2011年11月29日23:00,NVIDIAは,「
GeForce GTX 560 Ti」(以下,GTX 560 Ti)の「
ホリデーシーズン向け数量限定モデル」とされる「
GeForce GTX 560 Ti with 448 Cores」(以下,GTX 560 Ti 448)を発表した。GTX 560 Tiの通常モデルだと,CUDA Core数は384基。それに対して今回の限定モデルは
448基なので,CUDA Core数が約17%増えたことになるわけだ。
北米市場における搭載カードの市場想定売価は289ドル。ASUSTeK ComputerとEVGA,Gainward,GIGA-BYTE TECHNOLOGY,InnoVISION Multimedia,MSI,Palit Microsystems,ZOTAC Internationalから,
29日以降,順次発売になる予定となっている。……ただし,北米地域と欧州の一部地域だけで。
GTX 560 Ti 448を取り扱うグラフィックスカードベンダー各社と,展開予定の市場。アメリカ合衆国とカナダ,イギリス,フランス,ドイツ,ロシアと北欧(おそらく3か国)のみとなっている
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そう,今回のGTX 560 Ti 448は,あくまでも,ホリデーシーズンという概念が存在する国がターゲットとなるようなのだ。日本にも年末商戦自体はあるのだが,ホリデーシーズンという呼ばれ方をしていないためか,今回,販売地域に入っていない。
NVIDIA Japanも「国内のパートナーから登場する予定はない」と断言しているので,今回の限定版は,海の向こうの話として捉えておくほかなさそうである。
ちなみに,記憶力のいい読者は憶えているだろうが,GTX 560 TiというGPUは,「GF114」と呼ばれるGPUコアのフルスペック仕様であり,これ以上はCUDA Core数を増やせない。そのためGTX 560 Ti 448では,「GF110」コアをベースに,32基のCUDA Coreや4基のテクスチャユニットなどからなる「Streaming Multi-processor」(以下,SM)を2基削減したものになっている。
下の
表は,GTX 560 Ti 448とGTX 560 Ti,そして「
GeForce GTX 570」(以下,GTX 570)の主なスペックを比較したものだが,ご覧のとおり,GTX 560 Ti 448のスペックは,GF110コアをベースとするGTX 570により近い。
日本に住む我々からすると,「どう見ても“GTX 570 LE”なのにGTX 560 Ti型番で,またいたずらに市場を混乱させそうなGPU」が登場しなくて一安心といったところか。一部の地域でしか売らないなら,世界規模で発表してくれなくてもよかったような気はするが。
NVIDIAが示したGTX 560 Ti 448の性能指標。「Battlefield 3」や「Batman: Arkham City」で,GTX 570より若干低い程度のフレームレートを確保できるという
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