
連載
インディーズゲームの小部屋:Room#366「カミオリコイル」

ヤル気まんまんのゾロメカ(?)に追い回されたら勝てる気がしない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第366回は,神奈川電子技術研究所の「カミオリコイル」を紹介する。本作は,発射の反動で空を飛べる不思議な武器を装備した5人の少女達を操作して,世界中に大発生した妖怪と戦うアクションゲームだ。それにしても,今度のドロンジョ様は9歳って……ありだね!
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20XX年,突如として世界中に発生した妖怪は最新の機械や兵器と融合し,次々と人間を襲い始めた。世界がたちまち大混乱に陥るなか,特別な力を持つ5人の美少女達が集められた。妖怪達を鎮める方法はただ一つ,異次元空間に存在する親玉妖怪を倒すこと。妖怪を退治できる特別な武器“霊機”を操り,世界に平和を取り戻すのだ!
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本作の大きな特徴となっているのは,武器の反動を利用した移動方法。例えば,右を向いて攻撃すればキャラクターは反動で左に移動し,下向きに撃てば空中を移動できるといったあんばいだ。分かりやすくいってしまえばファミコンで発売された「アストロロボSASA」と同じ方式であり,筆者も30年ほど前にさんざんプレイしたが,今となっては知らない人も多いかもしれない。
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また,アストロロボSASAと同様,武器の残りエネルギーがそのままキャラクターのHPになっており,敵の攻撃を受けたときはもちろん,ただ移動や攻撃しただけでもどんどんHP(=エネルギー)が減ってしまうので要注意。世界の危機なんだから,もう少し使い勝手のいい武器を用意してほしかったよ!
5人の少女達は,それぞれ威力や射程,使用した際の反動の大きさなどが異なる武器を装備しており,プレイ中に好きなタイミングで交代させながらステージを攻略していくのだ。
さらに,各キャラクターにはメインウェポンのほかにサブウェポンも用意されており,敵をロックオンして攻撃したり,薙刀を振り回して敵弾を消したりといった,メインウェポンとは異なる戦い方ができる。
サブウェポンのエネルギーはメインウェポンとは別になっており,いくら使ってもキャラクターのHPが減らないものの,そのぶん最大値が低く設定されている。ステージのあちこちにメイン/サブウェポンの回復アイテムが落ちているので,小まめにキャラを切り替えて,まんべんなくみんなを回復してあげよう。
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ゲームは6つの舞台(=ワールド)に分かれており,それぞれの舞台はゴールを目指して進む途中ステージと,ボスが出現する最終ステージで構成されている。ボスを倒せば次の舞台に進めるようになるのは,説明するまでもないだろう。キャラクターの操作方法は,マウスで狙いをつけて左クリックでメインウェポン,右クリックでサブウェポンを使うというもので,キャラの切り替えはキーボードの1〜5キーで行える。
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とくに,激しい攻撃を仕掛けてくるボスはかなり手ごわく,京橋のアストロロボを自称する筆者も大苦戦。おかしい,こんなはずでは……。
昔懐かしいゲームシステムを発展させ,やり応えのあるゲームに仕上がっているので,アクションゲームが好きな人はぜひお試しを。そんな本作は,1296円(税込)で発売中だ。
■神奈川電子技術研究所公式サイト
http://www.shindenken.org/![]() |
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