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  • Intel
  • 発表日:2006/07/27
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3MB L2の「Core 2 Duo E7200」パフォーマンス速報。Phenom X3キラーか?
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印刷2008/04/25 15:04

テストレポート

3MB L2の「Core 2 Duo E7200」パフォーマンス速報。Phenom X3キラーか?

Core 2 Duo E7200(SSpec:SLAVN)と製品ボックス付属のクーラー。クーラーは背の低いアルミ製で,Core 2 Duo E8000番台と同じもののように見える
Core 2
 とくに大きなアナウンスもないまま販売が始まった「Core 2 Duo E7200/2.53GHz」(以下,E7200)。Core 2 Duo E7000番台のCPUとしては初の製品となったE7200だが,今回4Gamerでは同製品の製品ボックス版を店頭で購入してきたので,取り急ぎパフォーマンス検証結果をお届けしたいと思う。

 さて,E7200の主な特徴はざっと以下のとおりだ。

  • Core 2 Duo E4000番台の後継製品となるデュアルコアCPU
  • 45nm High-kプロセスを採用
  • 実勢価格は1万5000円前後(2008年4月25日現在)
  • ベースクロック266MHz(FSBクロック1066MHz)の9.5倍設定
  • L2キャッシュ容量は3MB

 注目したいのはなんといっても,45nmプロセス採用製品として初のエントリーユーザー向けCore 2 Duoゆえ,価格が非常に安価であること。L2キャッシュ容量はCore 2 Duo E8000番台の半分となる3MBに制限されているが,E8000番台の最下位モデル「Core 2 Duo E8200/2.66GHz」の実勢価格が2万6000円前後(※2008年4月25日現在)ということを考えると,まずまず納得できるスペック(表1)ともいえるだろう。

 そして重要なのは,倍率設定が9.5倍なので,ベースクロックを333MHz(FSB 1333MHz)へとオーバークロックすれば,E8000番台の最上位モデル「Core 2 Duo E8500/3.16GHz」と動作クロックが並ぶことだ。Core 2ファミリーの場合,同一のCPUコア世代であれば,最上位モデルのクロックくらいまでは比較的簡単に上がってしまうので,このあたりにも期待が持てそうである。
 というわけで今回は,定格動作時とオーバークロック時のパフォーマンスを,テスト方法&アプリケーションを絞って検証してみたい。

※2008年4月25日現在。4月後半に行われたIntelの価格改定が反映されていないショップもあったため,E7200以外のCPUは今回示した価格よりも安価で購入できる場合がある


ベースクロックの266MHz→333MHz化で

あっさり3.16GHz動作


Maximus Formula Special Edition
ゲーマー向けのX38マザーボード
メーカー:ASUSTeK Computer
問い合わせ先:ユニティ(販売代理店) news@unitycorp.co.jp
実勢価格:4万円前後(2008年4月25日現在)
Core 2
 テスト環境は表2のとおり。「Intel X38 Express」チップセットを搭載するASUSTeK Computer製マザーボード「Maximus Formula Special Edition」ベースとなる。比較対象となるCPUは,Core 2 Duo E8500(以下,E8500)と「Phenom X3 8750/2.4GHz」(以下,X3 8750)の二つ。後者については,4月23日掲載のレビュー記事からスコアを流用している。
 テスト方法はベンチマークレギュレーション5.2準拠だが,CPUテストということもあり,アンチエイリアシングや異方性フィルタリングを適用することでGPUベンチマークの色が濃くなる「高負荷設定」を省略し,「標準設定」のみを実施する。また,パフォーマンス速報ということで,アプリケーションは「3DMark06 Build 1.1.0」(以下,3DMark06)と「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」(以下,ロスト プラネット)と「Company of Heroes」の三つに絞った。


「CPU-Z」(Version 1.44.2)で“CPU-Z読み”を行うと,定格動作時のVcoreは1.152V。なお,リビジョンは「M0」ステップだった
Core 2
 さて,まずはオーバークロック検証になるが,結論から述べると,マザーボードのBIOSでベースクロックを266MHzから333MHzへ引き上げただけで,拍子抜けするほどあっさり3.16GHz動作に成功した。今回は,3DMark06とロスト プラネット,Company of Heroesのテストが問題なく完走したことをもって「成功」としているが,本当に驚きというか,期待以上といったところだ。なお,電圧設定が「Auto」だと,Maximus Formula Special Editionでは定格動作時よりもVcoreが若干高めに振れるため,Vcoreを1.150Vに手動設定してみたが,それでもまったく問題なかったため,今回はVcoreを1.150Vに指定した状態のスコアを採用する。

Maximus Formula Special EditionからVcoreを「Auto」に設定すると,CPU-Z上の電圧表示は1.200〜1.208Vに(左)。BIOSから「1.15V」に指定すると,同1.120Vと表示された(右)。ちなみに,製品ボックスにあったVcore Max表記は「1.25V」である
Core 2 Core 2

※オーバークロック設定は自己責任であり,オーバークロック設定の結果,いかなる問題が生じても,筆者や4Gamer編集部,販売店,メーカーは一切その責を負いません。また,今回のオーバークロックテスト結果は,筆者が検証した個体についてのものであり,すべての製品が同じくオーバークロック可能であると保証するものではありません。


L2キャッシュ半減のペナルティは無視できないが

Phenom X3 8750に対しては互角以上の勝負を見せる


 ベンチマークテスト結果を見ていこう。グラフ1は3DMark06の総合スコアだが,総合スコアで1万1000を超え,オーバークロックで動作クロックを揃えると,E8500に迫るスコアを見せる。ただ,どの解像度でもわずかながらE8500レベルに到達しておらず,L2キャッシュ容量による違いも見て取れよう。このあたりは,グラフ2に示したCPU Scoreからも確認できる。


 続いてはTPSであるロスト プラネット(グラフ3,4)。実ゲームに近い傾向を示す「Snow」テストの1024×768ドットで,2万円台前半(で4月下旬発売予定)のX3 8750よりわずかに勝っているのはポイントが高い。マルチスレッド対応のCPUベンチマークといえる「Cave」だと,さすがに“3コア対2コア”で置いていかれるが,オーバークロックで逆転できている点も興味深いところだ。
 ただし,3.16GHz動作時でE8500と比べると,Caveで低解像度を中心に3DMark06よりも“引き離され度合い”が大きい。


 CPUのシングルスレッド性能が比較的素直に表れやすいCompany of Heroesでは,定格クロック動作の2.53GHzでも1024×768ドットで170fpsを超え,X3 8750を圧倒する(グラフ5)。さらにオーバークロック時は2ランクくらいパフォーマンスが引き上げられるイメージだ。なお,E8500との比較では,やはりここでもL2キャッシュ容量のペナルティが効いている。地力が違うといったところか。



L2キャッシュのペナルティは確実に存在するが

Phenom X3キラーになり得る価格対性能比


製品ボックス
Core 2
 すべての個体で3.16GHzで動作する保証はもちろんないが,今回試した個体の雰囲気からして,仮に“ハズレ”を引いても,電圧設定を少しいじるだけで「E8500にあと一歩」のパフォーマンスは比較的簡単に獲得できそうな気配だ。本稿中盤で触れたように,オーバークロックはあくまで保証外の行為となるが,比較的リスクの少なそうな賭けになりそうである。
 もちろん,「オーバークロックなどもってのほか,ゲームプレイでは安定性こそが最重要」という読者も多いだろうが,そういった人にとっても,販売価格が2万円を超えそうなPhenom X3,正確を期せばX3 8750と互角以上のパフォーマンスを,1万5000円の投資で手に入れられるという点で,大いに価値があると思われる。「AMD 780G」のような,3D面におけるコストパフォーマンスに優れたチップセットはIntelプラットフォームに存在しないことは気に留める必要があると思われるが,ミドルクラス以上のグラフィックスカードを搭載する前提で,コストを重視しつつ1台のゲーム用PCを組むなら,E7200はなかなか面白い存在だ。

 なお,冒頭でお伝えしたとおり,今回はあくまでパフォーマンス速報。L2キャッシュ4MB版のCore 2 Duoとのパフォーマンス比較や,消費電力検証などは,近日中に掲載予定のレビュー記事で詳しくお伝えする予定なので,お楽しみに。
  • 関連タイトル:

    Core 2

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