［TGS 2013］「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」がセガブースでプレイアブル出展。リンクスクラッチ/ダブルスクラッチでリズムゲームがより面白く

　東京ゲームショウ2013会場のセガブースに，「初音ミク」関連のリズム/ダンスゲームがずらりと並んだ一角がある。そこにプレイアブル出典されていたタイトルの一つである，「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」（PS3 / PS Vita）を紹介しよう。

　本作は，2012年8月に発売された「初音ミク -Project DIVA- f」，および2013年3月に発売された「初音ミク -Project DIVA- F」に，さまざまな新要素を追加したシリーズ最新作で，2014年の春にリリース予定となっている。今回プレイアブル出展されていたのはPS Vita版だ。

　基本システムは前作からほとんど変わっておらず，画面内に出現するターゲットにアイコンが重なった瞬間にボタンを押して，スコアを稼いでいく。楽曲に合わせて踊る初音ミクや美麗な画面演出は，PS Vitaの性能をフルに発揮した“f”クオリティ。前作と同様，画面内の初音ミクを眺めているだけでも楽しめる仕上がりになりそうだ。

　もちろん，登場キャラクターのモジュール（着せ替えアバター）を集める要素も健在だ。ストイックにハイスコアを目指すだけでなく，もっと緩く，それこそ初音ミクをただただ愛でるようなプレイでも，継続して遊びたくなる仕組みである。

　今回のプレイアブルバージョンの楽曲は，シリーズ初収録となる新規曲「アカツキアライヴァル」と，「ロミオとシンデレラ」「カラフル×メロディ」の3曲から選べる。

　本作では新たな操作として，ラインでつながれた☆に合わせて画面をこする「リンクスクラッチ」と，2か所を同時にこする必要がある「ダブルスクラッチ」が追加された。
　これらを実際に体験してみると，指先のみならず“手”を定位置から動かすので最初は戸惑ったのだが，画面上のどこをスクラッチしてもOKということに気付くと，思いのほか簡単に操作できる。指先だけでなく手も一緒に動かすことで，より楽曲にノれるような気になってしまうから不思議なものだ。

アカツキアライヴァル

ロミオとシンデレラ

カラフル×メロディ

　なお，前作をプレイしている人には説明不要だろうが，PS3版ではスクラッチではなく，アナログスティックをはじく“フリップ”で操作することになる。スクラッチ/フリップ操作は前作にも存在したが，リンク/ダブルスクラッチという新要素の追加により，リズムゲーム部分がよりエキサイティングなものになっているのは間違いない。腕に自信のある人は，ぜひTGS 2013会場のセガブースで確認してみてほしい。セガブースで本作をプレイすると，初音ミクの特製ステッカーがもらえるので，9月21日/22日の一般公開日に訪れるファンはお忘れなく。

「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」公式サイト

おまけ

ブースにいたミクさん