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「モンスターヴェルト」オープンβテストは3月27日から,新作5本も紹介されたファイブスターオンライン説明会レポート

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 ファイブスターオンライン・エンターテイメントは,本日(3月17日),東京秋葉原のUDXシアターでプレスカンファレンスを開催した。
 ファイブスターオンラインは,中国9youのタイトルを日本で運営していくために作られた会社で,第一弾タイトルとなる「モンスターヴェルト・オンライン」は,すでに先日トライアルテストが行われている。今回の発表会では,同社の紹介や今後の展開,モンスターヴェルト・オンラインのスケジュールや投入予定の新作タイトルなどが紹介された。

ファイブスターオンライン・エンターテイメント社長王子傑氏
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 冒頭,挨拶に立った王子傑社長は,「圧倒的」という言葉とともに国内サービスを開始すると述べ,9youグループの紹介や国内展開の説明を行った。
 それによると,9youグループは,1700人のスタッフのうち,開発関係が800人を占めており,現在,15ラインの開発チームが動いているという。ゲームの運営だけでも日本とは桁が違う規模なのだが,かなりの大企業だということと,自社でのゲーム開発に力を入れていることは分かってもらえるだろう。ちなみに,中国サービスでの登録アカウント数は3.8億人。最大同時接続で110万人(全タイトル合計)を記録しているという。まさに桁が違う。

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 そして,自社開発タイトルの充実とともに,海外展開にも力を入れ,グローバルなエンターテインメントカンパニーを目指す戦略に出てきている。日本でのファイブスターオンラインの設立も,その一環である。「絵巻水滸伝」などで有名な日本のイラストレータ正子公也氏との共同プロジェクトも進行しているという。

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 氏は,中国市場の状況についても言及し,現在の市場規模は3000億円程度だが,5年後の2013年には6000億円に拡大する見通しという市場調査会社の数字を紹介した。このように非常に高い成長性を持つとともに,非常に熾烈な競争も行われている。9youは中国で第5位の実績となっているが,MMOゲームに関していえば,市場の過半数を占めるという調査結果も出ているという。中国でのシェア競争で培ったノウハウには自信があるようで,それらを生かした日本の展開に期待してほしいと話を締めくくった。

左よりファイブスターオンライン・エンターテイメントデザイン開発部長園田和弘氏,取締役COO富永一喜氏,代表取締役CEO王子傑氏,運営事業部長御手洗達氏
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日本での展開は?


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 次に,同社取締役COOの富永一喜氏が登壇し,日本での事業説明を行った。氏は,まず「日本で五つ星のエンターテインメントを提供する」ことを約束した。オンラインゲーム,さらにいえばエンターテインメントは必ずしも生活には必要ない嗜好品にすぎない。嗜好品であるからには,最高に楽しくなければいけない,そうでなければ意味がないと語り,五つ星のサービスを提供することを使命として,社名が決定されたことを明かした。
 実際に五つ星のサービスを行っていくうえで,氏は5点のポイントを挙げた。
 まず,豊富なゲームタイトル。中国で800名の開発者と15の開発ラインによって量産されるゲームの数々は,MMORPGのみならず,カジュアルゲーム,スポーツゲームなどバリエーションに富んでいる。
 ただし,タイトル数がただ多ければよいというものでもないとし,3億8000万ユーザーに磨かれたゲーム性にも自信を示している。その背景にあるのが,ユーザーの要望をゲームに取り入れる社内体制である。中国9youでは,開発スタッフが800名なのに対し,カスタマーリサーチセンターなどに400名のスタッフがおり,実に全社員の四人に一人はユーザーリサーチ要員であるという。ユーザーの反応をいち早く開発にフィードバックし,顧客満足度を上げていく体制が取られているのだ。中国では,それほどまでに厳しい競争が行われているということだろう。
 日本で展開していくに当たっては,日本向けにアレンジするための窓口を充実させ,開発との緊密な連携を行う体制が取られている。実際,トライアルテストでの不具合も翌日には解消されていたりと,すでに迅速な対応が可能なことが確認されている。
 ファイブスターオンライン自体は,まだ新しい運営会社だが,日本のオンラインゲーム業界での経験が豊富なコアスタッフを揃え,中国でトップクラスの実績を保っている運営ノウハウと併せ,日本での運営についても万全の備えを取っているという。
 最後に,既存の方法にとらわれない発想でユーザーの嗜好の変化に対応できるように努めると,日本での運営方針を語った。

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 第一弾タイトルを中心とした具体的な運営については,運営事業部長御手洗達氏と,デザイン開発部長園田和弘氏から説明が行われた。
 日本のオンラインゲーム黎明期から多くのタイトルに関わってきた御手洗氏が,自身の経験からオンラインゲームの運営で欠かせないとする三つのポイントを示した。
 まず,ユーザーの反応を確実に開発に届けること。これによってゲームの精度を上げていくことが重要なのだ。とはいえ,海外で開発されたようなゲームでは迅速な対応が難しいのが業界の常識だ。プログラムの修正に3か月から半年かかるということも珍しくない。だが,モンスターヴェルトのトライアルテストでは,5日間ほぼ毎日パッチが当てられており,ユーザーの声をきわめて迅速に反映できることが確認されたようだ。
 次に,継続ユーザーへの積極的なロイヤリティを用意すること。優良顧客に対してはそれなりの待遇で接するという姿勢であり,これはポイントやゲームアイテムなどとは違った形のものを検討しているとのこと。
 三点目は,日本市場向けのデザイン変更だ。デザインに厳しい日本のプレイヤーにあわせて,東京のスタジオでデザインの変更を行っていくという。

 そのデザイン変更を担当した園田氏は,モンスターヴェルトでの作業について解説した。ゲームの中核となるモンスターについては,日本で受け入れられるものをと,日本のゲーム業界で実績のあるデザイナーを招聘し,200体(色違いを入れず)のモンスターを日本向けに作り直し,日本独自のモンスターも60種類を導入。モンスターの進化も中国版とは違ったものとなっているという。また,動物主体だったNPCも,人間型の日本独自デザインに変更され,45体のNPCがデザインし直されている。

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 そのほかカードのデザインなどをはじめ,多くのものが日本用に作り直されている。日本にデザイン部隊を置くことで,アバターアイテムなら,最短3日でゲーム内に投入できる態勢が取られているという。
 ちなみに,園田氏は,スクウェア・エニックスでFF Xのコンセプトアートなどを手がけた人だそうだ。モンスターヴェルトでは,多くのモンスターを日本でデザインし直している。テスト中に「○○に出てきたモンスターにそっくり」という苦情もいくつかあったようだが,実は同じ人がデザインしているからそういうことになるらしい。

モンスターヴェルト・オンラインのローカライズ


モンスターの捕獲
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 先日テストが行われたモンスターヴェルト・オンラインは,大幅なローカライズによって,中国でサービスされている「モンスターフォレスト」よりも面白いゲームに仕上がっていると御手洗氏は自信を示す。
 テスト中にプレイヤーから挙がっていた,農園やモンスター捕獲がよく分からないという声に応えて,チュートリアルムービーを作成したようで,それを使った紹介が行われた。
 農園では,種のアイテムをグリッドに沿って配置していく。収穫や水やりの効率を考えて配置するのがポイントとのこと。
 モンスター捕獲は,捕獲用のスキルを使い,それに成功すると捕獲できるという仕様。
 気になるオープンサービスは,3月27日から行われることが発表され,少なめだったキャラクターのフェイスパターンなどは,オープンサービス時に拡充されることも示唆された。


今後予定の5タイトルを一気に公開


 最後に,今後発表予定の5タイトルを集めたムービーが上映された。そのうち3タイトルは世界初公開とのこと。
 内容は,バーチャルワールドぽいダンスゲーム,3Dバスケットボールゲーム,未来ぽい感じのドライブゲーム(?),武侠系の3D MMORPG,ファンタジー系の横スクロール型アクションゲームだ。スクリーンを直撮りした写真をできるだけたくさん置いておくので,どのようなゲームか想像してみるのもいいだろう。

●GTOWN(仮)
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●Street Live(仮)
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●City Fighter Online(仮)
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●神兵伝記(仮)
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●Dungeon Heroes Online(仮)
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 モンスターヴェルトのトライアルテストでは,単なる狩り系のモンスター収集ゲームという以上にさまざまな要素が作り込まれていることに驚いた。現在の中国オンラインゲーム市場は,まさに生き馬の目を抜く状態らしく,そこで生き残るため,プレイヤーの要望をどんどん取り入れてゲームをリファインしていく体制が完成しているようだ。日本で多くのタイトルに関与した御手洗氏に聞いてみても,驚くほどレスポンスがよく,開発もきわめて速いとのこと。
 中国での圧倒的な開発力と日本でのデザインとローカライズという体制は,なかなか強力だ。今後投入されるであろうタイトルに引き続き,さらに大量のタイトルも作られているようで,しばらくは要注目の存在になりそうである。

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