2010年4月3日,東京都内の表参道ヒルズにあるスペースオーにて,オンラインFPS「
Alliance of Valiant Arms」(以下,AVA)のオフラインイベント
「AVAれ祭 2010」が開催された。会場では,全143クランが参加したオンライン公式大会「Alliance of Valiant Arms Spring Storm」(AVASS)の決勝戦が実施されたほか,近日実装予定の新モードについての発表が行われた。
決勝戦に先駆けて行われたのは,協力モード「PRISON BREAK2 -Rescue-」の発表だ。これは2009年秋に実装された「
PRISON BREAK -Survival-」「
PRISON BREAK -Escape-」に続く,協力モードの第三弾で,暴徒に占拠された施設からNPC「エヴァ・マリア・ヴォレル中尉」を救出するミッションとなる。実装は4月21日予定。
ミッションは三つのステージで構成され,第1ステージは施設の1〜2階が舞台。2階中央にあるエレベーターに無事乗り込むことができればクリアだ。続く第2ステージは,火災が発生している7〜8階が舞台で,ルートを閉ざしている防火扉を開けながら進む。燃え盛る炎に触れるとダメージを受けるので,注意が必要だ。最後の第3ステージは13階〜屋上。14階に囚われていたエヴァとともに,屋上で救出ヘリに乗り込めばミッションクリア。
難度は「Normal」と「Easy」の2種類で,前者は最大5人参加でリスポーン回数が3回,後者は最大4人参加でリスポーン回数5回に加えライフの量も増加する。
 新モードの発表を行ったAVAのプロデューサーを務める井上洋一郎氏 |
 会場には新モードの試遊台も用意されていた |
AVASSは,「護衛リーグ」および「爆破トーナメント」のに系統に分かれて実施されており,会場では,それぞれの決勝戦が行われた。
護衛リーグで優勝を争ったクランは「Frontier」と「Idiot」。Frontierはかねてから護衛ミッションの研究を重ねてきたクランだが,対するIdiotはもともと爆破ミッションを得意とし,個人技を重視している。試合は,護衛対象の戦車がリスポーンポイントに飛ばされる不具合に見舞われたものの,個人技に頼らない組織力を発揮したFrontierが,攻撃側・守備側双方でポイントを取り優勝を決めた。
井上氏とともに決勝戦の解説を務めたBRZRKさん。日本のオンラインFPS大会ではお馴染み
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爆破トーナメントの決勝戦で対決したクランは「Nil」と「ReGuLuS」。序盤は4対1と差を付けたReGuLuSが有利かと思われたが,Nilも押されっぱなしではなく,中盤から後半にかけて6対5までポイントを取り返す。しかし左右に素早く展開してマップを広く使い,敵の少ないところから攻めていくという戦術を駆使したReGuLuSが,終始Nilの一歩先を行って優勝を決めた。
会場にはブースが用意され,出場選手に場内アナウンスや相手クランの声が届かないよう配慮されていた
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会場では,韓国最強クラン「Astrick」の挑戦状が披露された
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なお表彰式では,爆破トーナメントで優勝したReGuLuSが,5月1日に東京の秋葉原で開催される「
秋葉原PCゲームフェスタ」にて,AVAの韓国最強クラン「Astrick」と対戦することが発表された。会場にはAstrickによる不敵な挑戦状ムービーも上映されたが,ReGuLuSのメンバーは臆するどころか,勝利への強い意気込みを見せていた。
護衛リーグ優勝「Frontier」
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爆破トーナメント優勝「ReGuLuS」
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 護衛リーグ準優勝「Idiot」 |
 爆破トーナメント準優勝「Nil」 |