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「The Division 2」や「ARK」の新DLCに向けた最適化を行った「GeForce 442.50 Driver」が登場。GeForce MX 300シリーズにも対応
Release 440世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版ドライバとなるGeForce 442.50 Driverのトピックは,最新DLCへの最適化とセキュリティアップデートだ。
まず,GeForce 442.50 Driverでは,3月3日から配信が始まるミリタリーTPS「The Division 2」の新作DLC「Warlords of New York」と,サバイバルアクション「ARK:Survival Evolved」向けに2月中配信予定のDLC「ARK: Genesis - PART 1」への最適化が行われているそうだ。ただ,最適化によって,どの程度の性能向上があったのかは明らかになっていない。
そのほかにもGeForce 442.50 Driverでは,セキュリティ対応や複数の不具合対応を行ったのに加えて,1つ前のバージョンである「GeForce 442.19 Driver」でも謳われていた「Zombie Army 4: Dead War」や「Apex Legends」のSeason 4に向けた最適化も,再びアピールされている。
また,NVIDIAが2020年1月にサイレントローンチしたノートPC用のエントリー向けGPU「GeForce MX 350」および「GeForce MX 330」への対応も行われたとのこと。公式のリリースノートにすら書かれていないが,今回のリリースは,これらGeForce MX 300シリーズへの対応が目的かもしれない。
なお,前バージョンと同様に,GeForce 442.50 DriverのStandard版は,NVIDIA公式ダウンロードページから直接検索するのではなく,「ベータドライバ & 過去のドライバ」から検索するようになっている。Standard版からDCH版へはアップデートインストールを行うだけで移行できるので,ユーザー側としてもStandard版にこだわる必要はあまりない。これを機会に,DCH版に移行してもいいのではなかろうか。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してみよう。
→64bit版Windows 10用GeForce 442.50 Driver(529.6MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157655/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 442.50 Driver(576.21MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/157619/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 442.50 Driver(529.6MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157673/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 442.50 Driver(576.21MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/157637/jp
→GeForce RTX 20シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 442.50 Driver(528.85MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157565/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 442.50 Driver(529.92MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157547/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 442.50 Driver(529.92MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157583/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
(リンク先はPDF)
●GeForce 442.50 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 442.50 Driverが統合するソフトウェアモジュール
- GeForce 442.19 Driverから変更なし
●GeForce 442.50 Driverにおけるゲームへの最適化
- 「The Division 2」のDLC「Warlords of New York」および「ARK:Survival Evolved」のDLC「ARK: Genesis - PART 1」への最適化
●GeForce 441.50 Driverの新要素
- GeForce MX 300シリーズに対応(※リリースノートには未掲載)
- セキュリティアップデート(※リリースノートによると,「NVIDIA Security Bulletin 4996」なる問題に対応するアップデートのようだが,問題の詳細が公式サイトに未掲載のため,詳細は不明)
- VRSS対応プロファイルに5タイトルを追加
●GeForce 442.50 Driverで解決した問題
- 「Apex Legends」プレイ中に「DXGI_ERROR_DEVICE_HUNG 0x887A0006」と表示されてクラッシュすることのあった問題
- 「Mortal Kombat 11」がランダムにクラッシュして,デスクトップに戻ってしまうことのあった問題
- 「Ultra-Low Latency Mode」をUltraに設定した状態でアンチチートソフトウェア「BattlEye」を起動すると,DWM(Desktop Window Manager,Windowsのデスクトップ)がリセットされることのあった問題
- 「NVIDIAコントロールパネル」のグローバル設定でImage Sharpeningを有効にしていると,「Twitch Studio」が異常な動作を起こすことのあった問題
- 「ソニック&セガ オールスターズ レーシング」(Sonic & All-Stars Racing)を水面付近でプレイしていると,クラッシュすることのあった問題
- 「Zombie Army: Dead War 4」のVulkanモードでHDRを有効にしていると,画面が点滅することのあった問題
- Pascalおよびそれ以前のGPUで「Red Dead Redemption 2」をVulkanモードでプレイすると,ランダムにクラッシュすることのあった問題
●GeForce 442.50 Driverにおける既知の不具合
- Windows 7環境で「World of Warcraft: Battle for Azeroth」をDirectX 11モードからDirectX 12モードに切り替えると,クラッシュすることがある
- Zombie Army 4: Dead WarにおいてAnselおよびFreestyleの設定タブが選択できないことがある
- G-SYNCを有効化した状態で「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」をVulkanモードで実行すると,フルスクリーンとウインドウモードの切り替え時に画面が点滅することがある。APIとしてVulkanを選択しないか,G-SYNCを無効にすればこの問題は解決できる
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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