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  • 発表日:2008/06/02
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CUDA Core数は192基でOpenGL 4.4対応。次世代Tegra「Logan」の概要が明らかに
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印刷2013/07/24 22:00

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CUDA Core数は192基でOpenGL 4.4対応。次世代Tegra「Logan」の概要が明らかに

Loganの試作チップを搭載したデモ機で,「Ira」と呼ばれるフェイシャルアニメーションのデモを披露している様子
Tegra
 2013年7月24日,NVIDIAは開発コードネーム「Logan」と呼ばれていた次世代のモバイル向けSystem-on-a-Chip(以下,SoC)の概要に関する情報を公開し,合わせて,試作チップによる動作デモのビデオを披露した。次世代TegraとなるLoganは2014年の登場予定で,搭載製品も同年中の市場投入がなされると見込まれている。

 さて,NVIDIAはかねてから,「LoganではKepler世代のGPUコアを搭載する」と予告していたが,今回そのGPUコアに「Mobile Kepler」という名を与え,従来の超低消費電力版GeForce(Ultra Low Power GeForce)コアとの違いを強調している。集積されるCUDA Coreの数は192基なので,Keplerアーキテクチャにおける演算ユニット「Streaming Multiprocessor eXtreme」(以下,SMX)のちょうど1基分だ。
 NVIDIAはMobile Keplerの詳細を明らかにしていないため,Mobile KeplerのSMXがKeplerアーキテクチャのSMXとイコールであるかどうかまでは分からないが,192基のCUDA Coreを採用することで,Loganは予定どおり,GeForce(やQuadro,Tesla)とアーキテクチャ的に同じ土俵へ立つことになる。

Loganと既存GeForce,Quadro,Teslaの比較イメージ。Tegraとそれ以外の違いは,Loganの世代でGPUコアの規模だけになる,というわけだ
Tegra

LoganはCUDAに対応するため,顔認識や音声認識,拡張現実(Augmented Reality)の処理もこなせるという
Tegra
 KeplerアーキテクチャのCUDA Coreを搭載することで,Loganは,GeForce 6〜7世代の設計を踏襲する超低消費電力版GeForceを統合していたTegra 4以前のGPUコアから,対応API周りで大きなジャンプアップを果たす。3月の「GPU Technology Conference 2013」でNVIDIAは,LoganがDirectX 11やOpenGL ES 3.3だけでなく,OpenGL 4.3のサポートを行うと発表して話題を集めたが(関連記事),今回,リリースされたばかりのOpenGL 4.4をサポートすることと,対応するCUDAのバージョンが5.0であることが明らかになっている。

 つまり,OpenGL ES 3.0の対応に留まる他社製GPUコアの機能を,OpenGL 4.4やCUDA 5.0対応のMobile Kepler(=Logan)で,一気にごぼう抜きするというわけだ。NVIDIAではLoganを,「14年前,PC向けに登場した『GeForce 256』に匹敵するほどの,モバイル分野におけるマイルストーン」と位置づけているが,順調に登場するなら,確かにそれくらい大きなインパクトがあるGPUコアだと言えよう。

Loganと「GeForce GTX TITAN」,および競合他社のモバイル向けGPUコアのAPIサポートや消費電力を比較した表。消費電力は競合製品と同じ2Wながら,サポートする機能はGeForce GTX TITANと同じ,というのがLoganのウリだ
Tegra

 Loganの性能については,今のところ大雑把なグラフが公開されているだけだが,それによれば,現行のタブレット向けSoC,たとえば2012年モデルの第4世代「iPad」が搭載する「A6X」プロセッサと比べると,およそ5倍近いグラフィックス性能を実現できるとのこと。また,2006年のハイエンドGPU「GeForce 8800 GTX」や,PlayStation 3の3D性能も上回るという。

NVIDIAによる,既存のモバイルデバイス向けSoCと,Loganのグラフィックス性能比較グラフ。2012〜2013年のSoCと比べて,一気に5倍もの性能向上を果たすという
Tegra


試作機によるデモビデオで,

Loganが持つ実力の一端を披露


Iraのデモより。表情の変化だけでなく,瞳の表現も注目に値する
Tegra
Tegra
 なお,NVIDIAはLoganの概要紹介に合わせて,Loganの試作システムで動作させた技術デモのムービーを2本,YouTubeで公開している。1つは,男性の頭部にさまざまな表情をさせる「Ira」(アイラ)だ。
 元々はTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)が250Wに達するGeForce GTX TITAN用のデモとなるため,「すべての仕様がLogan上で再現されているわけではない」(NVIDIA)とのことだが,下に示したムービーを見る限り,LoganのシステムでIraはスムーズに動作している。
 ヒゲ剃り跡も生々しい中年男性の顔をデモに使うというセンスは,今ひとつ理解しがたいが,表情の柔軟な動き,肌や瞳の表現を見ると,これがタブレット向けSoCで実現できているのは驚きだ。


 もう1つは「Island」というデモのムービーだ。植物の生い茂った南の島を舞台としたこのデモは,OpenGL 4.3のテッセレーションステージを使ったものになっているので,まさにLoganのためのデモといえるかもしれない。


ISLAND DEMOで,テッセレーションの有効(左)と無効(右)を切り替えた場面
Tegra Tegra

 現行世代のTegra 4は,モバイルゲーム機型端末「SHIELD」を代表に,搭載製品が出始めた時期である。セオリーであれば現行製品をアピールすべきタイミングで,来年投入するSoCの話をするのは,それだけNVIDIAがLoganに対して,強い期待と自信を持っているという現れなのかもしれない。
 たしかに,これだけの性能をタブレット端末向けとして実用的な消費電力の範囲で実現できるとなれば,大きなインパクトを与えることになる。2014年の登場が楽しみだ。

SIGGRAPH 2013 | NVIDIA(英語)

NVIDIA 日本語公式Webサイト


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