
プレイレポート
片手でモンハンらしいアクションを楽しめる「モンスターハンター エクスプロア」とは――「MHF-G感謝祭2014」に出展されていた体験版のプレイレポートを掲載
![]() |
本作はもともと,2013年の東京ゲームショウで「モンスターハンタースマート」として発表され,その後「モンスターハンター エクスプロア」に改称。“探検×ハンティングRPG”に生まれ変わり,2015年内には配信される予定だ。
今回は,「スマート」から「エクスプロア」に変わった本作がどのようなゲームなのか,体験版をプレイして確認できた情報をお伝えしよう。なお,本作は開発途中にある作品のため,正式配信までに内容などが変更される可能性もある。本稿はあくまでも体験版段階のレポートとなる点は,あらかじめご了承いただきたい。
![]() |
関連記事:
・「モンスターハンター フロンティアG」のオフラインイベント「誕生7周年 MHF-G感謝祭2014」が開催。ステージイベントや最新情報などをレポート「モンスターハンター エクスプロア」公式サイト
「探検×ハンティングRPG」を謳う「エクスプロア」では,プレイヤーはハンターとなり,秘宝の伝説と古代遺跡が残る群島を舞台に,モンスターを狩猟し,秘宝を見つけ出すことが目的になる。体験版では,片手剣と大剣が使用可能で,「ジャギィ」「ジャギィノス」「ジンオウガ」を狩猟するクエストがプレイ可能だった。
![]() |
![]() |
ハンターのアクションは,画面下にある武器アイコンがあしらわれた「バーチャルスティック」(仮想ゲームパッド)だけでほとんど行える。
バーチャルスティックをスライドさせるとハンターがその方向に移動し,タップすると攻撃が行える(溜め攻撃など武器固有のアクションは長押し)。回避はフリックで行える。ガードやアイテムの使用,後述する“狩技”を使うときは,画面内に配置されたボタンを押すことになる。なお,戦闘のあるフィールドでは,ハンターは移動時に自動で武器を収める。武器出し状態のまま移動するというアクションは(今のところ)省略されている仕様らしい。
バーチャルスティックの操作で小気味よいレスポンスが得られるかが心配だったが,実際にプレイしてみるとモンハンのキモとなる操作感はしっかりと再現されており,それが杞憂だったことがすぐに判明した。
攻撃ボタンがないので最初こそ戸惑ったものの,モンスターをダウンさせたら大剣で溜め斬りを狙ったり,片手剣で攻撃をしている最中に危険を感じたら回避で避けたりと,すぐに“モンハンらしい動き”が自然に出せるようになり,数分もたたずに狩猟に熱中していた。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
モンスターの動きもしっかりと再現されており,体験版のジンオウガの場合,連続前脚攻撃をはじめ,雷光虫を使った帯電行動や球電の発射など,その動きはシリーズ作品の登場時そのもの……といったら言い過ぎかもしれないが,それくらい違和感なくスマホの中で動き回っていた。
また,部位破壊ができたり,尻尾を切ることができたり,NPCのパートナーがハンマーで頭部を殴っていたらめまい状態になったりと,アクション面の再現度は高い。切り落とした尻尾に駆け寄ってみても,剥ぎ取りのアクションがなかったのは残念だったが。
![]() |
![]() |
そのほか,カメラは視点のロックオンが可能だ。任意のモンスターをタップしてロックオンすれば,カメラが自動でモンスターを追尾してくれる。大型モンスターの場合,尻尾や頭などの特定部位をロックオンできるようになっている。
![]() |
![]() |
体験版をプレイして,システム面で「エクスプロア」が“本家”と異なっていると感じたのは,順に説明していくが,「狩技(スキル)」「大型モンスターの体力/ダメージの可視化」「オートモード」「パートナー」といったところだ。
まず狩技は,モンスターに攻撃して画面右にある六角形アイコンのゲージを最大まで溜めると任意で発動できる,という仕様に(現状では)なっているようだ。大剣であれば強力な一撃を繰り出し,片手剣なら一定時間攻撃力をアップさせるというように,その種類は武器ごとに異なっていた。
武器カテゴリ内でも複数のスキルがあるのか,どの程度の威力なのかなど不明な部分も多いので,詳細は正式な発表を待ってほしい。
![]() |
![]() |
そして,シリーズファンの注目ポイントは,モンスターの体力や与えたダメージが可視化されているという点だろう。正式サービス時に実装されるかどうかは不明だが,体験版では付与ダメージは数値で,ジンオウガの体力はゲージで表示されていた。
同様に,狩猟や採集を自動で行ってくれるオートモードが実装されているなど,かなり大胆なアレンジも行われている。ちなみに,大剣使用時は溜め斬りを行うなど,戦闘時のAIはかなりしっかり作られているという印象だ。
AIでいうと,「エクスプロア」の狩猟では,NPCの「パートナー」を狩りに連れて行くことができる。体験版のパートナーはハンマーを装備しており,ジャギィの群れを蹴散らし,ジンオウガを気絶させるなど,こちらも見事な働きを見せていた。
そのほか,「エクスプロア」のフィールドは簡略化されており,エリアごとに採取をしたり小型モンスターを狩猟したりするという構成になっている。“エリアを行き来する”という要素は省略されており,1つのフィールド内でモンスターを狩猟するという仕組みだ。最後に待ち構えるボスモンスター狩猟を完遂するとクエストクリア,という流れになっていた。
![]() フィールドのサイズは闘技場より小さめの印象で,ボスモンスターがエリア移動をすることはない。モンスターがエリアを移動するたびに追いかけ回す必要がないのは,スマホ向けらしいアレンジといったところか |
![]() 採取は専用のフィールドとなっており,ハイライトされたポイントでバーチャルスティックをタップするだけというお手軽な仕様だ |
探検要素に関しては,フィールドで採取した珍しい虫を納品すると,秘宝を解放する「鍵」になるようなアイテムが入手でき,遺跡でこれを使うと秘宝が手に入る――という流れだった。この秘宝を何に使うのかなどは不明だが,クエスト後に挿入されていたイベントから推測するに,本作のストーリーに関わってきそうな雰囲気である。詳細は今後の情報公開を待ってほしい。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
今回「モンスタハンター エクスプロア」を体験したことで,スマホ向けの本格的なモンハンとして期待できそうな印象を受けた。
本作は既存タイトルの移植ではないものの,モンスターの攻撃をしのぎながら,隙を見つけて攻撃するというアクション性と操作感は「モンスターハンター」シリーズのそれに近く,エッセンスはしっかりと採り入れられている。“スマホで遊べるモンスターハンター”という表現がしっくりくる作品と言えるだろう。
正式サービス時の“完成形”がどうなるかはまだ分からないが,モンハンファンは要チェックの作品になりそうだ。
「モンスターハンター エクスプロア」公式サイト
- 関連タイトル:
モンスターハンター エクスプロア
- 関連タイトル:
モンスターハンター エクスプロア
- この記事のURL:
キーワード

(C)CAPCOM CO., LTD. 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2015 ALL RIGHTS RESERVED.

モンスターハンター エクスプロア 公式ガイドブック~上級ハンターへの道~ (GameLife BOOKS)
価格:¥2,952円
- 本
- 発売日:1970/01/01
モンスターハンター:ワールド - PS4
価格:¥1,900円
- ビデオゲーム
- 発売日:2018/01/26
モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
価格:¥3,214円
- ミュージック
- 発売日:2018/02/14
モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.
価格:¥7,500円
- ビデオゲーム
- 発売日:2017/08/25