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印刷2017/07/27 10:56

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「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2」のリリースノートをチェックしてみる

 別途お伝えしているとおり,北米時間2017年7月26日付けで,グラフィックスドライバの大規模アップデートとなる「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2」がAMDから公開となった。新しいWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版リリースは,操作遅延の低減を図るディスプレイ同期技術や,録画&配信ソフトウェア「Radeon ReLive」の拡張など,非常に多くの新要素を含むものとなっている。

 「何が新しいのか」の説明は解説記事に任せ,本稿ではいつものように,ドライバのアップデート内容をまとめてみたい。

 まずお伝えしておくと,入手先は以下のとおりだ。

64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.7.2
32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.7.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)

64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.7.2
32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.7.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)

ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.7.2
ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.7.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)

ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.7.2
ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.7.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

※Windows 8.1用ドライバは公開されていない。当該環境に対応する最新版は,64bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.1」,32bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.1.2」となる。

AMDはとくにアナウンスしていないのだが,ドライバインストーラ起動直後に出てくる使用許諾契約書がRadeon Settings風のデザインへと新しくなったのも,「新要素」と言えそうだ
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2」のリリースノートをチェックしてみる
 例によって英文リリースノートの和訳を試み,本稿の最後に項目を並べたので,興味のある人はチェックしてほしい。新要素を除くと,ソフトウェアコンポーネントの大多数が新しくなっていたり,少数ながらバグ修正が入っていたりするところが見どころと言えるだろうか。

 いずれにせよ,Radeonユーザーなら導入しない手はないと思われるが,ドライバのアップデート作業が自己責任となる点はくれぐれもご注意を。またAMDは「17.7.2ドライバを導入すると,WattManの設定がリセットされることがある」とユーザーに注意を呼びかけているので,WattManをバリバリ使っているという人には,設定をどこかに書き出しておくなど,何らかの事前対策を勧めておきたい。

関連記事:「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2」リリース。遅延削減やReLive&Chill強化など盛りだくさんのビッグマイナーチェンジに



#### 以下,英文リリースノートまとめ ####

●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2の対応GPU
  • Radeon RX 500シリーズ
  • Radeon RX 400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon R9 Furyシリーズ
  • Radeon R9 300・200シリーズ
  • Radeon R7 300・200シリーズ
  • Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
  • Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
  • Radeon R9 M300・M200シリーズ
  • Radeon R7 M300・M200シリーズ
  • Radeon R5 M300・M200シリーズ
  • Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
  • AMD FX APU with Radeon R7 Graphics
  • AMD A-Series APU with Radeon R8・R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
  • Athlon/Sempron APU with Radeon R3 Graphics
  • AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics
(※Carrizoベースの「FX-8800P」「PRO A12-8800B」「PRO A10-8700B」「PRO A8-8600B」「PRO A6-8500B」「A10-8700P」「A8-8600P」「A6-8500P」は非対応。AMDはこれらのユーザーに対し,「Radeon Software Crimson Edition 15.12」を使うよう推奨している)


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2が統合するコンポーネント
  • Display Driver Package:17.30.1041-170720a-316391C-CrimsonReLive(←17.10.3211.1031-170704a-315940E-CrimsonReLive)
  • Radeon Settings:2017.0720.1902.32426(←2017.0704.1721.31196)
  • 2D Driver:8.1.1.1614(←8.1.1.1599)
  • Direct3D:9.14.10.01292(←9.14.10.01261)
  • OpenGL:6.14.10.13491(←6.14.10.13476)
  • OpenCL:22.19.662.4(←22.19.171.1024)
  • Mantle:9.1.10.0220(←9.1.10.0189)
  • Mantle API:102400
  • Audio Driver:10.0.1.1
  • Vulkan Driver:1.6.0(←1.5.0)
  • Vulkan API:1.0.51(←1.0.39)


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2における最適化
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.1)
  • DirectX 9およびDirectX 11タイトルの一部で操作遅延の低減を実現(※詳細は解説記事参照)


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2における新要素
・Radeon Settingsの拡張
  • スイッチャブルグラフィックスとカラー深度,ピクセルフォーマットの設定項目をRadeon Settingsに統合(※詳細は解説記事参照)
  • 新しいディスプレイ同期技術「Enhanced Sync」の採用(※詳細は解説記事参照)
  • デイスプレイごとのカラー制御機能採用(※詳細は解説記事参照)
  • Frame Rate Target ControlでDirectX 12世代のアプリケーションとマルチGPU構成に対応(※詳細は解説記事参照)
  • DirectX 9世代のアプリケーションにおけるシェーダキャッシュ対応追加(※詳細は解説記事参照)

・Radeon ReLiveの拡張

・Radeon Chillの拡張

・Radeon WattManの拡張
  • メモリのダウンクロックとパワーステート制御に対応(※詳細は解説記事参照)

・ユーザーサポート関連の拡張
  • AMDのドライバチームと直接やりとりのできるβテスタープログラム「Radeon Software Vanguard Beta Tester Program」を開始。参加したい場合はwww.radeon.com/VanguardをチェックするようAMDは呼びかけている
  • Radeon Softwareのフィードバックおよび新機能要望投票のシステムを更新。フィードバックを送ったり投票に参加したりしたい場合はwww.radeon.com/feedbackを利用できる


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.2で解決した問題
  • HDR対応ディスプレイをプライマリ,非対応(=SDR)のディスプレイをセカンダリに接続した環境で「Mass Effect Andromeda」を実行すると,ゲームの色表示がおかしくなることのある問題
  • WattManを使ってファン回転数の設定を行っているとき,3Dワークロード(≒アプリケーション)の実行後,アイドルステートに入ってもファン回転数が下がらず,高いままになることのある問題
  • FreeSyncが有効な環境においてフルスクリーンでビデオ再生を行うと,スタッター(stutter,カク付き)が生じることのある問題
  • Radeon ReLiveでMicrosoft Officeアプリケーションをキャプチャすると,録画したムービーの画面表示がおかしくなることのある問題
  • [Alt]+[Tab]キーでタスク切り替えを行うときRadeon ReLiveベースの録画および配信に生じることのある問題(※どのような問題なのかは明らかになっていない。原文は「Radeon ReLive may experience recording or streaming issues when task switching using ALT+TAB.」)
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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