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「ATI Catalyst 9.1」公開。クリティカルな問題への対処が進む
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印刷2009/01/30 11:28

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「ATI Catalyst 9.1」公開。クリティカルな問題への対処が進む

 2009年1月版「ATI Catalyst」が,ようやくの登場だ。
 AMDは,同社製のデスクトップPC向け単体GPUおよびグラフィックス機能統合型チップセット向けドライバスイートの最新版,「ATI Catalyst 9.1」(以下,Catalyst 9.1)を公開した。
 対応GPUは,ATI Radeon 9500〜9800とATI Radeon X/X1000/HD 2000/HD 3000/HD 4000。対応チップセットはATI Radeon XpressおよびAMD 4/5/6/7シリーズと,先月から変わらず。「Display Driver」のバージョンは「8.573」で,「ATI Catalyst 8.12」の8.561から0.012引き上げられている。
 すぐに入手したい人は,4Gamerの最新ドライバリンクページからどうぞ。

最新ドライバへのリンクページ

 Catalyst 9.1における新要素は,一言でいうと,現時点ではゲーマー,とくにWindows環境のPCゲーマーとはあまり関係がない。具体的には,

  • OpenGL 3.0フルサポート
    「ATI Catalyst 8.9」で「フェーズ1」として暫定的にサポートの始まっていたOpenGL 3.0が,今リリースでフルサポートされた。下記のエクステンション(やシェーディング言語)が新規に利用可能となっている
    ・ARB_framebuffer_object
    ・ARB_half_float_vertex
    ・ARB_texture_rg
    ・EXT_texture_array
    ・EXT_texture_integer
    ・EXT_transform_feedback
    ・NV_conditional_render
    ・WGL/GLX_create_context (for new 3.0 contexts)
    ・GLSL 1.3
    ・ARB_color_buffer_float
    ・ARB_vertex_array_object
    ・EXT_draw_buffers2
  • 「Ubuntu 8.10」Linuxの新規サポート
  • Linux環境におけるATI Hybrid CrossFireXの新規サポート
    AMD 780G/780Dグラフィックス機能統合型チップセットと,ATI Radeon HD 3400/2400シリーズの組み合わせによるATI Hybrid CrossFireXが利用可能になった
  • Linux環境における「Multiview」新規サポート
    シングル/デュアルグラフィックスカード構成時で,Xineramaが無効化されている環境において,Multiviewを利用可能になった。2枚差し構成は,ATI Radeon HD 3000/2000シリーズを搭載する任意のグラフィックスカード2枚がサポートされ,設定はCCCから行える

となっており,全般に“分かっている人”向けといったところだ。多少余談気味にOpenGL 3.0の話をしておくと,NVIDIAでは(ゲーマーを含む一般PCユーザーに対してこそ何も述べていないが)開発者向けサイトで2008年12月中旬からOpenGL 3.0フルサポート版ドライバの提供を行っているので,2か月弱遅れでAMDも追いついたことになる。

32bit版Linux用ドライバ64bit版Linux用ドライバ

 恒例のバグフィックスは下記のとおり。Catalyst 9.1では,主に「ATI Catalyst Control Center」(以下,CCC)関連のバグフィックスが,Windows XP/Vista環境共通のものとしてなされており,リリースノートの「Resolved Issues」(解決した問題)リストが大きく三つに分かれていたので,本稿でもそれに従って紹介してみたい。
 なお,今回は修正内容が比較的多いため,ゲームと関連した部分,4Gamer読者に関係のありそうな部分をピックアップして和訳を試みている。

●Catalyst 9.1で解決した主な問題(Windows XP/Vista)
  • マルチディスプレイ環境で,「ATI Catalyst Control Center」(以下,CCC)の設定を工場出荷時に戻すと,CCCが応答しなくなることがある問題
  • CCC側のディスプレイ識別番号が,Windows側のそれと異なる問題
  • 日本語版など,英語以外のWindowsで,CCCからヘルプを開くと,ヘルプファイルの準備中に「Preparing Help...」という英語のダイアログが表示される問題
  • システムトレイからCCCを開いたとき,一部の文字表示がおかしくなることのある問題
  • スキンを「CATALYST_Quicksilver」に変更すると,CCCが動作を停止する問題

●Catalyst 9.1で解決した主な問題(Windows XP)
  • マルチディスプレイ環境において,高解像度MPEG-2ムービーのいくつかを再生したとき,セカンダリディスプレイに何も表示されなくなったり,シアターモードの表示がおかしくなったりする問題
  • DVI−HDMIアダプタを介して高解像度テレビと接続した状態のシステムにグラフィックスドライバをインストールすると,テレビに何も表示されなくなることがある問題
  • いくつかのDVI接続ディスプレイで,「mode swich」(※「代替DVI操作モード」チェックボックスのオン/オフを指すのではないかと思われるが詳細は不明)を行っていると,ビデオの表示がおかしくなることのある問題
  • システムの修復を行ったとき,いくつかのシステムで「Not enough displays to enable driver. Add another display device and try again.」という警告ダイアログが表示されることのある問題
  • ATI Radeon HD 3200グラフィックス機能統合型チップセット搭載環境で,別途ATI Radeon搭載グラフィックスカードを搭載し,かつチップセット側のグラフィックス機能を無効化すると,SMBusドライバをインストールできない問題

●Catalyst 9.1で解決した主な問題(Windows Vista)
  • いくつか(※筆者注:特定の)ATI Radeon搭載グラフィックスカードが差さっている64bit版Windows Vista環境で,メインメモリ容量が4GB以上だと,グラフィックスドライバが正しくロードされず,「code 43」エラーが報告されることのある問題
  • ビデオ再生時に早送りや巻き戻し操作を行ったとき,コーミング(※櫛状に入るノイズ)が生じることのある問題
  • CCCから1080pのHDMI出力設定を有効化し,スケーリングオプションを調整すると,画面表示がおかしくなることのある問題
  • マルチディスプレイ環境で,「シアターモード」のフルスクリーンオーバーレイ表示設定時に1080i形式のビデオを再生すると,セカンダリディスプレイの全画面表示を行えないことがある問題
  • 「Medal of Honor: Allied Assault Spearhead」(※国内では「メダル オブ オナー アライド アサルト リロード」として流通したタイトル)のデモ版を起動すると,システムが停止することのある問題
  • ATI CrossFireXの有効/無効を切り替えた後では,システムを再起動するまで,セカンダリのグラフィックスカードに割り当てた拡張ディスプレイが機能しない問題
  • ATI Radeon HD 3870 X2とATI Radeon HD 3870のマルチディスプレイ環境において,特殊な方法を用いてグラフィックスドライバを再インストールすると,OSが“落ちる”問題(※「特殊な方法」は「INF Method」とされているが詳細不明)
  • Cyberlinkの「PowerCinema」「PowerDVD」でDVD-Videoのピクチャ・イン・ピクチャ表示を行うと,システムが停止することのある問題
  • Corelの「WinDVD」を利用してBlu-rayビデオを再生しているときに「mode swich」(※「代替DVI操作モード」チェックボックスのオン/オフを指すのではないかと思われるが詳細は不明)を行うと,システムが不安定になることがある問題
  • DVD-Video再生時に早送りを行うと,インタレースが表示されることのある問題
  • ATI Radeon HD 4800シリーズの2枚差し環境で,ATI CrossFireX構成を無効化して再起動すると,OSの起動に失敗することがある問題
  • ATI Radeon HD 4800シリーズのATI CrossFireX構成時に,ATI Catalyst 8.12をインストールすると,システムが応答しなくなる問題

 このほか英文リリースノートによると,HydraVisionやビデオ再生周りのバグフィックスが重点的になされているようで,ゲームと関連した部分の修正は少なめ。Windows Vista環境でDirectX 10ベースのゲームタイトルをプレイするときに,CCCからの異方性フィルタリング設定が有効にならない(※ゲーム側から設定すれば有効化自体は可能)などは未解決だったりと,ゲーム用途という観点で小粒感を拭えないのは確かだ。
 ただし,「ATI Catalyst 8.12 Hotfix」に関連したと思われる「Windows Vista環境でATI Radeon HD 4800シリーズのATI CrossFireX構成を行ったとき生じる問題」には正式にメスが入っているなど,全体としてはどちらかというと,クリティカルな問題に優先して対処した印象も受ける。その意味で,手持ちのATI Radeon搭載システムで何らかの問題を抱えていたりする人が,試してみる価値のある月例アップデートであるとはいえるだろう。
  • 関連タイトル:

    Radeon Software

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