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Microsoftが「Games for Windows Marketplace」のサービスを北米でスタート。果たして巨人「Steam」を脅かす存在になるか
ダウンロードコンテンツ(DLC)や無料ゲームを含めて,現在130タイトル以上のゲームソフトがラインナップされているが,日本からアクセスすると“Coming Soon”の文字が表示されてしまい,残念ながらまだゲームの購入はできない。
「Games for Windows Marketplace」公式サイト
ともあれ,Games for Windows Marketplaceの正式サービス開始を記念したセールスも合わせて行われている。毎日特売商品が変わる「デイリースペシャル」では,「Grand Theft Auto IV」が,定価19.99ドルのところ,40%引きの11.99ドルで販売されており,また,「ウィークリースペシャル」では定価9.99ドルの「Osmos」が,75%引きの2.49ドルで販売されている。
筆者の連載,「奥谷海人のAccess Accepted」の第281回「デジタル販売システム『Steam』に強力なライバル出現」でも書いたように,「Steam」や「Impulse」などと異なり,クライアントソフトをダウンロードすることなく手軽にゲームが買える点がGames for Windows Marketplaceのウリだ。とはいえ,ラインナップを見る限り,これといったキラータイトルは見あたらず,ほかのサービスで行っている特価セールと比べて魅力的な値引きが行われているわけでもない。
「とりあえずスタート」という雰囲気は確かにあるものの,現在デジタル配信サービス市場の7割以上を押さえているといわれる巨人,Steamを脅かす存在になるかどうかは,Microsoftの今後の取り組みと本気度にかかっている。
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