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インディーズゲームの小部屋:Room#303「MISSION TO DEPTHS」
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印刷2013/10/30 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#303「MISSION TO DEPTHS」



 ふと気づけば,いつの間にかプロ野球の日本シリーズが行われる時期になっていたことに驚きを隠せない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第303回は,day-to-day managementの「MISSION TO DEPTHS」を紹介する。
 本作は,ほかの生物に寄生して意識を乗っ取る宇宙生物を倒すため,人体の内部に潜入して敵と戦う横スクロールアクションだ。まあ,阪神タイガースを応援している筆者としては,今年もまた残念な結果に終わってしまいましたが……。

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 惑星から惑星へと渡り歩いては原住生物に寄生する,宇宙寄生生物。宿主の意識を乗っ取り,その惑星の資源を食らい尽くす彼らは,宇宙から来る死神と恐れられている。そんな彼らが次に目を付けたのは,惑星連盟にも所属していない発展途上の星,地球だった。しかし,この危機を救うため,発展途上惑星保護管理機構に所属する一人のエージェントが立ち上がった……。

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 というわけで,プレイヤーは主人公のエージェントを操作して,宇宙寄生生物が巣食う人の体内に潜入し,彼らとの戦いを繰り広げることに。人体の内部を舞台にした冒険ものと言えば「ミクロの決死圏」が思い浮かぶが,本作のエージェントは潜航艇ではなく,徒歩でてくてく冒険していく。ユニークなのは,体内を傷つけないようにするためか,放水銃と呼ばれる武器で敵と戦うという点だ。

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 放水銃はその名のとおりホースの先から水を飛ばして敵を攻撃する武器で,攻撃の向きは方向キーで自由に変えられる。さらにステージに落ちているアイテムを拾ってノズルを取り換えることで,複数の攻撃方法に切り替えが可能だ。ゲーム開始時に装備しているノズルでは,ボタンを押した長さに応じて水の勢いが変化し,ある程度遠くに飛んだ水は放物線を描いて落下するという,まさしく“放水”といった感じの面白い挙動をする。

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 宇宙寄生生物に寄生された人の体内は,右を向いても左を向いても敵だらけで,おまけに触れると即死してしまうトゲや,動く足場などといったギミックが満載の異次元空間と化している。
 これは確かに人体に有害そうだが,果たして敵は一体いつの間にそんなものを作ったのか,誰が体内にアイテムを残して行ったのか,そもそも自分は人体のどのあたりを冒険しているのかは大きな謎である。ともかく,体内にうじゃうじゃいる敵を,上述の放水銃か,ジャンプからの踏みつけ攻撃で倒しながら先へ進み,最後に登場するボスを倒せばステージクリアだ。


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 ゲームは全3ステージと少なめだが,それぞれのステージはかなり広めに作られており,場所によっては複数の攻略ルートがあるので,決してボリューム不足というわけではない。さらに,隠し通路も豊富に用意されているので,すみずみまで探してみるのも面白いだろう。
 攻略のメインとなるジャンプアクションはなかなかにシビアで,飛び降りてみるまで足元の状況がよく分からなかったりと,ゲーム難度はやや高めに設定されている。

 とはいえ,エージェントの残機を増やす1UPアイテムが割と頻繁に落ちており,さらにステージのあちこちにある青い結晶のようなアイテムを100個集めることでも残機が1つ増えるので,これらをきちんと集めていけば,そうそう簡単にゲームオーバーにならないはず。やり応えのあるアクションゲームが好きな人には間違いなくお勧めの一本なので,興味を持った人は,まずは公式サイトで公開中の体験版をお試しあれ。また製品版は,735円(税込)で発売中だ。

■「MISSION TO DEPTHS」公式サイト
http://day-to-day.org/depths/index.php

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