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Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)
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印刷2022/01/17 10:30

業界動向

Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

画像集#023のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 2022年最初の本連載では,本年に注目すべき欧米産ゲームタイトルを2回に分けて紹介しよう。今週は,リリースが予定されている欧米産の新作ゲームを20本ほどピックアップしてみた。面白そうな新作タイトルが続々とリリースされそうな気配があるので,ぜひチェックしてみてほしい。


 2021年の欧米ゲーム業界の動向については,「第708回:欧米ゲームパブリッシャが正念場を迎えた2021年を総括」関連記事)や「第709回:海外ゲーム通ならプレイしておくべき2021年のタイトル10選」関連記事)などで触れたとおり。前年比でしっかり成長は遂げたものの,半導体不足による新型ゲーム機の供給難や,COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響によるスケジュールの遅れ,そして大手パブリッシャの労働環境問題といった出来事で,どこか地味な印象を受けるものだった。

CES 2022で正式アナウンスされた,ソニー・インタラクティブエンタテインメントの新型VRデバイス「PlayStation VR2」。対応タイトルとして発表された「Horizon Call of the Mountain」は,同社が9月末に買収したイギリスのFiresprite Studios(関連記事)による新作だ
画像集#001のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 大手パブリッシャのAAAタイトルが,そのクオリティや方向性で批判されることが多かった印象も手伝ってか,2021年は層の薄さを感じずにはいられなかった。
 その分,「バイオハザード ヴィレッジ」「メトロイド ドレッド」「真・女神転生V」を始めとする日本産の“定番タイトル”や,「ディアブロ II リザレクテッド」「Mass Effect: Legendary Edition」「Alan Wake Remastered」といった,ここ数年のトレンドになりつつあるリマスター版にスポットライトが当たる結果になったのではないだろうか。

 年が変わって2022年に目を向けてみると,半導体不足は今年も継続という分析が多いようだが,新世代ゲーム機に対応するタイトルは,かなり増える様子だ。続編が多いのは仕方ないことであるが,ジャンルの多様性もなかなかで,気になるタイトルが多いし,昨年末に公開された「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」で示された,Unreal Engine 5をベースにした驚愕のグラフィックスや物理効果に対応したゲームも増えてくるだろう。

 毎年恒例とも言える当連載の年明け企画では,そんな2022年の欧米ゲーム市場において,期待できそうなタイトルを2回に分けて紹介していきたい。今回,本稿で紹介するのは20本で,まずは2022年の発売予定がアナウンスされているタイトルを中心に選んでみた。

「Steam Deck」も半導体不足の影響を受けていると思われるが,携帯型小型ゲームPCのトレンドをけん引する,2022年期待のハードウェアの1つである
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3人一組で,エイリアンとの戦闘に特化したタクティカルシューター
■レインボーシックス エクストラクション
開発元:Ubisoft Montreal
販売元:Ubisoft Entertainment
発売予定日:1月20日
プラットフォームPC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One
公式URLhttps://ubisoft.co.jp/rainbow-six-extraction/


画像集#003のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 年始にリリースされる2022年初のビッグタイトルと言えるのが「レインボーシックス エクストラクション」だ。まだまだ根強い人気の「レインボーシックス シージ」で行われた,イベント限定のモードである“アウトブレイク”をチューンナップしたスピンオフゲームといった立ち位置だ。
 プレイヤーは,シージ同様に複数のアーキタイプから自分の好みのオペレーターと装備を選んでプレイするが,シージと違って3人で一組という,よりタイトなグループ構成になる。“アーキエン”と呼ばれるエイリアンたちの侵略によって封鎖された地域に潜入して与えられたミッションを遂行し,脱出地点までお互いをサポートしながら戦い抜いていく。Ubisoft Entertainmentによる,継続的なライブサポートにも期待できるだけに,仲間を募って参戦してみると良いだろう。


パルクールを駆使して戦うゾンビアクション続編
■ダイイングライト2 ステイ ヒューマン
開発元:Techland
販売元:Techland
発売予定日:2月4日
プラットフォームPC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One
公式URLhttps://dl2.dyinglightgame.com/ja/


画像集#004のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」は,謎の病原菌が蔓延してゾンビアポカリプスが発生したことにより,人類の文明が崩壊してしまった前作の2016年から20年後が舞台となる。ヨーロッパでわずかに生き残った人間たちは,病原菌が漂う地表から逃れるように,高層ビルが立ち並ぶ廃墟の街“シティ”の屋上階を拠点にしているが,3つの異なる勢力に分かれて抗争を続けているという設定だ。
 プレイヤーは,シティにどこからともなくやってきた青年エイデン・カルドウェルとなって,それぞれの勢力からさまざまなミッションを受け,この世界の未来に影響を与えていくことになる。
 前作以上に高低差のあるマップで,よりスリリングなパルクールに期待できそうな本作だが,じっくりとキャンペーンやサイドクエストをプレイすれば80時間,さらに全てのマルチエンディングを楽しむとなれば500時間は遊び込めるという,発売延期を繰り返しても作り込んできた開発チームの熱意が感じられる作品だ。


何度も失敗しながらやり込んでしまう新感覚のスケボー・アクション
■オリオリワールド
開発元:Roll7
販売元:Private Division
発売予定日:2月4日
プラットフォームPC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch
公式URLhttps://store.privatedivision.com/ja/game/olliolli-world


画像集#005のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 2014年にリリースされた第1作「OlliOlli」,そして翌年にリリースされた「OlliOlli2: Welcome to Olliwood」に続く,スケートボードアクション最新作「オリオリワールド」は,これまでの2Dグラフィックスから3Dグラフィックスへと進化したサイドスクロール型ゲームとして進化。プレイヤーはパステル調のカラフルで生き生きとしたスケート天国“ラドランディア”において,さまざまなトリックを駆使しながらステージのクリアに挑戦し,何度も何度もやり直しては最高得点を目指してプレイしていく。
 現時点で詳細は明らかになっていないが,サンドボックスモードでは数百万というユニークなステージがプレイできるとのこと。カスタマイズ機能など判明していない部分も多いが,カジュアルな雰囲気で長くプレイを楽しむことができそうだ。


150種ものカンフー技を駆使する格闘アクション
■SIFU
開発元:Sloclap
販売元:Sloclap
発売予定日:2月8日
プラットフォームPC / PS5 / PS4
公式URLhttps://www.sifugame.com/


画像集#006のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「SIFU」は,2017年の格闘アクション「Absolver」を開発したSloclapの最新作で,本作では現代中国の街で,自分の家族を殺した5人の刺客を探し求めて旅に出る,カンフー見習いの復讐劇が描かれる。何度もキルされながらプレイを続けるローグライクなゲームシステムになっており,プレイヤーは150種にも及ぶスキルを習得し,ブロックや受け流しなどの技を駆使しながらパワーゲージを溜めてフィニッシュムーブを発動していく。
 面白いのは,主人公は魔法のペンダントを持っており,キルされるたびにこのペンダントによって蘇生されるものの,そのたびに年齢を重ねていくというシステムだ。一定の年齢になるとパワーが上がるが,ヘルス値の最大量が減ることで加齢を表現している。高齢でゲームオーバーになるとやり直しだが,それまでに身に着けたスキルを継承する仕組みも用意されているとのことで,ショートカットを見つけたりしながらミニボスたちと渡り合い,最後まで拳で戦い続けるのだ。


より多彩なトラバーサルで戦う,機械獣溢れるワイルドウェスト
■Horizon Forbidden West
開発元:Guerilla Games
販売元:ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント
発売予定日:2月18日
プラットフォームPS5 / PS4
公式URLhttps://store.playstation.com/ja-jp/concept/10000886/


画像集#007のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「Horizon Forbidden West」は,人類の文明が消滅してから長い年月を経た世界で,機械獣たちと戦うオープンワールド型アクションアドベンチャー「Horizon Zero Dawn」の続編だ。主人公のアーロイが,何らかの理由で,足を踏み入れてはならないとされていた禁断の西部地帯へと踏み込んでいく。
 本作では,現実世界におけるシエラ山脈や,サンフランシスコと思われる地域が克明に描かれ,その一部は水没しており,潜水や水泳といった新しいアクションも用意される。もちろん,龍や大亀のような新しい機械獣も登場するほか,機械獣をハッキングして自在に操る好戦的な集団も存在するようだ。より自由に崖をよじ登れるようになったほか,“シールドウィング”というグライダーを使って瞬時に下降できるなど,前作から大幅に進化しているようだ。


正統派ロールプレイを追求し続けるドイツ産SFファンタジー
■ELEX II
開発元:Piranha Bytes
販売元:THQ Nordic
発売予定日:3月1日
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One
公式URLhttps://www.elexgame.com/


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 2017年10月にリリースされた「ELEX」の続編となるオープンワールド型のRPG「ELEX II」。中世風の世界観とSF的なファンタジーが融合した惑星“マガラン”を舞台に,多大な能力を得ることができる希少鉱物“エレックス”を巡る戦いが,前作を経てなお継続している。主人公のジャックスは,惑星のあらゆる生命の存在を脅かす敵を前に,5つの集団に団結を呼びかけ,生き別れた息子デックスを探し求めることになる。
 「Gothic」や「Risen」シリーズなど,クラシカルな正統派RPGスタイルを追求し続けるPiranha Bytesだけに,本作でも自由度の高いゲームシステムが用意されており,プレイヤーの会話やミッション選択によって物語が複雑に変化し,仲の良かったコンパニオンキャラクターが離れていったり,死んでしまったりするようなドラマが展開する。操作系統の見直しが行われたことにより,至近距離と遠距離攻撃の切り替えなどがよりスムーズになっているとのことで,ストレスの少ないロールプレイを楽しめそうだ。


銀河最凶の13歳が生み出す,ヒャッハーの国で暴れ回るスピンオフ
■ワンダーランズ 〜タイニー・ティナと魔法の世界
開発元:Gearbox Software
販売元:2K Games
発売予定日:3月25日
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X/ PS4 / Xbox One
公式URLhttps://playwonderlands.2k.com/


画像集#009のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「ワンダーランズ 〜タイニー・ティナと魔法の世界」は,2021年にスタンドアロン化された「ボーダーランズ 2」のDLC「タイニー・ティナとドラゴンの城塞 〜ワンダーランズで一発限りの大冒険!」に続くスピンオフタイトルだ。銀河最強にして最凶の13歳少女“タイニー・ティナ”が,ダンジョンマスターとなってストーリーを操るテーブルゲームの中で,プレイヤーはソロもしくは最大4人の仲間たちと共に,暴君ドラゴン・ロードの野望を食い止めるための,さまざまなチャレンジをこなしていく。
 数えきれないほどの武器を自動生成するルートシステムは,メレーウェポンのカテゴリーが加わったことでさらに強化。また,本作には6つのキャラクタークラスが用意されているが,プレイヤーが自在に異なるスキルをカスタマイズすることで,自由にキャラクター作りを楽しめるなど,“ボダラン”ファンにとっても気になる要素が多い。


オカルトで溢れる,ちょっと変わったダークファンタジー系西部劇RPG
■Weird West
開発元:WolfEye Studios
販売元:Devolver Digital
発売予定日:3月31日
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://www.devolverdigital.com/games/weird-west


画像集#010のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「Weird West」は,「Dishonored」や「Prey」などの開発を手掛けたクリエイティブ・ディレクターのラファエル・コラントニオ氏が設立したWolfEye Studiosの初タイトルとなるアクションRPGだ。
 保安官とアウトローが,まだ法律の届かない辺境の大西部で想像上のクリーチャーと戦っているような,オカルトやダークファンタジーが詰まった世界観になっている。プレイヤーは,この世界を自由に旅しながら,行く先々でNPCたちからミッションを受けたり,出会ったバウンティハンターをコンパニオンにしたりしながら,この一風変わった世界で伝説を作っていく。
 5人の異なるスキルや背景を持つキャラクターから1人を選んでプレイを開始し,その決断がゲーム世界にさまざまな影響を与えるだけでなく,選ばなかった他の4人のキャラクターたちのストーリーも状況に合わせて刻々と変化していくため,ゲーマーそれぞれの体験も大きく異なるものになるという。どこか「Fallout」のような雰囲気もあるが,通常のレベルシステムではなく,スキルツリーやパークによってキャラクターを強化することになる。


バイオレントで妖しい吸血鬼社会の血族闘争を体験
■ヴァンパイア:ザ・マスカレード スワンソング
開発元:Big Bad Wolf
販売元:Nacon / DMM GAMES
発売予定日:5月19日
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X/ PS4 / Xbox One / Nintendo Switch
公式URLhttps://swansong.games.dmm.com/


画像集#011のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「ヴァンパイア:ザ・マスカレード スワンソング」は。残虐な吸血鬼社会を描き上げたテーブルトークRPG,「ヴァンパイア:ザ・マスカレード」の正式ライセンスを取得したRPGで,現代ボストンの裏社会を長らく支配してきた若きプリンス「スワン」が近隣都市をも傘下に収めたため,吸血鬼社会のパワーバランスが大きく崩れ,その闘争に巻き込まれた3人の吸血鬼の視点で物語が描かれる。
 プレイヤーキャラクターは,愛娘を何らかの医療実験に利用されたことで,その怒りから吸血鬼集団「マルカヴィアン」に属して復讐を誓う“レーシャ”,人心を操る能力を持つ古代血族「ヴェントルー」に属する“キャレブ”,芸術性やカリスマ性の高い派閥「トレアドール」の“エメ”。それぞれのストーリーが,絡み合うように進んで行くが,アクション性は高くなく,よりアドベンチャーゲームに近い展開になっているようだ。


アポカリプス後の世界で生き延びるサバイバルMMO
■The Day Before
開発元:Fntastic
販売元:MYTOMA
発売予定日:6月21日 (アーリーアクセス版)
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://www.daybeforegame.com/


画像集#012のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 ゾンビパンデミックにより崩壊したアメリカを舞台に,広大なオープンワールド型マップでサバイバルするという,過酷なゲームを楽しめそうな「The Day Before」。残された希少な資源を求め,廃墟となった家屋や高層ビルの中に潜入して,暗がりから襲い掛かってくる感染者や,好戦的な他のプレイヤーたちと戦いながら,ソロもしくは少数のグループで生き抜いていく。
 水溜まりや積雪,苔むした舗道や埃まみれの廃墟など,ロシアを拠点にするメーカーらしい質感が特徴的な本作は,どこか「Day Z」と「ディビジョン」を掛け合わせたような印象も受ける。他のプレイヤーとの撃ち合いが可能なエリアの中には,“コロニー”と呼ばれるセーフゾーンのような場所が存在する地域もあり,他のプレイヤーとのコミュニケーションや交易のために立ち寄ることもできるという。


機械仕掛けの人形たちが戦うフランス市民革命秘話
■Steelrising
開発元:Spiders
販売元:Nacon
発売予定日:6月
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X
公式URLhttps://www.3goo.co.jp/product/steelrising/


画像集#013のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 「Steelrising」は, 18世紀のフランスで起きた市民革命の裏で,機械仕掛けの人形(オートマタ)軍団で制圧を試みるルイ16世と,自身の護衛オートマタ“アイギス”を解き放って自由解放を手助けしようとするマリー・アントワネットの確執という,史実を大幅にアレンジしたストーリーで描かれる。独特の世界観を独自エンジンにこだわって開発することで知られる,「Greedfall」の開発チームによる最新アクションRPGだ。
 2022年6月にリリース予定だが,まだ具体的な情報があまりない。公開されているトレイラーなどからは,大ジャンプで建物を乗り越えながら移動し続け,遭遇した敵とスピーディなバトルを繰り広げるという,アクション重視の作風を確認できる。アイギスを含むオートマタたちもポーセリン人形を鋼鉄で改造したような風貌を持ち,「Greedfall」以上にアートディレクションに期待できそうだ。


マーベル系ゲーム初のオリジナルキャラクターを育成可能
■Marvel's Midnight Suns
開発元:Firaxis Games
販売元:2K Games
発売予定日:2022年後半
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X/ PS4 / Xbox One
公式URLhttps://midnightsuns.2k.com/


画像集#014のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 マーベルコミックスは映画のほか,アクションゲームでもその名をはせているが,「Marvel's Midnight Suns」は,「XCOM」や「シヴィライゼーション」シリーズで知られるFiraxis Gamesが開発を担当するシミュレーションRPGだ。
 何百年にもわたって眠りについていた地獄界アンダーワールドの母である“リリス”が目覚め,予言書「真夜中の太陽」(ミッドナイト・サンズ)を実現させて世界を破滅させようとするところから始まるストーリーで,アイアンマンウルヴァリンキャプテン・マーベルブレイドといったヒーローが結集して,世界の危機を救うことになる。
 マーベル系のゲームとしては初めて,双方の協力により“ハンター”というオリジナルキャラクターが創作されているのが本作の興味深いところで,プレイヤーは本拠となる「大聖堂」で彼らと共同生活しながら,個々のキャラクターとの親交を深めていくというサイドストーリーが展開する。バトルはカードシステムの要素を加えたターン制になっており,ヒーローやスキルを自由に組み合わせたデッキを構築していく楽しさには期待したい。


水彩画のような風景の中,幼少の淡い記憶を辿るナラティブADV
■Dorgogne
開発元:Umanimation
販売元:Focus Home Interactive
発売予定日:10月5日
プラットフォーム:PC / Nintendo Switch
公式URLhttps://www.focus-entmt.com/en-us/games/dordogne


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 水彩画風の美しいグラフィックスが魅力的な「Dorgogne」は,アニメーション制作会社であるUmanimationが手掛けるナラティブアドベンチャー。お爺さんを亡くしたばかりの少女“ミミ”が,残された手紙から過去を探り当てていくという,ノスタルジックでセンチメンタルなストーリーが楽しめる。
 タイトルにもなっている“ドルドーニュ”は,フランス南西部のボルドーにもほど近い田舎で,その中央を流れる穏やかな川の名前でもある。Umanimation自体もこの地域を拠点としており,彼らにとっても,「夏休みに過ごしたお爺ちゃんのいる田舎」というようなイメージがあるのかも知れない。
 主人公は,そんな大切な思い出を辿っていくかのように,ゲーム中では写真や音,さらには匂いの記憶を自分のジャーナルに留め置きながら,大人に成長していく過程で失われてしまう大切なものを追想していくことになるのだ。


ギーガーやベクシンスキーの絵画を思わせるグロテスクな世界
■Scorn
開発元:Ebb Software
販売元:Ebb Software
発売予定日:10月
プラットフォーム:PC / Xbox Series X
公式URLhttps://scorn-game.com/


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 セルビアのEbb Softwareが手掛ける新作「Scorn」は,映画「エイリアン」のクリーチャーデザインで知られるH・R・ギーガーや,「終焉の画家」と呼ばれたズジスワフ・ベクシンスキーの絵画を連想させる,人肉や人骨で覆われたような独特な悪夢の世界に囚われてしまった主人公となり,この世界を放浪しながらパズルを解いたり,さまざまなキャラクターと会話しながら脱出の方法を探っていくという,ホラー要素の高いアドベンチャーゲームだ。
 ゲームは1人称視点で進むが,常に周囲で何かが起こっているので,狭い空間の中でじっくりと集中しながらプレイを続けていくことになるようだ。カットシーンはなく,ゲームプレイでの没入感の高さが強調され,オブジェクトを手で拾い上げたり,機械を作動させたりといった感覚を重視しているという。インベントリのマネージメント要素も重要で,武器や弾丸,アイテムの管理をしっかり行わないと窮地に陥る。いつ,どのように戦うかを予想しながらゲームを進めなければならないのだ。


Bethesdaにとっては25年ぶりとなる“非続編RPG”
■Starfield
開発元:Bethesda Game Studios
販売元:Bethesda Softworks/Xbox Games Studios
発売予定日:11月11日
プラットフォーム:PC / Xbox Series X
公式URLhttps://bethesda.net/ja/game/starfield


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 オープンワールド型RPG「Starfield」は,「The Elder Scrolls」と「Fallout」という人気シリーズを持つBethesda Game Studiosにとって25年ぶりになるという新規IPで,SFがテーマとなる新作だ。太陽系から50光年離れたThe Settled Systemsまで進出している24世紀の世界において,星系の知られざる地域を調査する探索組織Constellationに所属した主人公が,20年前まで戦争を続けていたUnited ColoniesとFreestar Collectiveという 2大勢力の間で立ち回っていくという設定で,1人称もしくは3人称視点でプレイを進めていくことができると言う。
 自由度の高いキャラメイクやスペースシップのカスタマイズ機能に期待できそうな「Starfield」は,開発チームが“NASAパンク”と形容するほど宇宙物理学に傾倒したリアルなゲームシステムになっているようだ。United Coloniesの首都であるNew Atlantisと,Freestar Collective側のAkila Cityを中心にしたさまざまな地域の探検が楽しめそうで,NPCを含めたセリフの総数は,「Fallout 4」を遥かに超える15万行に達しているという。最新の自社ゲームエンジン「Creation Engine 2」の描画能力やMODサポートについても期待できるだろう。


異常現象が多発するゾーンで活動するストーカーの最新章
■S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl
開発元:GSC Game World
販売元:GSC Game World
発売予定日:12月8日
プラットフォーム:PC / Xbox Series X
公式URLhttps://www.stalker2.com/


画像集#018のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 2010年の「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」から12年ぶりとなるオープンワールド型サバイバルアクション「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」は,当初アナウンスされていた2022年4月末のリリースから7か月以上も延期されてしまったが,どうやら年内にはリリースされそうな気配だ。
 1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故やストルガツキー兄弟の小説「路傍のピクニック」をオマージュした,東欧産サバイバルシューターの元祖とも言えるシリーズだけに,多くのファンが心待ちにする新作の1つでもある。
 もっとも,現時点では「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」のストーリーや設定の多くはアナウンスされておらず,事故の影響からアノマリーという異常現象が発生する立ち入り禁止区域“ゾーン”において,自衛組織FreedomとDutyを始めとする複数の勢力の抗争にもまれながらも,希少品を求めて探索する“ストーカー”の1人としてプレイしていくという,前作同様となる背景のほかはよくわかっていない。歯並びまで変更できるモデリングなど高い技術力を擁した作品になるようで,今後の続報に注目したい1作だ。


壮大な戦場をリアルに描き上げるミリタリー系RTSの集大成
■Company of Heroes 3
開発元:Relic Entertainment
販売元:SEGA
発売予定日:年内
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://www.companyofheroes.com/


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 「Company of Heroes 3」は,ここのところ復活の兆しを見せるRTSジャンルにおいて,復活を果たす名作シリーズの最新作。第2次世界大戦下のイタリア及び北アフリカ戦線をテーマに,連合軍と枢軸軍を双璧にした複数の陣営による攻防戦を描く。ストラテジーゲームと言えば細かいユニットを操作するようなイメージだが,兵士レベルまでカメラを近付けることが可能で,砂埃や破壊効果などにもこだわった,映画のような迫力で,壮大な戦場の様子を楽しめる,次世代的なRTSゲームに仕上げられるという。
 本作では,Dynamic Campaign Mapという新しいタクティカルレイヤーによって,プレイヤーはゲーム開始時点の拠点から,自由に作戦を立てては部隊を要所に進め,情報網や補給路まで構築できる。M29ウィーゼルや対戦車自走砲ナースホルンなど,当時の兵器がリアルに描かれるのに加え,米軍およびカナダ軍が共同で編成した第1特殊任務部隊や,イギリス連邦のグルカ兵など,スペシャルユニットを招聘し,前線の拡張や維持に活用していくことが可能だ。


「アバター」の公式ライセンスを受けたオープンワールド型アドベンチャー
■Avatar: Frontiers of Pandora
開発元:Massive Entertainment
販売元:Ubisoft Entertainment
発売予定日:年内
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X
公式URLhttps://www.ubisoft.com/ja-jp/game/avatar-frontiers-of-pandora


画像集#020のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 2021年6月のE3 2021でアナウンスされて以降,まだまだ情報量の少ない「Avatar: Frontiers of Pandora」は,2009年のジェームズ・キャメロン監督映画「アバター」の公式ライセンスを受けた1人称視点型のアクションアドベンチャー。開発はMassive Entertainmentが担当し,キャメロン監督自身のスタジオであるLightstorm Entertainmentと,配給元であるDisneyによる共同開発が進められている。
 本作でプレイヤーが演じるのは,映画にも登場した惑星パンドラの原住民であるナヴィ(Na'vi)の戦士で,プレイヤーは未開の地である西部フロンティア地域で冒険し,同地の部族やさまざまなキャラクターたちとの交流を深めながら,パンドラの資源を狙うRDA社の脅威を伝えて,その野望を食い止めることになるという。映画さながらの高いクオリティを持つグラフィックスが楽しみなところだ。


ビクトリア朝時代に巻き起こるファンタジーサバイバルRPG
■Nightingale
開発元:Inflexion Games
販売元:Inflexion Games
発売予定日:年内
プラットフォーム:PC
公式URLhttps://www.playnightingale.com/


画像集#021のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 カナダのInflexion Gamesが開発をアナウンスしたばかりの「Nightingale」は,現実世界で言えば19世紀後半あたりの文化成熟度を迎えている世界が舞台となる。各地をつないでいた魔法ネットワークが突如として遮断され,冒険家だったプレイヤーは,別空間にあるファンタジー世界“ファー・レルムズ”に取り残されたことで,生き残りをかけて戦いながら,脱出のためにポータルを再稼働させる方法を探していくというストーリーだ。ソロもしくは仲間と共にプレイすることが可能で,アクションよりも生活空間を豊かにするためのクラフティングや探索が重視されているという。
 ヴィクトリア朝の時代がバックボーンとなるだけに,細かい細工が施されたピストルやマスケット銃,ハンティングライフルなどの銃器に加え,ゴールドラッシュ時に活躍したツルハシや大型ハンマーなどの武器を手にして,コボルドや巨人といった多くの敵と戦い,砦への襲来に備える必要もある。長期的にプレイが楽しめるゲームになるのは間違いなく,年内のリリースが予定されているアーリーアクセス版に期待がかかる。


バットマン亡きあとのゴッサムシティを守る若き闇の騎士たち
■Gotham Knight
開発元:WB Games Montréal
販売元:Warner Bros. Interactive Entertainment
発売予定日:年内
プラットフォーム:PC / PS5 / Xbox Series X/ PS4 / Xbox One
公式URLhttps://www.gothamknightsgame.com/ja-jp


画像集#022のサムネイル/Access Accepted第710回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

 DCユニバースのアクションRPGの最新作「Gotham Knights」は,これまでゴッサムシティを守り抜いてきたバットマンと,その盟友だった警察本部長のジェームス・ゴードンが命を落とし,悪がはびこるようになってしまった新時代が舞台。
 そうした状況で立ち上がったのは,バットマンの意志を受け次ぐ“若き闇の騎士”たちで,プレイヤーはディック・グレイソン(ナイトウィング),バーバラ・ゴードン(バットガール),ティム・ドレイク(ロビン),そしてジェイソン・トッド(レッドフード)の4人のキャラクターを操作して,「梟の法廷」と名乗る組織と戦っていく。
 WB Games Montréalと言えば,2013年の「バットマン:アーカム・ビギンズ」の開発メーカーだが,本作においてはそれぞれのキャラクターの背景である“オリジンストーリー”は以前と異なっているとのこと。バットマン・ファミリーの拠点となるベルフライ(時計塔)に戻れば,別のキャラクターにスイッチできるほか,2人のプレイヤーで異なるキャラクターを操作する協力モードにも対応している。

著者紹介:奥谷海人
 4Gamer海外特派員。サンフランシスコ在住のゲームジャーナリストで,本連載「奥谷海人のAccess Accepted」は,2004年の開始以来,4Gamerで最も長く続く連載記事。欧米ゲーム業界に知り合いも多く,またゲームイベントの取材などを通じて,欧米ゲーム業界の“今”をウォッチし続けている。
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