Razerと「トロン：レガシー」のタイアップ製品が国内発売決定。マウス＆マウスパッドセットは12月24日，キーボードは1月28日に登場

　Razer USAの販売代理店であるMSYは，2010年12月17日に公開される映画「トロン：レガシー」（原題「Tron: Legacy」）とのタイアップによるゲーマー向けマウス「TRON Gaming Mouse Designed by Razer」（以下，TRON Mouse）とマウスパッド「TRON Gaming Mouse Mat」（以下，TRON Mat）のセット「TRON Bundle: Gaming Mouse and Mat Designed by Razer」を，2010年12月24日に発売すると発表した。
　さらに，ゲーマー向けキーボード「TRON Gaming Keyboard Designed by Razer」（以下，TRON Keyboard）が2011年1月28日に発売されることもアナウンスされている。
　マウス＆マウスパッドセットの価格は1万4800円（税込），キーボードの価格は1万6800円（税込）だ。


　3製品とも，2010年7月に概要は発表済みだが，さすがに4か月前となると覚えている人は少ないと思われるので，おさらいしておこう。

TRON Bundle: Gaming Mouse and Mat Designed by Razer

　TRON Mouseは，トラッキング解像度最大5600DPIの「Razer 3.5G Laser Sensor」を搭載したワイヤードマウスだ。
　左右対称の平たい筐体には，左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイール，2個ずつの左右サイドボタンが配置されている。筐体のサイズは61.3（W）×110（D）×33.5（H）mmとなっており，なかなか細めな仕上がりだといえよう。

　本製品の特徴はもちろん，トロン：レガシーのイメージを彷彿するデザインだが，中でも注目したいのが，付属するTRON Matとの組み合わせによるギミック。劇中で「ライト・サイクル」という乗り物が走ると，その軌跡に青いラインが残るのだが，実はこの現象がマウスと専用のマウスパッドで再現されているのだ。マウスの下側にはLEDが搭載されており，この動きに合わせて，TRON Mat表面の蓄光素材に青い跡が残る仕組みである。
　また，マウスはPC起動時とシャットダウン時に「Rez ＆ De-Rez」というエフェクトでLEDが発光するほか，起動時にはマウス本体から音が鳴り出すというギミックも用意されている。加えて，ゲーム中のアクションに連動する「TRON Lighting Alerts」機能も搭載されているとのことだ。

TRON Gaming Keyboard Designed by Razer

　TRON Keyboardは，やはり黒字に青いラインが特徴的な，451（W）×168.25（D）×31（H）mmというサイズのワイヤードキーボードである。
　TRON Mouseと同様に，Rez ＆ De-RezエフェクトによるLEDの発光や，起動に合わせたサウンド，ゲーム中のアクションに連動したライティング機能が搭載されている。
　実用的な特徴としては，テンキーユニットが着脱可能になっており，メインキーボードの左右どちらにも取り付けられる点が挙げられそうだ。はっきり言ってしまえば，Microsoftの「SideWinder X6 Keyboard」に搭載されているギミックとまったく同じなのだが，「右側にあるテンキーユニットを左側に移動させれば，右手でマウスを動かせるスペースを広げられる」というのは，やはり便利ということなのだろう。
　そのほか，マクロ機能に対応し，搭載するすべてのキーにマクロを割り当てられるのも特徴の一つとなっている。


　正直に述べて，実現されているギミックを考慮しても，両製品の価格は高い。こういう価格設定だと，どうしても「デザイン重視のトロン：レガシーファン向け製品」ということになってしまいそうだ。
　もっとも，ただ名前を借りただけのタイアップではなく，デザインやギミックにかなり力の入った製品なので，その点でかなりおもしろいデバイスではあるだろう。

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