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[GC 2008#39]レゴだから許されるコミカルさがウリのアクションゲーム「LEGO Batman:The Video Game」
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印刷2008/08/24 10:48

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[GC 2008#39]レゴだから許されるコミカルさがウリのアクションゲーム「LEGO Batman:The Video Game」

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 レゴブロックで作られたキャラクターが活躍するゲームシリーズといえば,これまで「LEGO Starwars: The Video Game」「LEGO Indiana Jones: The Original Adventures」など,多数の作品が発売されている。いずれもレゴが持つコミカルな雰囲気が生かされた痛快なアクションゲームで,映画の名シーンなどがゲーム内で再現されていることから,ゲームファン,映画ファン,レゴファンのいずれもが楽しめるゲームになっている。そんなシリーズに新たに加わるのが,今回紹介するバットマンだ。

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 タイトル名は「LEGO Batman: The Video Game」となり,2008年秋の発売が予定されている。LEGO Starwars: The Video GameやLEGO Indiana Jones: The Original Adventuresなどが,いずれも元になった映画をモチーフにしているのに対し,本作はオリジナルのストーリーが展開。しかもオーソドックスなヒーロー視点のものだけでなく,ジョーカーやペンギンといった悪役サイドのストーリーも用意されているのだ。

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 ヒーローサイドのストーリーを選択した場合はゴッサムシティの平和を守るため,悪役サイドはゴッサムシティを混乱に陥れるために,それぞれ活躍することになる。プレイアブルなキャラクターは,バットマン,ロビン,ジョーカー,ペンギン,ミスター・フリーズなど,かなりの数が用意されているが,その全貌は公開されていない。Games Conventionの会場ではバットガールの存在も明らかになったが,まだまだほかにもいるようだ。

Games Conventionで存在が明らかにされたバットガール
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 ゲームは敵キャラを倒しつつ進み,定められた目標を達成するとステージクリアとなる。ステージにはさまざまな仕掛けがあるので,ただ敵を倒すだけでなく,ときには頭を使わないと行き詰まってしまう。プレイヤーキャラクターは基本的に二人一組で行動。ソロプレイのときは,自分がプレイをしていないキャラクターはAIが操作し,二人のときは各プレイヤーがどちらかを担当する。パズルによっては二人のキャラクター両方が協力しなければならない。ソロプレイのときはコントロールするキャラクターを切り替えつつ,二人で遊んでいるときはうまく協力しつつ先へ進むのだ。

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 各キャラクターのほか,さまざまなオブジェクトがレゴブロックで作られており,これらはすべて破壊できる。しかも破壊するといい感じにブロックが飛び散り,なかなか気持ちがいい。とくに敵が次から次へと現れるときなどは,片っ端から倒していくとかなり爽快だ。ちなみに二人プレイのときは,味方キャラクターも攻撃できる(ダメージはゼロ)。高低差のあるエリアで,苦労して登ってきた相方を突き落とすなんていうこともできるので,協力しながら進むのもいいが,お互いに足を引っ張り合うというのも面白いかも。正義のヒーローであるバットマンがロビンにケリを入れるという絵は,レゴブロックで表現するからこそ許されるようなものだろう。

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 各キャラクターは基本攻撃が若干異なるほか,それぞれ異なった特殊な技を持っている。例えばバットマンはリモコンつきの爆弾を使えるし,ペンギンは自爆型ロボットを操れる。またキャラクターによっては,2段ジャンプができるので,通常では届かないような場所へ到達可能だ。場所によっては2段ジャンプを使わないと先に行けない,なんていうことがあるかもしれない。

 本作はレゴを題材にしているといっても,お子様向けタイトルというわけではない。パズル部分は意外と難しく,会場では行き詰まっている人も多かった。とはいえ,ちょっとしたことに気がつけば先に進める程度のもので,途中で投げ出してしまうほど難しいわけではない。レゴワールドで繰り広げられるコミカルなバットマンは,誰でも楽しめる良作になりそうだ。LEGO Starwars: The Video Gameは日本語版が発売されているので,ぜひバットマンも日本語化してもらいたいものだ。

(左)開発元であるTT GamesのRichard Earl氏が本作のプレゼンテーションを行なってくれた
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