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GeForce GTX 400
  • NVIDIA
  • 発表日:2010/03/26
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3万円のカード2枚で,パフォーマンスはどこまで上がるか。「GeForce GTX 465」SLI動作検証
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印刷2010/06/12 10:00

テストレポート

3万円のカード2枚で,パフォーマンスはどこまで上がるか。「GeForce GTX 465」SLI動作検証

GeForce GTX 400
 発表に合わせて,ZOTAC International製の搭載カード「ZOTAC GTX465 1GB 256BIT DDR5」(型番:ZT-40301-10P,以下 ZOTAC GTX 465)のレビューを掲載し「GeForce GTX 470」(以下,GTX 470)からの性能低下は大きいものの,Fermiアーキテクチャを採用した最下位モデルとしては,かなり扱いやすくなったと評した「GeForce GTX 465」(以下,GTX 465)。
 4Gamerでは,そんなGTX 465カードをもう1枚,今度はMSIの日本法人であるエムエスアイコンピュータージャパンからも貸し出してもらうことができた。そこで今回は,2枚を使った2-way NVIDIA SLI(以下,SLI)構成時のパフォーマンスをチェックしてみたいと思う。
 実勢価格2万9000〜3万2000円程度(※2010年6月12日現在)というカードを2枚使うことで,どこまで最上位クラスの製品に迫れるか,見てみようというわけだ。

GeForce GTX 400
ZOTAC GTX465 1GB 256BIT DDR5(ZT-40301-10P)
メーカー:ZOTAC International
問い合わせ先:アスク(販売代理店) info@ask-corp.co.jp
実勢価格:2万9000〜3万円程度(※2010年6月12日現在)
GeForce GTX 400
N465GTX-M2D1G
メーカー:MSI
問い合わせ先:エムエスアイコンピュータージャパン Tel 03-5817-3389
実勢価格:3万1000〜3万2000円程度(※2010年6月12日現在)
 

ZOTAC+MSIで2-wayのSLIシステムを構築し

GTX 480やHD 5970と比較


 エムエスアイコンピュータージャパンから借りたカードの製品名は「N465GTX-M2D1G」。ZOTAC GTX 465と同様,NVIDIAのリファレンスデザインを採用した製品である。CUDA Core数が352基のGPUを搭載し,256bitインタフェースで容量1GBのグラフィックスメモリと接続され,さらに動作クロックがコア607MHz,シェーダ1215MHz,メモリ3206MHz相当(実クロック801.5MHz)という点もリファレンスどおりだ。そのため,「そもそもGTX 465とはどんなGPUなのか」については,先に掲載のレビュー記事をチェックしてほしいと思う。

Release 256世代のグラフィックスドライバで,NVIDIAコントロールパネルのSLI関連設定はグラフィカルになった
GeForce GTX 400
 2枚のカードでSLI構成を行うに当たって用意したシステムはのとおり。プライマリをZOTAC GTX 465,セカンダリをN465GTX-M2D1Gとして利用することにした。
 比較対象として用意したのは,GeForce GTX 400シリーズ最上位の「GeForce GTX 480」(以下,GTX 480)と,ATI Radeon HD 5000シリーズ最上位のデュアルGPUソリューション「ATI Radeon HD 5970」(以下,HD 5970)だ。2010年6月12日現在の実勢価格は,前者が4万9000〜6万円程度,後者が6万6000〜8万円程度なので,3万円前後のカード2枚が,これらとどう渡り合うかがポイントとなる。


 グラフィックスカード以外のテスト環境は,先のGTX 465レビュー時から変更していないため,GTX 465シングルカード構成時のデータは,同レビュー記事から基本的に流用。ただし,今回はより高い解像度環境における比較を行うべく,先の記事で選択した1680×1050&1920×1200ドットに加え,2560×1600ドットでもテストすることにした。当該解像度におけるGTX 465シングルカードのデータは,当然ながら新規に計測したものだ。

Rampage III Extreme

X58搭載のゲーマー&OCer向けマザーボード
メーカー:ASUSTeK Computer
問い合わせ先:ユニティ(販売代理店) news@unitycorp.co.jp
実勢価格:4万5000〜4万7000円程度(※2010年6月12日現在)
GeForce GTX 400
 テスト方法も先のレビュー記事と同じで,4Gamerのベンチマークレギュレーション9.2から「Crysis Warhead」「Left 4 Dead 2」「ラスト レムナント」のテストを省略する一方,「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」(以下,STALKER CoP)の公式ベンチマークテストから,DirectX 11モードを追加している。
 なお,テストに当たっては,組み合わせるグラフィックスカードによって“効き具合”が異なることを避けるため,CPUの自動オーバークロック機能である「Intel Turbo Boost Technology」をBIOSから無効に設定。「Intel Hyper-Threading Technology」は有効にしたままとする。

 GTX 465のSLI動作については以後,文中,グラフ中とも「「GTX 465[SLI]」と表記して,シングルカード動作時と区別するので,この点もあらかじめお断りしておきたい。


SLI動作時もDX11で強さを見せるGTX 465

高解像度&高負荷設定で真価を発揮


 さっそくテスト結果の考察に入ろう。グラフ1,2は,定番のベンチマークソフト「3DMark06」(Build 1.2.0)実行結果である。
 GTX 465[SLI]とGTX 465とを比べてみると,最も描画負荷の低い1680×1050ドットの「標準設定」で,両者のスコア差は13%。一方,最も描画負荷の高い2560×1600ドットの「高負荷設定」だと,73%にまで広がった。GTX 465[SLI]も,SLI構成の常として,真価を発揮するのはグラフィックス負荷の高い環境ということになりそうだ。
 最上位製品2モデルとの比較だと,GTX 480比で2〜13%高いスコアを示すものの,HD 5970には最大で13%置いて行かれた。3DMark06においては,HD 5970のポテンシャルが光る。


 続いては,DirectX 11モードで実行したSTALKER CoPの公式ベンチマークソフトにおいて,用意されている4シークエンス,「Day」「Night」「Rain」「SunShafts」の結果をそれぞれまとめたものになる。
 グラフ3は標準設定におけるテスト結果だが,ここで印象的なのは,グラフィックス負荷の高いテスト設定において,GTX 465[SLI]が,GTX 465の2倍近い,驚異的なスコア上昇率を示している点だ。

※グラフが縦に長くなりすぎるため,縮小版を掲載しました。グラフ画像をクリックすると,別ウインドウで拡大版を表示します
GeForce GTX 400

 そして,高負荷設定における結果がグラフ4となるが,総合的に見て,GTX 465[SLI]がHD 5970よりも高いスコアを示している点は注目すべきだろう。マルチGPU構成に最適化され,かつDirectX 11に強いFermiアーキテクチャの強みが顕著に出ていると述べてよさそうだ。

※グラフが縦に長くなりすぎるため,縮小版を掲載しました。グラフ画像をクリックすると,別ウインドウで拡大版を表示します
GeForce GTX 400

 DirectX 9世代のFPSである「Call of Duty 4: Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)だとどうか。グラフ5,6でGTX 465[SLI]とGTX 465を比べてみると,2倍ものスコア差がついている。
 ちなみにCall of Duty 4は,テクスチャユニット数がベンチマークスコアを大きく左右する傾向にあるので,44基×2のGTX 465[SLI]が60基のGTX 480に対して大きな差を付けるのも順当といったところ。ただし,GeForce GTX 400シリーズが抱える,DirectX 9環境での弱さは,GTX 465[SLI]でも露呈しており,HD 5970にはまったく歯が立たなかった。


 続いてDirectX 10世代のタイトルとなる「バイオハザード5」だと,GTX 465[SLI]は,HD 5970ばかりか,GTX 480にも置いて行かれる場面が目立った(グラフ7,8)。置いて行かれるのは解像度1920×1200ドット以下だが,逆にいうと,バイオハザード5でGTX 465[SLI]のメリットが得られるようになるのは,2560×1600ドットからということになるわけだ。


 グラフ9,10に示したのは,DirectX 11モードで実行した「Colin McRae: DiRT 2」(以下,DiRT 2)のテスト結果となるが,ここでは二つの見方ができる。
 一つは,GTX 465との比較で,GTX 465[SLI]が65〜93%という,大幅なスコアの引き上げを実現していること。GTX 465[SLI]はHD 5970に対して最大で18%高いスコアを示しており,STALKER CoPのテスト実行時と同じように,DirectX 11モードでの強さも確認できよう。

 もう一つは,2560×1600ドットで,GTX 465[SLI]とHD 5970のスコア差がなくなり,高負荷設定ではわずかながら逆転を許していることだ。GTX 465というGPUの足回り……というか,メモリ周りの弱さを露呈した格好である。



消費電力は(当たり前だが)大幅に増加

GPUコア温度はシングルカード構成時と変わらず


 SLI構成ということで気になる消費電力を,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」からチェックしてみよう。
 OSの起動後30分間放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,各タイトルごとの実行時として,そのスコアをまとめたものがグラフ11になる。

 やはりというか何というか,GTX 465[SLI]の消費電力は,GTX 465比で大幅に増加してしまった。実行するアプリケーションによって159〜200Wとバラつきはあるものの,最大消費電力200Wという公称値の枠内で,きっちりカード1枚分,消費電力が上がっている計算だ。
 先のレビューで,消費電力的に上位モデルよりも扱いやすくなったとしたGTX 465であるものの,SLI動作させるに当たっては,電源ユニットの選択に,かなりの配慮が必要になるだろう。


 グラフ12は,3DMark06の30分間連続実行時を「高負荷時」としつつ,アイドル時ともども,TechPowerUp製GPU情報表示ツールである「GPU-Z」(Version 0.4.2)から計測した結果になる。
 システムは,バラック状態で,室温21℃の環境に置いているが,GTX 465[SLI]を構成する2基のGPUの温度は,シングルカード構成時と変わらない。マザーボードにASUSTeK Computerの「Rampage III Extreme」を利用したことで,2枚のGTX 465カード間に1スロット分の余裕が生まれているのが,功を奏したのだろう。



トータルバランスはHD 5970に軍配だが

もう少し安くなれば一つの手段になり得る


 GTX 465[SLI]のパフォーマンスは概ね良好だが,やはりDirectX 11特化型GPUコアを採用する宿命か,DirectX 9&10世代のタイトルを前にすると,GTX 480やHD 5970に届かない場面が見られた。また,消費電力が大幅に増えてしまうのも懸念材料で,トータルバランスではHD 5970に分がある。少なくとも,“デュアルGPUソリューション”としての完成度で,HD 5970の牙城を崩すまでには至っていない。

 ただ,GTX 465には,3万円を切る価格で販売される例が増えてきているという好材料もある。あともう少し価格が下がってくれば,「DirectX 11対応ゲームを,高解像度かつ現実的な発熱環境でプレイできる選択肢」として,GTX 465[SLI]というのも現実味を帯びてくるのではなかろうか。
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