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クラシックダンジョンX2公式サイトへ
  • 日本一ソフトウェア
  • 発売日:2011/03/24
  • 価格:パッケージ版:4179円(税込)
    ダウンロード版:3000円(税込)
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エディット機能の進化や新たなランジョンの追加。やり込み要素も大幅にアップしたシリーズ最新作「クラシックダンジョンX2」の魅力を紹介
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印刷2011/04/02 12:10

プレイレポート

エディット機能の進化や新たなランジョンの追加。やり込み要素も大幅にアップしたシリーズ最新作「クラシックダンジョンX2」の魅力を紹介

 日本一ソフトウェアは3月24日,PSP向けアクションRPG「クラシックダンジョンX2」(以下,X2)を発売した。価格はパッケージ版が4179円,ダウンロード版が3000円(どちらも税込)となっている。

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「クラシックダンジョンX2」公式サイト


 本作は,2010年2月に発売されたPSP用アクションRPG「クラシックダンジョン 〜扶翼の魔装陣〜」の続編だ。職業が10種類,武器が6系統に増えているほか,新たなランジョン(ランジョンに関しては後述する)として「ネオジョン」「サンジョン」が追加されているなど,大幅なボリュームアップを遂げているのが特徴だ。さらに,キャラクターのアニメーションや装備品が描ける「アドバンスドモード」が追加され,エディット機能が大きく拡張されている点も見逃せない。
 本稿では,X2の新要素の紹介を中心に,ゲームを実際にプレイした印象をお伝えしていこう。まだ購入を検討している最中だという人は,ぜひ参考にしてほしい。


“クラシック”な部分はグラフィックスだけじゃない

ゲーム部分も古き良きアクションRPGのスタイルを踏襲


 さまざまな人々が,さまざまな世界から訪れ,さまざまなダンジョンを冒険する箱庭世界「マノアカズ」。ここには出口がなく,入ったら二度と出られないといわれている。プレイヤーである主人公は,そんなマノアカズに迷い込んだ者の一人である。

グラフィックスは,一定以上の年齢層にとっては懐かしく,若いゲーマーにとってはむしろ新鮮かもしれない8ビットスタイル。ゲーム内のテキストには尖ったユーモアが見え隠れしている
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 8ビットマシン向けゲームを彷彿させる2Dのドット絵が特徴的な本作。ゲームのジャンルとしては,「ゼルダの伝説」や「イース」シリーズに代表されるような2DトップビューのアクションRPGとなっており,○ボタンで攻撃,△ボタンで魔法/スキル,□ボタンでガード,Xボタンでジャンプ,Rボタンを押しながら移動するとダッシュ……といった感じでキャラクターを操作できる。

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 ゲームの流れは,最初に主人公をキャラクターメイクし,冒険の拠点となるマノアカズで,「しゅやく」「わきやく」の設定,魔方陣,武器/防具の調整などを行うところから始まる(これらについては後述を参照)。
 そして準備が整ったら,ダンジョンでの冒険が待っている……のだが,本作はゲームデザインこそシンプルなものの,決してゆる〜い難度ではないので,軽くマニュアルに目を通すことを含め,準備をしっかりとしておこう。
 ……なんて書いてしまうと,初心者お断りのゲームのように思えるかも知れないが,もちろん最初から高難度なわけではない。序盤では初心者でも簡単にクリアできるお試しステージが用意されているので,シリーズ未経験という人でも,序盤から攻略に行き詰まることはまずないだろう。ただゲーム中盤以降,攻撃一辺倒では攻略しきれない場面にぶちあたるはずなので,たまには防御のことも思い出してあげてほしい。

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 本作を実際にプレイしてみてまず思ったことは,先述したようにゲーム性が非常にシンプルであるという点だ。昨今のアクションゲームと比べ,使うボタン数はそれほど多くないので,アクションゲームが嫌いな人でないならすんなりとプレイできるはず。グラフィックス面でのレトロテイストが注目されがちな本作だが,ゲームシステムに関しても,古き良きアクションRPGのテイストを受け継いでいるように思える。


「しゅやく」「わきやく」「魔装陣」

本作ならではのシステムを理解し,楽しいキャラ育成を



 キャラクターを育成する楽しさも,X2の魅力の1つだ。中でも,職業ごとに用意されているジョブスキルの存在は,キャラクターの個性だけでなく,ゲーム攻略そのものにも影響を及ぼす重要な要素である。
 スライディングした際の距離が通常よりも伸びる「戦士」の「ロング・スライ」,SPを前借りし,SPを通常より早く回復できる「呪術師」「魔術師」の「SP借金回復」,通常のモンスターよりも手強い黒色のモンスターに強大なダメージを与える「忍者」の「黒モン殺し」,草地や炎の上やネバネバした地形などもスムースに移動できる「レンジャー」の「草炎ネバ歩き」などなど,本作には多種多様なジョブスキルが存在する。これらジョブスキルの特性によって,プレイ感覚やダンジョン攻略の手間などが大きく変化するので,いろいろ試しつつ,お気に入りの職業を探してみよう。

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 また本作には,「しゅやく」と「わきやく」という,それぞれ特性の異なるキャラクターの役割が用意されている。プレイヤー自身が操作するのが「しゅやく」,「しゅやく」を守るための盾とも言うべき存在が「わきやく」だ。
 そしてダンジョンへ赴く際には,「しゅやく」にさまざまな恩恵を与える「魔装陣」の設定を忘れてはならない。魔装陣を利用すれば,魔装陣そのものの効果や,わきやくの能力を付与する効果,アーティファクトの効果などで,「しゅやく」の能力をアップさせることができる。基本的にダンジョンへは「しゅやく」1人で赴くことになるため,魔装陣のサポートは絶対に受けておきたいところだ。ゲームに慣れてきたら,魔装陣に配置するわきやくやアーティファクトをアレコレと工夫し,状況に応じた効果を発生させられるよう頑張ってみよう。
 ちなみに「しゅやく」(操作可能なキャラ)は,魔装陣画面でいつでもで変更が可能だ。「しゅやく」と「わきやく」ではレベルアップ時のステータス上昇に違いがあるので,ときには「しゅやく」を変更して,計画的にキャラクター達を育成していくといいだろう。

RPGではお馴染みの施設である武器屋,防具屋ももちろん登場。本作ではメニュー画面から武器防具が購入できる
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文字どおり“自分だけのキャラ”が作れること請け合いの

充実したエディット機能を活用せよ


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 「クラシックダンジョン」では,性別,名前,職業,キャラの外見などが自由に設定できる。これらの機能は,昨今のゲームにおいてはそれほど珍しいものではないが,X2で搭載された「エディットモード」では,「おえかき」機能を活用することで,キャラクターのダウン時の表情や,歩く/走る等の移動アニメーション,そして装備品の見た目まで,自由にエディットできる。キャラクターメイキングの自由度の高さを評価する際,「自分だけのキャラクターが作れる」と表現することがあるが,その言葉はX2のエディット機能にこそ相応しい。ドット打ちに自信がある人は,ぜひ挑戦してみよう。

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やり込み要素満載の「ネオジョン」「サンジョン」



 本作ではある程度ストーリーを進めていくと,「ランダムダンジョン(ランジョン)」へ行けるようになる。ランジョンには「ネオジョン」と「サンジョン」の二種類があり,それぞれ特徴が異なっている。
 ネオジョンは,フロアにあるゲートをくぐって最下層の地下99階を目指すランジョンだ。ゲートをくぐると次のフロアの様子やモンスターの強さが変わるので,腕試しにはもってこい。深く潜れば潜るほど,レアアイテムの出現率も高くなっていくので,キャラクターレベルと相談しつつ積極的にチャレンジしたい。
 ちなみにゲートには,くぐると敵が強くなったり良くないことが起きたりする「あくまのゲート」,HPが回復するなどのの良いことが起こる「てんしのゲート」,階層をワープして移動できる「ワープのゲート」があるので,ゲートを見つけたらきちんと確認してからくぐること。もっとも「あくまのゲート」なんて,あからさまにヤバそうな感じのデザインなので,間違えることはないだろうけれど。

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 一方の「サンジョン」は,「ノーマル」「カオス」「ヘブン」のランジョンを往来しつつ,各地下の99階を目指すランジョンだ。「ノーマル」は至って平凡なランジョンで,渡り廊下から「カオス」に移動できる。言ってみれば,いつもの散歩コースというところだ。「カオス」は,レアなアイテムを入手しやすい分敵が強くなっているという,天国と地獄がミックスされたようなランジョン。そして「ヘヴン」は,レアな装備品が入手しやすい極楽浄土のようなランジョンだ。粘りまくってレアアイテムを集めまくろう。
 このように本作には,ストーリーと直接は関係ないものの,経験値稼ぎやレアアイテムの入手に役立つさまざまなダンジョンが存在している。目的や状況に応じて,これらのダンジョンを使い分けられるようになれば,キミも立派な冒険者である。

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 シンプルなアクション性と奥の深いカスタマイズ要素,そしてランジョンが生み出す圧倒的なやり込み要素と,携帯ゲーム機向けアクションRPGとしてはスキのない仕上がりを見せている「クラシックダンジョンX2」。レトロゲームファンだけでなく,アクションRPGファン全般にオススメできる作品と言えるだろう。
 ちなみに日本一ソフトウェアは,日本ファルコムの「イース」や「英雄伝説」シリーズ,IKa氏が手がける人気コミック「P.S.すりーさん」などに関連する,おえかきデータやBGMデータを配信している。今後も,5pb.から発売予定の「ファントムブレイカー」や「長谷川明子」さんとのコラボレーションデータが配信予定となっているので,本作はノーマークだったという人も,ぜひ公式サイトでコラボ情報をチェックしてみてほしい。

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「クラシックダンジョンX2」公式サイト

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