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「GeForce 466.27 Driver」が「バイオハザード ヴィレッジ」など最新タイトルに対応
Release 460世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となるGeForce 466.27 Driverは,最新のタイトルやアップデートに対応したドライバだ。
新規に対応したタイトルとして挙げられているのは,5月8日に発売予定のバイオハザードシリーズ最新作「バイオハザード ヴィレッジ」と,アクションRPG「Mass Effect」の4Kリマスター版「Mass Effect Legendary Edition」の2タイトルだ。両タイトルで最高の性能を得るには,GeForce 466.27 Driverのインストールが推奨とNVIDIAは謳っているが,とくに性能の向上はアピールしていないので,NVIDIAが動作を確認しているドライバという理解でいいだろう。
さらに,5月6日にリリース予定で,リアルタイムレイトレーシングと超解像技術「DLSS 2.0」に対応する「Metro Exodus」のアップグレード版「Metro Exodus PC Enhanced Edition」への対応も行われているそうだ。
NVIDIAはGeForce 466.27 Driverにより,「レイトレーシングによる本作の美しいグラフィックスを,高フレームレートで楽しめる」とアピールしている。なお,開発元の4A Gamesのアナウンスによると,リアルタイムレイトレーシングの設定でプレイできるのはGeForce RTXシリーズとAMDのRadeon RX 6000シリーズとのこと。ただ,DLSS 2.0が使えるのは言うまでもなくGeForce RTXシリーズのみだ。
ゲーム以外で興味深いところでは,2021年6月中旬以降に出荷されたグラフィックスメモリ容量12GB版のGeForce RTX 3060に対する「ハッシュリミッター」のアップデートが組み込まれているそうだ。ハッシュリミッターとは,仮想通貨のマイニングに固有のハッシュ値の演算アルゴリズムに絞ってパフォーマンスを低下させる機能のことで,マイニング用途への利用を防止するための仕組みである。
アップデートが必要になった理由はリリースノートに記されていないが,GeForce RTX 3060のハッシュリミッターが破られてマイナーに買い占められているという話を聞くので,それへの対応ではないだろうか。
また,「CUDA 11.3」に対応したのもトピックだろう。CUDA 11.3のSDKは4月16日にリリースされているので,それへの対応が行われたわけだ。
これまでのバージョンと同様に,GeForce 466.27 DriverのStandard版は,NVIDIA公式ダウンロードページの「ベータドライバ&過去のドライバ」から検索する必要がある。ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→64bit版Windows 10用GeForce 466.27 Driver(670MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/174775/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 466.27 Driver(641MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/174739/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 466.27 Driver(670MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/174793/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 466.27 Driver(641MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/174757/jp
→GeForce RTX 30/20シリーズ,およびGTX 16シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 466.27 Driver(571MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/174667/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 466.27 Driver(573MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/174703/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 466.27 Driver(571MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/174721/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
●GeForce 466.27 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
- マイニング向けCMP 40HX/30HX
●GeForce 466.27 Driverが統合するソフト(比較対象はGeForce 466.11 Driver)
- GeForce Experience:3.22.0.32(←3.21.0.36)
- HD Audio Driver: 1.3.38.40
- PhysX System Software:9.19.0218
- Vulkan RT:記載なし
- nView:201.66
- CUDA:11.3(←11.2)
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.960.0
- NVIDIA Control Panel(Standard):記載なし
●GeForce 466.27 Driverにおけるゲームへの最適化
- 記載なし
●GeForce 466.27 Driverの新要素
- 「バイオハザード ヴィレッジ」「Mass Effect Legendary Edition」「Metro Exodus PC Enhanced Edition」に対応
- G-SYNC Compatible Displaysに5機種を追加(※詳細は公式ページを参照)
- CUDA 11.3に対応
- 12GB版GeForce RTX 3060のハッシュリミッターをアップデート
●GeForce 466.27 Driverで解決した問題
- 「Rainbow Six Siege」におけるNVIDIA Reflexの性能面に関する問題
- HDMI 2.1接続時にV-Syncをオフに設定すると,フレームレートがリフレッシュレートで制限されることのあった問題
- 3D CG宝石シミュレーター「Rigid Gems」とロッキード・マーティン製フライトシミュレーター「Prepar3D」がクラッシュして,起動に失敗することのあった問題
●GeForce 466.27 Driverにおける既知の不具合
- GeForce Driverの高速インストールやカスタムインストールを行ったあと再起動しないと,デバイスマネージャでNVIDIA製デバイスやコントローラに(使用不能を示す)黄色い[!]マークが付くことがある。その場合,再起動してエラーを解消しないと「Dynamic Boost」が有効にならない
- 「Mortal Shell」において「Shadow Quality」をLowまたはMediumに設定すると,画面の輝度が異常に高くなることがある
- GeForce GTX 10シリーズで「Call of Duty: Black Ops Cold War」がクラッシュすることがある
- 「World of Warcraft: Shadowlands」における特定の場所で,画面にランダムなちらつきが生じることがある
- 「Batman Arkham Knight」で「turbulence smoke」を有効化すると,ゲームがクラッシュすることがある
- GPUモニタリングツールをバックグラウンドで実行した状態でSteam VRタイトルを起動すると,カクつきや遅延が生じることがある
- YouTubeで動画再生中に下方向へスクロールすると,再生がカクつくことがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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