみたい。


　本作は，トロントを拠点に活動している独立系スタジオのAsteroid Baseが開発中のアクションゲームだ。公式サイトによるとXbox Oneのほか，SteamでPC版とMac版の配信が予定されている。近年のインディーズゲーム部門のアワードを多数受賞しており，知る人ぞ知るタイトルと言えるだろう。

　プレイヤーの目的は，宇宙船の操縦士となって銀河を航海しながら，さらわれてしまった宇宙ウサギ（space bunnies）を救出することだ。しかし，周辺には危険な生物やロボットが漂っているため，4基の砲台で攻撃したり，バリアを動かして防御したりすることで対抗しなくてはならない。
　宇宙船の内部は，中央の操舵室をはじめ，砲台やバリアを操作するための部屋などで構成されている。それぞれの部屋にキャラクターを移動させれば，宇宙船を動かしたり，砲台やバリアを操作できるという具合だ。


　本作は，オフラインの2人協力プレイに対応しており，それぞれのプレイヤーが力を合わせれば，宇宙船を移動させながら攻撃したり，砲台を撃ちながらバリアで防御したりといったことができる。ちなみに，現時点ではオンラインに対応する予定はないとのことだ。

　それでは，1人でプレイするときはどうなるのか。そこで活躍するのが宇宙犬（space-dog）である。賢いAIを搭載するこの相棒は，プレイヤーが部屋を指定すれば，自動的に移動してそれぞれの行動を遂行してくれるのだ。ただし，宇宙船を操縦することだけはできないので，操舵室を指定することはできない。
　また，主人にとても忠実であるためか，自らの意志で部屋から部屋に移動することはない。つまり，プレイヤーは状況に応じて，速やかに適切な部屋を指定してあげる必要がある。


　プレイヤーのすべきことは，基本的にはこれですべてだ。いたってシンプルではあるが，敵対勢力の波状攻撃はなかなか厳しいため，その愛らしいデザインに反して難度は高め。実際にはあれやこれやとやらなくてはならないことが多く，すぐにてんやわんやな状況になってしまう。その感覚は，同じように宇宙を舞台にしている「FTL: Faster Than Light」に通じるものがあるように思えた（関連記事）。

　なお，今回プレイできたステージは一つだけだったが，レイアウトはランダムとなっているようで，常に新鮮な体験を与えてくれる。最新トレイラーで確認できるだけでも，そのバリエーションは豊富で巨大エイリアンに遭遇するステージもあるようだ。発売日は未定となっているが，個人的に待ち遠しいタイトルである。

「Lovers in a Dangerous Spacetime」公式サイト