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インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」
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印刷2014/11/12 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」



 先日,とあるイベントの取材に行って後ろから女性達にガシガシ蹴られまくった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第356回は,AMPLITUDE Studiosの「Dungeon of the Endless」を紹介する。本作は,ローグライクとタワーディフェンスを組み合わせたような,一風変わったゲームシステムが特徴のゲームだ。いやいや,ものすごい混雑で蹴っても前に進まないんだから,みんなもうちょっと落ち着こう? このままだと新しい悦びに目覚めちゃいそうだよ?

画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 囚人達を乗せた宇宙船サクセス号は,彼らに未知の惑星を植民地化させるため,御者座星系に向けて航行していた。しかし,彼らが向かっていた惑星は何者かの防衛システムによって守られており,攻撃を受けたサクセス号は破壊されて惑星へと落下してしまう。脱出ポッドとしても機能する独房に収容されていた囚人達は,かろうじて惑星に不時着することができたが,彼らが墜落した場所は太古の昔に作られた,迷宮のような地下施設だった……。

画像集#002のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 というわけで,プレイヤーは囚人達を操作してダンジョンを探検していくことに。ゲームを開始したら,まずは脱出ポッドと,初期メンバーとなる2人の囚人を選択する。脱出ポッドによってゲーム中で得られるボーナスが変化するほか,囚人達もそれぞれ異なるアビリティを持っている……のだが,最初に選べる脱出ポッドは1種類のみで,囚人は4人だけ。どちらも,ゲームを進めることで種類が増えていくので,最初のうちはあまり気にしなくてもいいだろう。

画像集#007のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 ゲームの目的は大きく分けて2段階あり,まず第1段階はスタート地点に設置されているクリスタルを守りながらダンジョンを探索し,次のフロアへのエレベーターを見つけだすこと。このクリスタルはダンジョン内でのエネルギー源となっており,これをモンスターに破壊されるか,囚人達が全滅するとゲームオーバーだ。

画像集#003のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 ダンジョンは扉でつながった複数の部屋で構成されており,扉を開けるたびに,モンスターの迎撃や囚人達のバックアップを行うモジュールを設置するための「Industry」,新たなモジュールを入手するための「Science」,囚人達をレベルアップさせるのに必要な「Food」という3種類のリソースが手に入る。これと同時に,扉を開けるとモンスターが現れたり,宝箱を発見したり,商人と遭遇したりといったさまざまなイベントも発生する。

画像集#006のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 リソースにはもう1種類,「Dust」と呼ばれるものがあり,こちらも扉を開けたときや,敵を倒したときなどに獲得できる。Dustはクリスタルからのエネルギー供給を受けるために必要なリソースで,エネルギーが届かない部屋に設置したモジュールは機能しない。また,エネルギーが供給されていない真っ暗な部屋からはランダムでモンスターが出現するという点にも注意が必要だ。

画像集#005のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 さて,エレベーターを発見してからが,目的の第2段階。次はクリスタルを運んできてエレベーターを起動するのだ。よっこらしょとクリスタルを持ち上げると大量のモンスターが出現してクリスタルに殺到してくるので,これを迎え撃ちつつエレベーターの元へ急ぐべし。
 パーティメンバーは,ダンジョン内で出会った囚人をスカウトすることで最大4人に増やせるが,モンスターの大群を相手にするにはあまりにも分が悪い。そこで活躍するのが,敵を自動的に攻撃してくれるモジュールだ。

画像集#004のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」

 クリスタルの運搬経路の要所にこれらを配置しておけば,モジュールが自動攻撃で敵の侵攻を食い止めてくれるのだが,その様子は正にタワーディフェンスそのもの。じわじわと防衛線を突破されそうになりながら撤退しているときは,思わず手に汗握るスリルが味わえる。
 無事,クリスタルを運びこんだら,全員揃っていることを確かめてからエレベーターを起動しよう。慌てて起動すると,ほかの部屋にいる仲間を置き去りにしてしまうので,最後まで気を抜いてはいけない。


 全体的に難度が高く,タワーディフェンスとローグライクが組み合わさったような独特のゲームシステムに慣れるまではちょっと大変だが,完成度は非常に高く,失敗してもついついもう一度遊びたくなってしまう中毒性がある本作。普通のタワーディフェンスやローグライクは遊び尽くしたという人でも楽しめること間違いなしのゲームなので,興味を持った人はぜひどうぞ。そんな本作はSteamにて,1280円で発売中だ。

■「Dungeon of the Endless」公式サイト
http://g2g.amplitude-studios.com/Games/Dungeon-of-the-Endless

画像集#008のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#356「Dungeon of the Endless」
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