本日(1月23日),東京・品川インターシティホールにて,「『龍が如く3』完成披露会」が開催された。題名どおり,2月26日発売予定のPLAYSTATION 3用ソフト「
龍が如く3」の完成を報告する本イベントには,総合監督の名越稔洋氏はもちろん,主人公「桐生一馬」役の
黒田崇矢さんをはじめ,
渡 哲也さん,
藤原竜也さん,
泉谷しげるさん,
高橋ジョージさん,
宮迫博之さん,
宮川大輔さん,
椿姫彩菜さんといった豪華キャスト陣もゲストとして登場。「龍が如く3」について語ってくれたので,その模様をお伝えしていこう。
まるで映画やドラマの発表会?
渡 哲也さんはじめ豪華キャスト陣が勢揃い!
龍が如くシリーズの総監督である名越稔洋氏
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最初にステージに上がりマイクを取ったのは,龍が如くシリーズの総監督である名越氏。4年前,さまざまな挑戦を背負って誕生した「龍が如く」というちょっと変わったネーミングのタイトルは,名越氏によれば,“日本人以外は分からなくてもいい”“女子供は近づくな”という大胆なコンセプトを持って作られたという。名越氏は,「龍が如く」がヒットしなければゲーム作りを辞めようとさえ思っていたが記録的なヒット作となり,今回「龍が如く3」の完成披露会を開けてとても幸せであるとコメントした。
黒田崇矢さん
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名越氏の挨拶のあと,「龍が如く3」のトレイラーが上映され,いよいよ同作のキャスト陣が登場。
まずステージに上がったのは,桐生一馬役を務める黒田崇矢さん。黒田さんは,桐生一馬は自身にとってこれ以上の代表作はないといえる役であり,また一人のファンとして,「龍が如く3」の完成を楽しみにしていたとコメント。また,「ファミレスで台本を読んでいたとき,自分でも知らず知らずのうちに涙を流していました。本を読んで涙を流したのは初めてです」と語っていたのが印象的だった。
左から宮川大輔さん,泉谷しげるさん,藤原竜也さん
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そしてお次は,沖縄ヤクザ組長の名嘉原 茂役の泉谷しげるさんと,その舎弟である島袋力也役の藤原竜也さん,幹夫役の宮川大輔さんの3人が登壇。
収録の感想を聞かれた藤原さんは,「ゲームの収録は初めての経験でしたが,映画や舞台とは違う楽しさがありました」とコメント。藤原さんの家族も龍が如くシリーズのファンで,家族にもすごく喜んでもらえたこと,すばらしいキャストに恵まれていい出会いと仕事をさせてもらえたことなどを語っていた。
幹夫役の宮川さんは,「太っている役だったので,どういう声でやればいいのか悩みました。家でティッシュを口に詰めて喋ってみたりしました」と語っていた。また,幹夫の容姿が太めだったのがよほど残念だったのか,次があるならもうちょっと痩せた役をやりたいともコメントしていた。
組長役の泉谷さんは,沖縄が好きだからいい役だと思ってがんばって収録したのに,半年くらいあとに,監督に全部録り直しって言われたと愚痴って会場の笑いを誘ったが,これには隣にいた名越氏も苦笑い。名越氏によれば,セリフを一言二言くらい追加収録をお願いしたら,泉谷さん自身が全部の録り直しを希望したとのこと。それを聞いた司会者が「作品に対する熱意がすごいんですね」と言ったところ,泉谷さんはすぐさま「一言二言じゃねえだろ!」と,照れ隠しなのかツッコミを入れていた。
宮迫博之さん
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次に登場したのは東城会の幹部である浜崎 豪を演じた高橋ジョージさんと,同じく幹部の神田 強を演じた宮迫博之さんの二人。
宮迫さんのセリフは張った声が多かったようで,会場で流れた収録現場のムービーでは,身振り手振りを交えた熱演が印象的だった。宮迫さんは収録の感想について,「アフレコでTシャツがビショビショになるとは思いませんでした」とコメント。また,最初に収録したのが女を抱いているシーンで「しょっぱなから喘ぎ声で声が枯れるとは思ってませんでした」と語り,会場の爆笑を誘っていた。また,現場に入って初めて神田の写真を見たとき「完全にハゲとるな。こんなにハゲているのかと,正直苦笑いでしたよ」とコメント。いかつい顔立ちだったのがかなりショックだったようだ。
高橋ジョージさん
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高橋さんは,30年以上マイクに向かう仕事をやっているものの,監督を始めスタッフの思い入れがすごくて,収録はかなり緊張したと語っていた。家で練習していたそうだが,ヤクザ役ということもあり,セリフがかなり凄みのきいたものばかり。部屋で練習していると奥さんとお子さんが覗きに来て,また“そっち”の人間に戻っちゃったのではと心配されたと語っていた。
そして,豪華キャスト陣のトリは,“謎の男”を演じた日本を代表する名優である渡 哲也さん。渡さんは,今回は謎の男役ということでキャラクターについての話はできないものの,「龍が如く3」に声をかけてもらって嬉しく思っていると述べた。また,シリーズ全体で4作目まで続いたのはファンあってこそのことで,エンターテイメントとして認められている「龍が如く」に,これからもどんどんシリーズを重ねていってほしいともコメントした。
渡 哲也さん
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なお,峯 義孝役の中村獅童さんと堂島大吾役の徳重 聡さんは,残念ながら仕事の都合で完成披露会には来られず,代わりにビデオメッセージが上映された。
“リアリティ”ではなく“リアル”を再現
かつてないほどミニゲームも充実
キャスト陣の挨拶のあとは,本作のゲーム内容の詳細をまとめたムービーが上映された。アドベンチャーパートでは,通行人のアクションが増えたこと,合計27社とのタイアップで現実感にあふれた町並みが再現されたこと,ミニゲームの数々が紹介された。なおミニゲームは,ゴルフ/釣り/ボウリング/将棋/麻雀などなど,かなりの数が用意される模様だ。
またバトルパートでは,ファンからも多く要望が寄せられていたアドベンチャーパートとのシームレスなつながりが実現できたことや,“天啓”で桐生一馬が強くなっていくバトルシステムなどが紹介された。ムービーでは,通行人が出初式よろしく街灯に登っている姿を桐生一馬が見て“ひらめき”,フランケンシュタイナーのような技を覚えるといった,“天啓”の一例が紹介されていた。ちなみに,天啓を得たとき桐生一馬がものすごい勢いで携帯でメールを打つ姿が,個人的にはかなりツボだった。
また,
「こちら」の記事でお伝えしたように,矢沢永吉さんの歌う4年振りのシングル「Loser」が本作のテーマ曲となるのだが,そのほかにも「時間よ止まれ」が挿入歌として,「想いがあふれたら」がエンディングテーマとして採用されることが明らかにされた。
そして,龍が如くシリーズの大きな特徴ともいえるキャバクラでは,雑誌「小悪魔ageha」のカリスマモデル“age嬢”がキャバクラ嬢として出演,お気に入りのage嬢を(ゲームの中で)口説けば,アフターでビリヤードやカラオケを一緒に楽しめることが明らかになった。また,街で女の子をスカウトして人気キャバ嬢に育成する“キャバつく”や,プレイヤーを癒してくれるセラピスト役“椿姫彩夏”を紹介。
ここで,ゲーム中でキャバクラ嬢を演じたage嬢から,荒木さやかさん,桜井莉奈さん,武藤静香さんの3人と,椿姫彩菜さんという華やかな一団がステージに登場した。
荒木さん,桜井さん,武藤さんは,自分の分身であるキャバ嬢がすごく似ていることに驚き,またとても嬉しいとコメント。椿姫さんは,スクリーンに流れる“椿姫彩夏”のセクシーな姿を見ながら,プライベートでも言ったことがないようなセクシーなセリフを喋ったりして恥ずかしかったものの,演じていてすごく楽しかったと,はにかみながらコメントしていた。ちなみに椿姫さんは,“椿姫彩夏”のプロポーションについては,“特盛椿姫”とコメントしていた。
 桃華絵里さん |
 西山りほさん |
 鮎川りなさん |
 ねむさん |
最後はキャスト陣がステージ上に集合し,名越氏の挨拶で幕を閉じた。名越氏は,「龍が如く」は“ずっと攻め続ける”タイトルで,ブレない魅力を持って頑張っていきたいと思っていること,「龍が如く3」は今できる最高の物を作り上げたつもりであること,そしてここまで来られたのは関係者各位となによりシリーズを愛してくれているユーザーのおかげであると述べ,イベントを締めた。
おまけ
完成披露会の最後に行われた記者会見。高橋さんがTBS系列「サンデージャポン」のレギュラーということもあってか,記者の中にはサンジャポジャーナリストの小林のんさんの姿も。じつは小林さんの持っているマイクは本物じゃないことを高橋さんにばらされていた
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