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Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表
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印刷2017/09/01 14:44

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Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表

 ドイツ時間2017年8月31日,Razerは,光学センサー搭載ワイヤードマウスの新製品となる「Razer Basilisk」(以下,Basilisk)を発表した。直販では9月,世界市場では第4四半期の発売予定で,北米市場におけるメーカー想定売価は69.99ドル(税別)となっている。

Basilisk(バシリスク)は頭にトサカを持つ,ヘビまたはトカゲのような架空の動物。架空のヘビの名前はこれまでも付いたことがあるが,「ヘビ要素のある架空の動物」の名前がRazerのマウスに付いたのは,筆者の記憶する限りこれが初めてだ
画像集 No.002のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表

天板部はザラついた加工のようだ
画像集 No.003のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表
 Basiliskは,「Razer DeathAdder Elite」(以下,DeathAdder Elite)および「Razer Lancehead Tournament Edition」(以下,Lancehead TE)で採用例のある第5世代光学センサーを搭載する右手用モデルだ。
 このセンサーは毎回呼称が変わっており,DeathAdder Eliteのときが「Razer 5G Optical Sensor」,Lancehead TEのときが「True 16,000 DPI 5G optical sensor」で,今回は「5G true 16,000 DPI optical sensor」という名前になっているが,いずれにせよ,PixArt Imaging製のRazer向けカスタムモデル「PMW3389DM」という理解でいいだろう。

本体側面の滑り止め用ラバーシートはRazer Lanceheadシリーズのそれとよく似ている
画像集 No.005のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表
 さて,そんなBasiliskが持つ最大の特徴は,本体底面にあるダイヤルにより,スクロールホイール回転時の抵抗値を調整できることである。一部のゲーマー向けマウスでは回転させるときの抵抗をゼロにできたりもするが,Basiliskの場合は逆に重くすることができるという。たとえば回転にジャンプを割り当て,バニーホップ(※Quake系などでよく見られる,ぴょんぴょん跳ねる動作)を多用するようなケースだと,この特徴は便利に使えるかもしれない。

Razerが公開している,本体底面にあるダイヤルの操作イメージ。現在のところRazerはこの写真以外に底面の様子が分かる画像を公開していない
画像集 No.004のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表

「付属のDPI Clutchは2個」なのに付属品は3つある。なのでおそらく1つは,ボタンを完全に無効化するためのカバーだろう
画像集 No.006のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表
 もう1つ,2個の左サイドボタンとは別に,Razerが「DPI Clutch」と呼ぶ着脱可能なボタンを採用しているのも,Basiliskの持つ特徴と言えるだろう。
 これは要は,他社が「Sniper Button」的に呼んでいるボタンと同じもので,「押している間だけセンサーの感度を下げる」という基本機能とは別に,統合ソフトウェア「Razer Synapse 3」を使うことで,「押してボイスチャットのpush-to-talkを行う」などといった追加機能の割り当てが可能だ。
 DPI Clutchボタンは,手のサイズや持ち方に合わせて長短2種類が付属するため,ユーザーは好きなほうを選んで利用できるという。

DPI Clutchの配置がよく分かるカット。確かにこれは,邪魔だと思う人がいるかもしれない。だからこそ無効化するためのカバーも付属するのではなかろうか
画像集 No.008のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表 画像集 No.009のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表
ちなみにこちらはDPI Clutchを交換するイメージ
画像集 No.007のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表

画像集 No.010のサムネイル画像 / Razer,スクロールホイール回転の抵抗値をカスタマイズできるFPS向けマウス「Basilisk」発表
 そのほか主なスペックは下にまとめたとおり。RazerはスクロールホイールとClutch Buttonをもって,Basiliskを「カスタマイズの可能なFPS向けマウス」と位置づけている。
 北米市場におけるメーカー想定売価はDeathAdder Eliteと同じなので,それよりちょっと小さな,右手用マウスのバリエーションモデルという扱いになりそうだが,果たして市場ではどう受け入れられるだろうか。発売が楽しみだ。

●Basiliskの主なスペック
  • 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
  • 搭載センサー:「5G true 16,000 DPI optical sensor」(※おそらくPixArt Imaging製のRazer向けカスタムモデル「PMW3389DM」)
  • ボタン:左右メイン,センタークリック付きスクロールホイール,ホイール手前×2,左サイド×2,DPI Clutch×1(※左右メインボタン用には独自スイッチ「Razer Mechanical Mouse Switch」搭載)
  • トラッキング速度:最大450IPS
  • 最大加速度:最大50G
  • フレームレート:未公開
  • 画像処理能力:未公開
  • トラッキング解像度:最大16000 DPI
  • USBレポートレート(ポーリングレート):1000Hz
  • オンボードフラッシュメモリ:内蔵
  • データ転送フォーマット:未公開
  • リフトオフディスタンス:未公開
  • LEDイルミネーション:搭載(※約1677万色から選択可能。「Razer Chroma」対応)
  • 公称本体サイズ:75(W)×124(D)×43(H)mm
  • 公称本体重量:107g(※ケーブル含まず)
  • マウスソール素材:未公開
  • ケーブル長:未公開
  • 対応OS:未公開
  • 発売予定時期:2017年9月(※Razerzone.com),2017年第4四半期(※世界市場)
  • 価格:69.99ドル(税別)
  • 保証期間:2年間


RazerのBasilisk製品情報ページ(英語)

RazerのBasilisk関連プレスリリース(英語)

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    Razer

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