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デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売
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印刷2010/03/15 19:59

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デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売

 同軸&光角形端子を利用してサウンド出力デバイスとS/PDIF接続することにより,PCやPlayStation 3(以下,PS3),そしてXbox 360と,プラットフォームを問わずに5.1chサウンド環境を利用できるゲーマー向けヘッドセットが,2010年3月18日に予想実売価格2万円前後で発売予定だ。
 製品名は「EMOCION」(エモシオン,型番:AL-DP100V)。オールエイ製で,PCパーツや周辺機器などの販売代理店であるタイムリーの取り扱いとなっている。

EMOCION
画像集#002のサムネイル/デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売


マイク内蔵のリアル5.1chヘッドフォンと

Dolby Digitalデコード対応アンプのセット


 さて,いきなり結論めいたことから述べると,EMOCIONが特徴的なのは,以下に挙げる3要素を組み合わせた製品だという点にある。

A.計10基のスピーカードライバーを搭載したリアル5.1ch出力対応ヘッドフォン
  • 左右に4基ずつ,計8基搭載したスピーカードライバーをゲームや映画,テレビ番組などのサウンド用に,左右1基ずつ計2基搭載したスピーカードライバーをボイスチャット用にそれぞれ内蔵し,リアル5.1ch出力+2ch出力をサポート。インラインボリュームコントローラ付き

B.下記機能を搭載した小型AVアンプ
  1. PCやPS3,Xbox 360,あるいはテレビからS/PDIF出力を受けて,ゲームソフトの一部で用いられる音声圧縮方式「Dolby Digital」や,日本の地上デジタル放送で採用される音声圧縮方式「MPEG-4 AAC」を採用するビットストリームデータをデコードして,ヘッドフォンへ5.1ch出力する機能
  2. PC上で動作するソフトウェアメディアプレイヤーからのUSB入力を受けて,1.と同様に出力する機能
  3. 1.および2.について,専用ヘッドフォンではなく,アナログミニピン×3を利用したアナログ5.1chライン出力を行う機能

C.マイク
  • PC&PS3とはUSB接続,Xbox 360(のコントローラ)とは直径2.5mmのミニピンケーブルで接続する仕様

画像集#003のサムネイル/デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売
 2chステレオ出力に対応したときは,2chヘッドフォンとして機能しつつ,プログラム側でDolby Digital形式のビットストリーム出力に対応したゲームや,Dolby Digital形式のビットストリームデータへリアルタイムエンコードを行えるPC側のサウンド出力デバイスと組み合わせたときには5.1chヘッドフォンとして利用できる。
 いわゆるマトリックスデコード技術はサポートしていないため,「2chステレオサウンドをアップミックスして5.1chで」というわけにはいかないが,同軸/光デジタル接続できる機器であれば,PCやゲーム機,テレビ,ハードウェアメディアプレイヤーなど,なんでも接続して利用可能という点に,魅力を感じる人は少なくないだろう。

ヘッドセットの構造
画像集#004のサムネイル/デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売
 ヘッドセットユニットがなかなか凝った作りになっているのも特徴で,メインのエンクロージャー部にフロントスピーカーとサブウーファ,ボイスチャット用スピーカードライバーを搭載しつつ,エンクロージャーの前後に突起を設けて,そこにセンターおよびリアスピーカー用ドライバーを搭載。オールエイでは,これを「突出パイプ構造」と呼んでおり,この構造により,音の立体感や,各ドライバーユニットの独立性を確保しつつ,ヘッドセットユニットを小型化することに成功したという。実際,ヘッドフォン部の公称重量はわずか168gしかない。

画像集#005のサムネイル/デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売
インラインボリュームコントローラに,Xbox 360純正コントローラのヘッドセット接続端子とつなぐためのケーブル用端子が用意されている。接続用ケーブルも同梱
画像集#006のサムネイル/デジタル接続でリアル5.1ch出力対応。PCとPS3,Xbox 360で使えるゲーマー向けヘッドセットが発売
接続端子一覧。ヘッドフォンは専用の9ピン端子を採用する。2系統用意されているので,最大で2台利用可能
 なお,マイクユニットは,左耳用エンクロージャに“内蔵”。ブームで引っ張り出したりするような構造になっておらず,これも本体の小型化に寄与しているようだ。なお,マイクは指向性のないタイプで,ノイズキャンセリング機能付き。PCおよびPS3とは,小型AVアンプ側に用意されたUSBインタフェースを介して接続する仕様だ。Xbox 360の場合は,ヘッドフォン部と小型AVアンプの間にあるインラインボリュームコントローラに用意されたアナログ出力端子と,Xbox 360純正コントローラのヘッドセット接続端子とを,付属ケーブルでつなぐことになる。

 このほか,主なスペックは以下のとおり。AVアンプをすでに持っていて,自在に使いこなしているという人には不要だろうが,5.1ch出力に対応したゲームサウンド環境をコンパクトに実現したいというのであれば,試してみる価値がありそうだ。


●主なスペック
  • 基本仕様:光デジタル接続ワイヤードタイプ
  • 本体サイズ:未公開(※ヘッドセット部),69(W)×103(D)×24(H)mm(※小型AVアンプ部)
  • 重量:168g(※ヘッドセット部),109g(※小型AVアンプ部)
  • ケーブル長:3.2m(※接続端子含む)
  • 接続インタフェース:S/PDIF,USB標準タイプB,アナログミニピン×3(※アナログミニピンはアナログ5.1ch外部出力用)
  • 搭載ボタン/スイッチ:インラインボリュームコントローラ(※Xbox 360用マイク出力端子付き)
  • 主な付属品:ACアダプタ,光角形ケーブル・同軸RCAケーブル・USB(※各1.2m),2.5径ステレオミニケーブル(※0.6m)
  • 対応OS:ー(※PCとのUSB接続時はWindows XP SP3/Vista/7)
  • 予想実売価格:2万円前後
  • 発売時期:2010年3月18日
《ヘッドフォン部》
  • タイプ:未公開
  • 周波数特性:250Hz〜18kHz(フロント),350Hz〜15kHz(リア),350Hz〜12kHz(センター),25Hz〜7kHz(サブウーファ),120Hz〜18kHz(ボイスチャット用)
  • 感度:90dB±3dB(フロント,リア),85dB±3dB(センター),95dB±3dB(サブウーファ),72dB±3dB(ボイスチャット用)
  • インピーダンス:32Ω±20%(フロント,サブウーファ),16±20%(リア),8Ω±20%(センター),21±20%(ボイスチャット用)
  • スピーカードライバー:直径27mm(フロント),直径10mm(センター),直径10mm(リア),直径40mm(サブウーファー),直径13mm(ボイスチャット用)
  • 定格入力:未公開
  • 許容入力:18mW(フロント,サブウーファ),6mW(リア,センター,ボイスチャット用)
《マイク部》
  • タイプ:未公開
  • 周波数特性:300Hz〜4kHz
  • 感度:-38±4fdB
  • インピーダンス:未公開
  • S/N比:未公開
  • 指向性:なし
  • ノイズキャンセリング機能:未公開
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