![]() アルテイルネット |
![]() 桃色大戦ぱいろん |
新たなプレイヤーを獲得するために,さまざまなジャンルとのコラボを行うという話はよく聞くが,同じテーブルゲームという括りでコラボを行うというのは珍しい。どういう経緯があって,このコラボは実現したのだろうか。
今回,両作品のプロデューサー,そして(なぜか)ウェブマネーの担当者の3者が集まることを聞いて,ウェブマネーの会議室に足を運んでみた。フットワークが軽すぎると言わざるをえないコラボの理由や,イラストレーターとの関わり方,長く運営を続けられる理由まで――途中,なんだか飲み屋での雑談のようになっている気がしなくもないのだが――互いのゲームへの愛情をさらけ出した,座談会の模様をお伝えしよう。
![]() 「桃色大戦ぱいろん」シリーズのプロデューサー,エクストリーム 白川 龍氏 |
![]() 「アルテイルネット」プロデューサー,コアエッジ GM-ONIGIRI氏。オフラインイベントなどでは,DJ-ONIGIRIとして司会も担当 |
![]() 数々のオンラインゲームのプロモーションを担当するウェブマネー 土田耕平氏 |
すべてのきっかけは飲み会での意気投合だった。作品への愛が橋渡しになったコラボレーション
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。さっそくですが,「アルテイルネット」(以下,アルテイル)と「桃色大戦ぱいろん」(以下,ぱいろん)のコラボ内容は,どんなものになるんですか。
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2012年11月6日(火)から2週間にわたって,エクストリームさんのぱいろんと弊社コアエッジのアルテイルで,お互いの作品のキャラクターが登場します。
白川 龍氏(以下,白川氏):
コラボ期間はどちらの作品も同じで,プレイヤーさんがコラボ先のゲームに遊びに行くと特典がもらえるというイベントも行います。顔なじみのキャラクターをほかのゲームで使って,楽しんでいただきたいですね。
4Gamer:
コラボというと,ゲームとアニメだったり,割と別の媒体からということが多いですよね。
白川氏:
そうですね。ですが,アルテイルは本格カード対戦ゲームで,ぱいろんはカード要素のある麻雀ゲームですから,ジャンルも被らないですし,お互いキャラクター性も高いしと,非常に親和性の高い企画だと思っています。
ONIGIRI氏:
そうなんですよ。とくにぱいろんは,すごく可愛いキャラクターが多いんですよ。アルテイルもイラストが売りの一つですから,そういった部分で,ぱいろんのキャッチーなキャラクターは,アルテイルのプレイヤーさんにも“刺さる”と思います。
それに,ぱいろんにはキャラクターが怒ったり泣いたりといった表情差分があります。今回はアルテイルのキャラクターにも表情差分が付いて,ぱいろんに登場しますから,アルテイルのプレイヤーなら,そういった部分も楽しめるんじゃないかと思います。
4Gamer:
確かに,アルテイル側のキャラクターがどんな表情になるのか,プレイヤーはすごく気になりますね。
白川氏:
ぱいろんの世界へは美少女ゲームなどから,よくコラボで遊びに来てもらっていますが,オンラインゲーム同士でここまで相互にコラボするというのはなかなかないことだと思います。
ONIGIRI氏:
アルテイルとしては,オンラインゲームとのコラボ,さまざまな企業さんとのコラボが,これまでも何度もありましたから,ある意味で慣れている部分ではありますが,麻雀ゲームとのコラボというのは初めてで……どうなっちゃうのか,分かりません(笑)。ただ,双方ともに,頭を使って楽しむゲームなので,白川さんのおっしゃったとおり,親和性は高いと思います。
白川氏:
戦略を練ったり,頭を捻るようなゲームが好きなプレイヤーさんが,互いに遊びに来てくれればと思います。
ONIGIRI氏:
そうですね。実は弊社スタッフって,割とみんな麻雀が好きなんですよ。社長(コアエッジ代表取締役CEO 宮本 貴志氏)からして麻雀好きですし。
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その宮本さんと先日お話させていただいて,麻雀がお好きだということをうかがったんです。そのときに「ぱいろん,いいよね」って絶賛されて。それが今回のコラボにつながっているんです。
ONIGIRI氏:
そう,白川さんの“ぱいろん愛”を宮本が聞かせていただいたんですよ。一方で宮本もアルテイル大好きと公言するくらいに“アルテイル愛”がありまして,同じ志を持つ同士として意気投合して,翌日に決まったんです。
4Gamer:
え,翌日?
ONIGIRI氏:
そう,翌日ですよ。宮本から「おい,ONIGIRI! ぱいろんさんとコラボするぞ!」って言われたんです。
白川氏:
その話をさせてもらったのは飲み会の席だったんですが,弊社でも翌日にさっそく現場で「アルテイルさんとコラボやるからね!」って言いました。
4Gamer:
呆然とするスタッフの顔が思い浮かびそう……というか,飲み会の席で決まったんですか。
白川氏:
会社同士のお堅いご挨拶会のあとで「親睦を兼ねて一杯いきましょうか」ってコトになったんですよ。そこで……ええと……,いや実は,グイグイ飲んでいてあんまり覚えてないんですけど(苦笑)。
ONIGIRI氏:
どんだけ飲んでるんですか(笑)
4Gamer:
よくコラボの話を覚えてましたね……。
白川氏:
ええ,まあ(笑)。
自分ではよく分からないんですが,僕はお酒が入ると“語る”らしくて,ぱいろんについて熱く語っていたみたいです……。そのとき,宮本さんもとにかくアルテイルに情熱を持っていて,なによりも大事だとおっしゃっていたのが印象的でした。そこは覚えてますよ。
ONIGIRI氏:
立ち上げから,かれこれ8年くらい経っていますからね。アルテイルはいろいろとあって,運営会社自体は4社目になっているのですが,実はスタッフは変わっていないんですよ。宮本も僕も初期からずっとアルテイルに関わっていますし。プレイヤーさんとも,ずっと長いお付き合いをさせていただいています。
白川氏:
ぱいろんは4年ほど運営していて,アルテイルさんの半分ではありますが,それでも息の長い作品です。こういった形でご縁があったことですし,今回のコラボはぜひとも成功させたいですよね。
ONIGIRI氏:
そうですね。お酒の入っていない真面目な打ち合わせでも,白川さんのぱいろんへの愛がすごく感じられるんですよ(笑)。僕もぱいろんの可愛いキャラクター達を,どうやれば一番魅力的な形でアルテイルのプレイヤーに伝えられるのかと考えながら企画を練ったので,ぜひ楽しんでほしいです。
膨大な枚数のカードからのコラボキャラ選出。ウェブマネー決済による特殊カードも
4Gamer:
今回のコラボで,お互いのゲームのどのキャラクターが登場するのかというのが,プレイヤーにとっては気になるところだと思います。
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![]() 例えばコレ。「超兄貴」からぱいろんに参戦しているアドン。桃色なのは筋肉だよね…… |
キャラクターの選出はもう……すごく大変でした! そのうえで,アルテイルでは東方からの戦士として,ぱいろんの「マサムネ」なんかが合うのではとか,設定面でもいろいろと悩みましたね。
白川氏:
(アルテイルは)カードゲームなので,そういった効果などもいろいろと考えていただいてますから,すごく楽しみにしているんですよ。麻雀のほうはわりとシンプルですから。今回は男性キャラも登場する予定ですよ。今までもぱいろんではたまに男性キャラが登場することもあったのですが……。
4Gamer:
いましたね。筋骨隆々の方々が。
白川氏:
そういったキャラクターを登場させるとコアなプレイヤーが熱狂してくれるので,今回久々にやってみようかと。
ONIGIRI氏:
アルテイルを代表する筋肉キャラが……!
4Gamer:
ああ,やっぱり筋肉なんですね(笑)。
ONIGIRI氏:
もちろんメインのコラボは女性キャラクター推しなのですが,ロボ系もぱいろんに登場します。そのロボのパイロットですが,これまたちょっとエロい子でして。あることをすると,パイロットの子が出てくるんですよ。
白川氏:
同様に,何かに入ってるキャラクターとして,ぱいろんからは“棺桶”をご用意しました。
4Gamer:
棺桶? ということは,ソフィア・バードランドですか?
ONIGIRI氏:
よくご存じで(笑)。アルテイルでは着せ替えカードという形で,特殊なミッションをクリアすると棺桶の中身の包帯娘が使えるようになる,という感じになっています。
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4Gamer:
互いのゲームルールや仕様を利用したお遊びが盛り込まれているわけですね。
ONIGIRI氏:
そうです。ちなみに,先ほどお話したとおり,アルテイル側からのキャラクターは,ぱいろんへの参加に合わせて表情差分を作るという,初の試みを行っています。
ただ,イラストレーターさんにしてみればそれは作品に手を加えることになりますので,NGという方もいらっしゃいます。もちろんOKを出してくださる方もいらっしゃって,今回の企画に合わせて作家さんに改めて交渉をさせていただきました。
4Gamer:
なるほど,当然ですが差分とはいえ,そういった許可は必要になるんですよね。
ONIGIRI氏:
はい。そこで許可をいただいたものを中心にコラボさせていただいているわけです。その制作段階で表情の変化したイラストを見ていますが,僕自身,新鮮な気持ちですね。「この子,泣いてる顔が可愛くないか!?」,このカード,アルテイルに改めて実装したい! って思っちゃいました(笑)。でも,これはあくまでコラボ用企画だからダメだと言われて……。
4Gamer:
それは,残念。
土田 耕平氏(以下,土田氏):
アルテイルは,いままでコラボ企画を何度もやっていますが,そこまで手をかけるのは初めてですよね?
ONIGIRI氏:
そうですね。表情の差分を作るキッカケがなかったですから。これでアルテイルにもぱいろんさんのようなボイス機能があれば最高でしたけどね。
白川氏:
そうですね。残念ながら今回のコラボカードでは,アルテイルキャラのボイスは付きません。でも普段ぱいろんにいないようなカッコイイ絵柄のキャラクターが遊びに来てくれますので,すごく目立つと思いますよ。
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一方のアルテイルは戦いがメインですから,女の子キャラも笑顔が少ないんです。今回,ウェブマネーさんにもご協力いただいていて,両作品のキャラクターが入った記念カードがゲーム内に登場するんですが……。ぱいろんさんからは,満面の笑みの可愛いキャラが提案されてきて,さてアルテイルはどのキャラクターにしようかなと見回したときに,「誰も笑ってねぇ!」と(苦笑)。
一同:(笑)
ONIGIRI氏:
そんな中でもなんとか笑っている子を探しまして,記念カードの絵柄になっています。
4Gamer:
ウェブマネーを加えた,3社合同のコラボレーションだったわけですね。
土田氏:
それが,私がこの場にいる理由ですね(笑)。実はウェブマネーの担当として,ぱいろんにはオープン時からずっとお世話になっていて,アルテイルに関しても,私が担当を始めてからもう4〜5年くらいになります。ですから,両社さんとお話させていただく機会が多いのですが……ここだけの話,どちらも結構わがままなんですよ(笑)。
4Gamer:
えーと,わがままと言いますと?(笑)
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アレやってくれ,コレやってくれと無茶振りが多くて。可能な範囲でお応えしていたら,気づけば両作品とのウェブマネー協賛イベントの回数が,すごく多くなってたんですよ。でも,「こういうことがしたいんだ」という企画意図が明確で,情熱がすごく伝わってきて。なにより,私自身,2次元大好きなので!
一同:(笑)
土田氏:
社内外からも,土田を落とすためにはいいイラストを用意すればいいとさえ言われているくらいですので。
4Gamer:
まさに,ぱいろんとアルテイルの担当としてピッタリだったんですね。
土田氏:
そうなんです。両社との打ち合わせはもうめちゃくちゃですから。会社のオフィスで電話しているのに,会話が「今回パンチラでいきたいと思うんですよ」「ああ,イイっすねパンチラ!」とか。
4Gamer:
ヒドイ(笑)。
土田氏:
どんな会話なんだと。アルテイルはシリアスなイラストも多いので「イイねー,この絵」みたいな会話にできるんですが,ぱいろんはもう……(笑)。
白川氏:
おかげさまで,ウェブマネーカードもかなりの枚数を作っていただきました。
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土田氏:
きわどいイラストも多くて,印刷に回すたびに社員生命を賭けています。
一同:(笑)
白川氏:
ちなみに,土田さんを巻き込んだキッカケは,コラボの打ち合わせ中の雑談だったんですよ。ONIGIRIさんと話していて,ふとしたタイミングで土田さんの話題になって。最初,お互いの作品の担当が土田さんとは知らなかったんですがわかったところで,「じゃあ巻き込んじゃいましょう」と。
土田氏:
そんなわけで,今回のコラボに絡ませていただこうということで,ウェブマネー決済者用の特別コラボカードをゲーム内カードとして用意することになりました。
ONIGIRI氏:
土田さんには,ウェブマネーカード作ってくださいよーとか,メルマガに載せてくださいよーとか,いろいろお願いしています。土田さんには「またぁ?」と言われつつも,結果的にやっていただけるので,すごくありがたいんですよ。そんな土田さんに恩返しするべく,今回のコラボを……。
土田氏:
いや,あんまり恩返しになってないよ! 仕事と手間が増えてるし。
一同:(笑)
土田氏:
でも,このとおり,おふたりとも楽しい方なので,後方支援をしていて楽しいのは確かです。
白川氏:
今回の対談企画も土田さんに多大なご協力をいただいて……なんでしょうね,このスリーショットは(笑)。
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土田氏:
そもそも弊社はコンテンツ企業ではないですから,4Gamerさんの誌面に登場することは少ないんですよ。
白川氏:
でも,昔からウェブマネーさんにはオンラインゲームを影からささえていただいていて,土田さんも生き字引的な存在ですから。
土田氏:
ずっと現場で担当をしていて,引き継いでくれる人がいないので,いろんなゲーム会社を担当しているだけなんです。社内や業界の人からは「写真付きで載ってるよ」って笑われそうです。
一同:(笑)
































