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コナミ,ハドソンを2011年4月に完全子会社化。ソーシャルネットワーク分野に,両社の経営資源を集中していくと発表
今回の完全子会社化の理由としてコナミは,今後の成長が見込まれるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)事業にコナミとハドソンの経営資源をより一層注力することを検討していくことを挙げている。ソーシャルゲーム事業で成功しつつあるコナミが,早くから音楽系などのネットワークコンテンツに事業の主軸を移し,とくにモバイル分野で注目を集めているハドソンを完全子会社とすることで,グループ経営の機動性を確保し,市場環境の変化に適切に対応していくことを主軸に置いているようだ。
コナミは,今後スマートフォンの分野で,優れたゲームの演出や制作技術を持つコナミのノウハウと,高い企画力/機動力を持つハドソンとの,いわば両社の強みを融合する機会が増えていくことが見込まれるとしている。
KONAMIブランドで知られるコナミデジタルエンタテインメントを傘下に持つコナミは,2005年,ハドソンを子会社にしており,現在ハドソンの発行済み株式総数の約54%を保有している状況だ。リリースによれば,今回の完全子会社への移行によっても,ハドソンはコナミとそのグループ企業から自由な活動を阻害されるようなことはなく,関係は従前どおりであるとのこと。詳しくは,公式サイトを参考にしてほしい。
コナミ公式サイト
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