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超高スペック&強力冷却でどんなゲームも快適な「ROG Phone 7」シリーズの実力をゲームで検証してみた【PR】
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印刷2023/07/29 12:00

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超高スペック&強力冷却でどんなゲームも快適な「ROG Phone 7」シリーズの実力をゲームで検証してみた【PR】

画像集 No.029のサムネイル画像 / 超高スペック&強力冷却でどんなゲームも快適な「ROG Phone 7」シリーズの実力をゲームで検証してみた【PR】

 ゲーマー向けスマートフォンは,今や珍しい存在ではなくなったが,その草分けと言える存在が,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)の「ROG Phone」(アールオージーフォン)シリーズだ。2018年に登場した初代のROG Phone以来,単に高性能なだけでなく,ゲームプレイ時に役立つ機能や専用周辺機器を用意することで,「高性能+α」の価値を実現してきたのが,ROG Phoneシリーズの大きな特徴だった。
 そんなシリーズの2023年モデルとなるのが,7月21日に発売となった「ROG Phone 7」と「ROG Phone 7 Ultimate」だ。

ROG Phone 7 Ultimate(左),ROG Phone 7(右)
メーカー:ASUSTeK Computer
メーカー想定売価:17万9800円12万9800円から(税込 ※2023年7月29日現在)
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 本稿では,ROG Phone 7とROG Phone 7 Ultimateの概要を紹介するとともに,ゲーマー向けスマートフォンとしてどのような魅力があるのかを検証してみたい。


ROG Phone 7のラインナップ


 まずはROG Phone 7シリーズのラインナップと,主な仕様を確認していこう。
 ROG Phone 7とROG Phone 7 Ultimateは,どちらも約6.78インチサイズで,解像度1080×2448ドット,最大リフレッシュレート165Hzの有機ELディスプレイパネルと,Qualcomm製のハイエンド市場向けSoC(System-on-a-Chip)である「Snapdragon 8 Gen 2」を採用するスマートフォンだ。

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ROG Phone 7
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ROG Phone 7 Ultimate

 ディスプレイパネルとSoCは同じだが,メインメモリ容量や内蔵ストレージ容量が異なるほか,外観や冷却機能,付属品などに違いがある。
 基本モデルであるROG Phone 7の場合,メインメモリ容量が12GB,内蔵ストレージ容量が256GBのモデルと,メインメモリ容量が16GB,内蔵ストレージ容量が512GBのモデルがラインナップされている。一方,上位製品であるROG Phone 7 Ultimateは,メインメモリ容量16GB,内蔵ストレージ容量512GBの1モデルのみだ。
 各ラインナップの違いと税込のメーカー想定売価を箇条書きで示しておこう。

  • ROG Phone 7:メインメモリ容量12GB,内蔵ストレージ容量256GB12万9800円
  • ROG Phone 7:メインメモリ容量16GB,内蔵ストレージ容量512GB14万9800円
  • ROG Phone 7 Ultimate:メインメモリ容量16GB,内蔵ストレージ容量512GB17万9800円

 メインメモリには,低消費電力とリード・ライト速度の速さを兼ね備えた「LPDDR5X」を採用しており,先代の「ROG Phone 6」が採用していた「LPDDR5」よりも33%高速であるという。
 またストレージには,既存のハイエンドスマートフォンでよく使われていた「UFS 3.1」ではなく,2倍ほど高速な「UFS 4」対応のフラッシュメモリを採用。とくにゲームの起動やデータロードの高速化に威力を発揮するはずだ。

 「搭載SoCやディスプレイが同じなら,わざわざ高いROG Phone 7 Ultimateを選ぶ必要はないのでは?」と思うかもしれない。ただ,ROG Phone 7 Ultimateは,外付けのROG Phone専用クーラー「AeroActive Cooler 7」が付属するという大きな違いがある。

AeroActive Cooler 7
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ROG Phone 7 UltimateにAeroActive Cooler 7を取り付けた状態。ペルチェ素子を使って端末に接触している面を冷やす。ちなみに,クーラーの左右にある白い部品はボタンで,後段で説明する設定ソフトウェアで画面上の仮想ボタンを押す操作を割り当てられる
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AeroActive Cooler 7の下側には,小型の折りたたみ式スタンドがあり(左),ROG Phone 7 Ultimateを横置き状態で立てて設置するのに役立つ(右)
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AeroActive Cooler 7を接続した状態では,統合設定ソフト「Armoury Crate」で端末およびクーラーの動作状態や詳細設定を確認できる
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 それに加えて,付属クーラーの冷気を筐体内に流すための冷却機構「AeroActive Portal」を内蔵するという違いもある。さらに,スマートフォン内部で高温部の熱を拡散するのに使う「ベイパーチャンバー」も,AeroActive Portalに合わせたROG Phone 7 Ultimate専用版になっているとのこと。
 簡単に言えば,ROG Phone 7 Ultimateのほうが強力な冷却機能を利用できるので,SoCに対して非常に高い負荷を与えるリッチなグラフィックスのゲームを,ROG Phone 7よりも長い時間,安定動作させられる可能性があるわけだ。

AeroActive Portalの構造図。背面右側に開閉式のスロットがあり,AeroActive Cooler 7を取り付けると,自動で開いて冷気をスマートフォン内部に流し込む。AeroActive Cooler 7を使わないときは閉じたままだ
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メンテナンスモードにしてAeroActive Portalを開けた状態。内部に銅製のフィンが見える。こんな開口部があるので防水機能はないかと思ったら,ROG Phone 7 Ultimateは,開口部を閉じていればIP54準拠の防水機能を備えているという
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 AeroActive Cooler 7は,国内では単体販売の予定がなく,ROG Phone 7で外付けクーラーを使いたければ,2022年に「ROG Phone 6」シリーズに合わせて登場した「AeroActive Cooler 6」を用意する必要がある。その点でも,ROG Phone 7 Ultimateにはアドバンテージがあると言えよう。
 実際にROG Phone 7 UltimateとAeroActive Cooler 7の組み合わせで,どのくらい冷えるのかについては,後段で検証してみたい。

 ROG Phone 7シリーズの主なスペックをにまとめておこう。

表 ROG Phone 7シリーズの主なスペック
メーカー ASUSTeK Computer
OS Android 13
ディスプレイパネル 約6.78インチ有機EL,解像度1080×2448,最大リフレッシュレート165Hz
プロセッサ Qualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2」
・CPUコア:Kryo(最大3.19GHz)
・GPUコア:Adreno 740
メインメモリ容量 ROG Phone 7:12GB,16GB LPDDR5X
ROG Phone 7 Ultimate:16GB LPDDR5X
ストレージ ROG Phone 7:256GB,512GB
ROG Phone 7 Ultimate:512GB
アウトカメラ 3眼式
・標準:約5000万画素 F値1.9
・広角:約1300万画素 F値2.2
・マクロ:500万画素 F値2.0
インカメラ 約1200万画素 F値2.4
対応5Gバンド n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79
対応LTEバンド 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66
対応3Gバンド 1/2/4/5/6/8/19
無線LAN対応 Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)
Bluetooth対応 Bluetooth v5.3
バッテリー容量 6000mAh(3000mAh+3000mAh)
待受時間 約413時間(LTE),約375時間(5G)
連続通話時間 約3228分
USBポート USB Type-C×2(USB 3.1 Gen 1+USB 2.0)
公称本体サイズ 77(W)×173(D)×10.3(H)mm
公称本体重量 ROG Phone 7:約239g
ROG Phone 7 Ultimate:約246g
本体カラー ROG Phone 7:ファントムブラック,ストームホワイト
ROG Phone 7 Ultimate:ストームホワイト


ROG Phone 7 Ultimateの本体をチェック


 それでは,まずROG Phone 7 Ultimate本体から見ていこう。

ROG Phone 7 Ultimateと製品ボックスの同梱物。左上から時計回りにAeroActive Cooler 7,ROG Phone 7 Ultimate本体,専用カバー,AeroActive Cooler 7を収納できる布製小型ポーチ,USB ACアダプター,USBケーブルが付属する
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 ROG Phone 7 Ultimateの外観は,大型という点を除けば,オーソドックスなスマートフォンの見た目で,パッと見は悪目立ちしにくい。ただ,背面にある小型の有機ELパネル「ROG Vision」は,アニメーションを表示できるので,手指でふさがっていなければ,それなりに目立つ。なお,本体カラーは白系の「Storm White」1色のみだ。
 公称本体サイズは77(W)×173(D)×10.3(H)mmで,公称本体重量は約246gとなっている。

ROG Phone 7 Ultimateの前面(左)と背面(右)。前面に目を惹くところはないが,背面にあるROG Visionはそこそこ目立つ。表示しているアニメーションは,動作状態によって変化する。背面の写真左側に見える黒い四角は,AeroActive Portalのカバーだ
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ROG Visionに表示できるアニメーションは,端末の動作状態に合わせて変更できる
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 ROG Phone 7シリーズ共通の要素だが,本体前面に,フロントカメラやセンサーのための切り欠け――ノッチやパンチホール――がないことは,ゲーマー向けらしい特徴と言えよう。ゲーム画面をディスプレイ全体に表示しても,ノッチやパンチホールで邪魔されることがないのは,明確な利点だ。
 インカメラやセンサー類,そして前面スピーカーは,ディスプレイ上下端の狭いベゼル内に詰め込まれている。

ROG Phone 7 Ultimateの下側面。USB Type-Cポートが,側面の中央ではなく,やや左寄りに付いている。また,有線ヘッドフォン用の4極3.5mmミニピンヘッドセット端子を備えているのも,ゲーマー向け製品らしいポイントだ
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上側面。マイク孔以外はとくに何もない
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 ROG Phoneシリーズで共通した特徴のひとつに,充電&データ通信用のUSB Type-Cポートを2つ備えていることがあげられよう。ROG Phone 7シリーズも,その点は継承しており,下側面と左側面にUSB Type-Cポートを備えている。とくにROG Phone 7 Ultimateの場合,左側面のUSB Type-Cポートは,付属の外付けクーラーを接続するのに使うので,外付けクーラーを取り付けた状態でも,下側面側のUSB Type-Cポートで充電できるのは利点だ。

左側面。中央にUSB Type-Cポートがある。下側にある青い部分はSIMカードスロットだ
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 右側面の端には,これもROG Phoneシリーズ歴代の特徴である超音波式タッチセンサー「AirTriggers」を備えている。AirTriggersは,ゲーム画面上にある仮想ボタンのタッチ操作やスワイプ操作を割り当てられるセンサーで,ゲームパッドのトリガーボタン的に扱えるものだ。FPSやアクションゲームでの攻撃や回避操作に割り当てると,プレイしやすくなるだろう。

右側面。中央に「電源/スリープ」ボタンがあり,その横にあるのは音量調整ボタン。左右端に見える模様の部分にAirTriggersのセンサーがある
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左右端のAirTriggersを拡大したところ。センサーの認識範囲は模様がある部分だけでなく,中央寄りの部分も含まれる
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AirTriggersに割り当て可能な操作の例。9種類の操作を割り当て可能だが,左右で別々の操作を割り当てることはできない
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 背面上部にあるアウトカメラは,3眼式で,標準と広角,マクロと3種類のレンズを組み合わせている。標準カメラは,ソニー製の撮像センサー「IMX766」を採用しており,画素数は約5000万画素とのことだ。

ROG Phone 7 Ultimateのアウトカメラユニット
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ROG Phone 7の本体をチェック


 続いては,ROG Phone 7の本体を見ていこう。
 ディスプレイパネルが同サイズなので,公称本体サイズははROG Phone 7 Ultimateと同じ77(W)×173(D)×10.3(H)mmである。一方,公称本体重量はわずかに軽く,約239gだ。

ROG Phone 7の前面(左)と背面(右)。パッと見の印象は,ROG Phone 7 Ultimateとよく似ているが,背面にはいくつか違いが見受けられる。カラーバリエーションは,写真の「ファントムブラック」と「ストームホワイト」の2色構成だ
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 背面における,ROG Phone 7とROG Phone 7 Ultimateの分かりやすい違いは,ROG Phone 7のほうは,アウトカメラとその周辺が半透明のプラスチックで覆われていて,内部が透けて見える点にある。基板が直接見えるわけではないのだが,なかなか面白い試みだ。
 ちなみに,アウトカメラの仕様は,ROG Phone 7 Ultimateと同じである。

ROG Phone 7のアウトカメラ周辺を拡大したところ。内部が透けて見えている
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 また,ROG Phone 7 Ultimateは,背面に小型有機ELパネルのROG Visionを備えているが,ROG Phone 7にそれはなく,代わりにROGのシンボルマーク型のLEDイルミネーションを備えるという違いもある。

ROG Phone 7 Ultimate(上)とROG Phone 7(下)の背面を並べて。ROG VisionやAeroActive Portalの有無といった違いが見てとれよう。ROG Phone 7のシンボルマークは,8種類の発光パターンが用意あるそうだ
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ROG Phone 7の下側面。USB Type-Cポートや3.5mmミニピンヘッドセット端子や,その配置に違いはない
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上側面には,マイク孔があるだけだ
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 ROG Phone 7には,AeroActive Cooler 7が付属しておらず,通風孔のAeroActive Portalも存在しない。とはいえ,下側面だけでなく左側面にもUSB Type-Cポート(およびAeroActive Cooler用の端子)を備える点に違いはなく,AeroActive Cooler 7/6を接続して使うことも可能だ。

ROG Phone 7の左側面。中央にUSB Type-Cポートがある。SIMカードスロットの位置はROG Phone 7 Ultimateと同じだが,写真のファントムブラックカラーの場合,SIMトレイ外側の色は赤色になっていた
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右側面。「電源/スリープ」ボタンや音量調整ボタンの配置も同じだ
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AirTriggersを右側面に備える点も,ROG Phone 7 Ultimateと同様だ
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 余談だが,ROG Phone 7にプリインストールされているASUS製の統合設定ソフト「Armoury Crate」には,AeroActive Coolerシリーズの設定項目があり,AeroActive Cooler 7を接続すれば,関連する設定が有効になる。ただ,繰り返すようにAeroActive Cooler 7は単品売りの予定がなく,ROG Phone 7でASUS製の外付けクーラーを使うなら,AeroActive Cooler 6を選ぶ必要があることは覚えておこう。


ゲーマー向け機能がROG Phone 7の価値を高める


 ROG Phone 7シリーズが搭載するSoCやメインメモリは,率直に言ってしまうと,2023年のハイエンドスマートフォンとしては,珍しいものではない。そのため,「別にゲーマー向けスマートフォンを買わなくても,スマートフォンでゲームをプレイするのに問題はない」と考える人は多いだろう。
 とくに,大手メーカー製のハイエンドスマートフォンは,ゲーマー向けスマートフォンで登場した機能,たとえばゲームの録画・配信や,ゲームプレイ中の通知抑制,ゲームを起動したときに他のアプリを自動終了してメインメモリを確保するといった要素を取り込んできた。そのため,普通のハイエンドスマートフォンとゲーマー向けスマートフォンの差は,少なくなりつつあるのは確かだ。

 それでもROG Phone 7には,一般消費者向けのハイエンドスマートフォンにはない特殊な機能がいくつかあり,それがゲーマー向けスマートフォンとしての価値を高めている。それが,「Armoury Crate」と「Game Genie」だ。

Armoury Crateのメイン画面。インストール済みのゲームがここに表示される
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 Armoury Crateは,ROG Phoneシリーズには必ずプリインストールされている統合設定ソフトで,ゲームに関わるスマートフォン側の機能を設定する窓口となるものだ。ほかにも,インストール済みのゲームを起動したり,ゲームに関する情報や動画を見るといった機能もある。AeroActive Cooler 7の基本的な設定も,ここで行う。
 一方でGame Genieは,ゲームをプレイ中に行う設定や情報表示機能をまとめたもので,スマートフォンの画面左上端,または右上端から,画面中央に向かってスワイプさせることで,ゲーム画面上にオーバーレイ表示で設定画面が出てくるものだ。つまり,ゲームをプレイ中の設定はGame Genieで,ゲーム外での設定はArmoury Crateで,と覚えておけばいい。

ROG Phone 7 Ultimateで「原神」をプレイ中の一コマ。ゲーム画面上部にCPU/GPU負荷やフレームレートなどを表示しているが,画質設定を最高に,最大フレームレートを60fpsに設定しても,プレイ中のGPU負荷は60〜80%,フレームレートはほぼ60fpsに貼り付いていた
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「原神」のゲーム画面上にGame Genieを表示した状態。ゲームをプレイ中に変更したいスマートフォンの設定や,動作モードの切り替え,AirTriggersの設定へのボタンなどが並ぶ
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 ROG Phone 7シリーズを使っていて,「これは普通のハイエンドスマートフォンにはない利点だ」と強く感じたのは,仮想ボタンへの物理ボタン割り当て機能だ。
 国内で人気のAndroidスマートフォン向けゲームは,ゲームパッドでの操作に対応しないものがほとんどだ。しかし,そうしたゲームでも,「ゲームパッドでプレイできれば楽なのに……」と思ったことのある人は多いだろう。それがROG Phone 7シリーズなら,AirTriggersやAeroActive Cooler 7の背面ボタン(以下,クーラーボタン),あるいはBluetooth接続やUSB接続のゲームパッドを使って,ゲームパッド非対応のゲームをプレイできるようになるのである(※すべてのゲームパッドの動作を保証するものではない)。

 設定自体は,AirTriggers,クーラーボタン,ゲームパッドのどれも基本的に共通だ。
 まずAirTriggersやクーラーボタンなら,ボタンを割り当てたいゲームを実行中にGame Genieを表示して,画面右下のほうにある「AirTriggers」のアイコンをタップする。ゲームパッドなら,ゲーム実行中に[OPTION]ボタンや「メニュー」ボタンを押すと,設定画面が表示される。あとは基本的に,機能を割り当てたいボタンを押したりスティックを操作したりすると,ゲーム画面上にそのボタンやスティック操作のアイコンが表示されるので,押したい仮想ボタンの上まで移動するだけでいい。
 設定は,ゲーム別およびゲームパッド別に行われるので,AirTriggersとクーラーボタンで別々の操作を割り当てることが可能だ。

「原神」にAirTriggers(超音波ボタン)を割り当てている様子。画面右下に見える「(L)/(R)」のアイコンがそれで,攻撃の仮想ボタンに右側の,ダッシュに左側のAirTriggersを割り当てている
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同じく,「原神」にクーラーボタンを割り当てている様子。[L1/L2]と[R1/R2]ボタンの4つがあるので,「攻撃/ダッシュ/ジャンプ/元素スキル」にそれぞれのボタンを割り当てている
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 今回はAndroid版の「原神」でいろいろとテストしたが,とくにクーラーボタンへ適当な操作を割り当てると,プレイが楽になった。攻撃関係やダッシュ,ジャンプといった操作を,背面のクーラーボタンで操作するようにしたので,指が画面を隠すことがなく,連打も楽だ。移動やカメラの操作は,左右の親指で操作するので,カメラを操作しながら攻撃といった操作も簡単にできる。これはかなり快適である。

 さらに,市販のBluetoothゲームパッドをROG Phone 7シリーズに接続して,Game Genieでボタンを割り当てると,PCやPlayStation 5/4でプレイしているのとほとんど変わらない感覚で,「原神」をプレイできる。ROG Phone 7は非常に性能が高いので,1〜2年前のハイエンドスマートフォンでは厳しかった最高画質で60fps設定でのプレイが可能だ。それをゲームパッドで操作できるのだから,快適なのも当然と言えよう。

こちらは,ROG Phone 7 UltimateにPlayStation 4純正のワイヤレスゲームパッド「DUALSHOCK 4」を接続して,「原神」に物理ボタンを割り当てている様子。DUALSHOCK 4を認識して,ボタンのマークがPS準拠になっていることに注目。移動は左アナログスティック,カメラの動きは右アナログスティックに割り当てて,とても快適にプレイできるようになった
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 Game Genieによる仮想ボタンへの物理ボタン割り当て機能は,ゲームを問わずに利用できる。市販のAndroid向けBluetoothゲームパッドで同種の機能を実現しているものもあるのだが,数は少なく,選択肢が限られる。その点,ROG Phone 7シリーズは端末側でゲームパッドと設定ソフトの面倒を見てくれるので,ユーザー側は好きなBluetoothゲームパッドを利用できるわけだ。
 「ゲームパッドでプレイしたいゲームがあるのに,ゲーム側が対応してくれない……」という悩みを抱えているゲーマーなら,ROG Phone 7シリーズの利点がよく分かるのではないだろうか。


「PUBG MOBILE」でROG Phone 7シリーズの性能と冷却能力を検証


 高いスペックとゲーマーにとって便利な機能を多数備えるROG Phone 7シリーズだが,実際のゲームをプレイしたときの快適さはどうだろうか。今回は,「PUBG MOBILE」を使い,ROG Phone 7シリーズ上でこれらを最高画質設定でプレイして,確認してみよう。「PUBG MOBILE」はスマートフォンゲームとしては処理負荷の高いゲームで,画質設定を最高にした状態で快適にプレイするには,相応に高性能なスマートフォンが必要となるので,端末の負荷テストにはうってつけだ。

 「PUBG MOBILE」をプレイ中に,ROG Phone 7シリーズがどれくらいの熱を持つのかを,スマートフォンに接続して撮影できる赤外線カメラ「FLIR One」を使って調べてみた。ゲームを実行中は,Armoury Crateを使って,最大性能を発揮できる代わりに発熱とバッテリー消費量が増える「Xモード」に端末の動作モードを設定している。計測時の室温は約25℃だ。プレイは常に両手に持って行い,背面の熱画像で比較する。

 次の画像は,テスト開始前でまだ端末が発熱し始めていない状態の背面だ。これを基準として,どれくらい熱を持つのかを見ていくとしよう。画像の色が白に近いほど高温で,暗い色になるほど低温であることを示す。

ROG Phone 7(左),およびROG Phone 7 Ultimate(右)のテスト開始前状態。これを基準として,どれくらい熱を持つのかを見る
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 続いて,「PUBG MOBILE」でテストプレイを30分間連続で行う。
 今回のテストでは,戦闘画面でのグラフィックス設定で,「クオリティ」を選択可能な最大品質である「FHD」にしたほか,フレーム設定は「ウルトラ」,アンチエイリアスは「4x」,「グラフィックの自動調整」は「無効」にして最大の負荷をかけてみた。
 この状態でも,プレイ中はほぼ40fps前後をキープし続け,驚くほどスムーズに動作するのだから大したもの。もう少しグラフィックス設定を下げたほうが快適になるだろうが,今回は発熱の検証も兼ねているので,この高負荷状態でテストプレイを行う。

ROG Phone 7 Ultimateで「PUBG MOBILE」をプレイ中の一コマ。設定できる最高画質にすると,フレームレートは40fps前後になった
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ROG Phone 7シリーズにおける「PUBG MOBILE」のグラフィックス設定
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 ROG Phone 7で,最高画質設定の「PUBG MOBILE」を30分間プレイしたあとの背面温度を計測したのが次の画像だ。なお,テストプレイは訓練場内の「音声訓練」→「銃声」で行った。

「PUBG MOBILE」を30分間プレイした状態のROG Phone 7背面
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 最も高温の部分が約31℃弱,指が触れている部分は29℃弱なので,体感でも「温かくなったな」程度にしか感じない。ROG Phone 7 Ultimateの発熱の少なさや,消費電力あたりの性能の高さがうがかえるというものだ。

 次に,ROG Phone 7 Ultimateの本体のみで「PUBG MOBILE」を30分間プレイするとどうなるだろう。

「PUBG MOBILE」を30分間プレイした状態のROG Phone 7 Ultimate背面
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 こちらも高温部は31℃弱で,ほぼROG Phone 7と同じだ。
 ここでさらに,ROG Phone 7 UltimateにAeroActive Cooler 7を組み合わせて,同じ条件でテストしてみよう。AeroActive Cooler 7が付いた状態と,そのすぐあとに外した状態を熱画像で見ることにより,AeroActive Cooler 7によって,背面の温度がどのくらい下がったのかを確認しようという意図だ。AeroActive Cooler 7の動作モードは,ペルチェ素子による冷却と冷却ファンを組み合わせたモード「フロスティ」に設定している
 AeroActive Cooler 7を付けた状態で「PUBG MOBILE」を30分間プレイした背面の熱画像は,次のとおり。

「PUBG MOBILE」を30分間プレイした状態のROG Phone 7 Ultimate+AeroActive Cooler 7の背面
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 AeroActive Cooler 7の隙間から見えている高温部でも26℃前後で,手で持つ部分と温度はほとんど変わらない。ここでAeroActive Cooler 7を外した背面はどうなっているだろうか。

「PUBG MOBILE」を30分間プレイしたあとで,AeroActive Cooler 7を外したROG Phone 7 Ultimateの背面
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 高温部でも26℃半ばで,AeroActive Cooler 7なしの状態よりも4℃ほど低い。ROG Phone 7 UltimateとAeroActive Cooler 7の組み合わせの冷却効果は明らかだ。もちろん,AeroActive Cooler 7なしでも,決して「熱を持ちすぎて快適にプレイできない」とか,「発熱が大きすぎて処理性能が落ちる」といったことはないだろうが,ROG Phone 7 UltimateとAeroActive Cooler 7であれば,余裕を持って対応できるのは間違いない。


高度なグラフィックスのスマートフォンゲームでも余裕のROG Phone 7シリーズ


 長くなったが,まとめに入ろう。ROG Phone 7シリーズは,単に高いスペックを備えるだけでなく,ゲームプレイに役立つ機能を備えたスマートフォンである。とくに,追加ボタンとして使えるAirTriggersや,AeroActive Cooler 7の背面ボタン,そしてゲームパッド非対応のゲームをゲームパッドでプレイできるようにする独自機能は,「画面のタッチだけではプレイしにくいな」と感じるゲームでも,携帯ゲーム機感覚でプレイしやすくできるのは,ゲーマーにとって見逃せないポイントであろう。

 ROG Phone 7だけでも高性能で,処理負荷の高いゲームでもボディが熱くなりすぎることもなくプレイできるのは間違いない。だが,ROG Phone 7 UltimateとAeroActive Cooler 7の組み合わせは,処理負荷がかかっていない状態と同じくらいの低温に,スマートフォン本体の温度を保つことができる。つまり,今後登場するであろう,さらに高度なグラフィックスを用いたゲームでも,ROG Phone 7 Ultimateであれば,余裕で対応できるわけだ。
 ハイエンドのゲーマー向けスマートフォンは,相応に高価な製品ではあるが,ROG Phone 7シリーズくらい高性能であれば,2〜3年と言わず,比較的長い間,先端的なスマートフォンゲームを快適にプレイし続けられられるだろう。そう考えれば,決して高い買い物にはならないはずだ。ゲームを快適にプレイできるスマートフォンを選ぶなら,真っ先に候補に挙げるべき製品が,ROG Phone 7シリーズである。

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ASUSのROG Phone 7 Ultimate製品情報ページ

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