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印刷2017/12/08 14:24

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NVIDIA,Volta世代初のグラフィックスカード「TITAN V」を発表。ディープラーニング向け

 北米時間2017年12月7日,NVIDIAは,GPUアーキテクチャ「Volta」世代初のグラフィックスカード「NVIDIA TITAN V」(以下,TITAN V)を発表した。直販ページ「NVIDIA store」では2999ドル(税別)で販売開始済み。正規の手段で日本から購入する方法はないため,どうしても購入したい場合は北米の転送業者などを使うしかない。


 TITAN Vは,現地時間12月4日から米カリフォルニア州ロングビーチで開催されているConference on Neural Information Processing Systems(ニューラル情報処理システムに関する国際会議:NIPS)に合わせて発表されたものだ。発表のタイミングと場所から想像できるように,NVIDIAは本製品をAI研究者向けの製品と位置づけている。

TITAN Vの製品イメージ。基本的にはTITAN Xシリーズ(やGeForce GTX 10シリーズのFounders Edition)と同じ見た目だが,TITAN Xシリーズで銀色のところがこちらは金色になっているように見える。そして何と言っても注目は,DisplayPort出力が3基,HDMI Type A出力が1基あるところだ
Volta(開発コードネーム)

Tesla V100
Volta(開発コードネーム)
 NVIDIAのプレスリリースによると,TITAN Vが搭載するVoltaは,TSMCの12nm FinFETプロセス技術を用いて製造され,210億トランジスタを集積するとのことだが,このスペックは,Voltaベースの数値演算アクセラレータ「Tesla V100」が搭載するGPU「GV100」と同じ。CUDA Core数が5120基,テクスチャユニット数320基という仕様も,すでに公開されているGV100のスペックと変わらない。
 動作クロックはベース1200MHz,ブースト1455MHz。組み合わせてあるグラフィックスメモリは総容量12GBのHBM2で,メモリバス帯域幅は652.8GB/sに達する。
 Tesla V100だと総メモリ容量16GB,メモリバス帯域幅は900GB/sなので,メモリ周りはTesla V100を下回ることになるが,これはTITAN Vだとメモリインタフェースが3072bit,Tesla V100は4096bitという違いによるものだ。GV100を採用しつつ,HBM2のチャネル数を1つ減らす(=HBM2 1チャネル分の不良を許容する)ことで,コストを約3000ドルに抑えているということなのだろう。

 カードのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)に関する情報は明らかになっていない。ただ,上に示した製品イメージで,補助電源コネクタが8ピン+6ピンになっていることからすると,Tesla V100と同程度の300W前後だと思われる。

 なおNVIDIAは,TITAN Vについて「110 TFLOPSの演算性能を持ち,前世代に対して9倍の性能を持つ」というアピールを行っている。
 ここで注意が必要なのは,この「110 TFLOPS」というのが,ディープラーニング性能を示す「Tensor FLOPS」であることだ。Tesla V100の公式理論性能値が112 Tensor FLOPSなので,それとさほど変わらない性能を持つという理解でいいはずだ。

 「前世代とは何か」というのも気になるところだが,おそらくはPascal世代の「NVIDIA TITAN Xp」に対してということのようだ。
 GV100でNVIDIAは,行列演算に特化した総数640基のプロセッサコア「Tensor Core」(テンサーコア)を搭載した。なので,Tensor Coreを持たないPascal世代のGPUに対して9倍速いというのは,ある意味で驚きでも何でもない数字だったりもする。

 いずれにしても,TITAN VはVoltaベースとして初のグラフィックス製品であり,それだけでも4Gamer的には大きな価値があると言えるだろう。
 GV100を載せていることからして,ゲーマー向けの製品でないのは明らかで,またグラフィックス性能も未知数だが,Volta世代のGPUがゲームの世界に向けて着々と歩みを進めている証としては記憶しておきたいカードだと言える。

TITAN Vに関するNVIDIAのプレスリリース(英語)

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