北米時間2014年11月19日,NVIDIAは,北米市場で今週発売のPC版「Far Cry 4」「Dragon Age: Inquisition」,12月上旬に北米市場と日本で発売予定のPC版「The Crew」,そして北米市場で先週発売済みの「World of Warcraft: Warlords of Draenor」に向けた最適化版の「Game Ready」ドライバと位置づける「GeForce 344.75 Driver」を公開した。
すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。なお,統合される「GeForce Experience」「HD Audio Driver」「PhysX System Software」のバージョンは順に2.1.4(16.13.56.2),1.3.32.1,9.14.0702で,これらは先週の「GeForce 344.65 Driver」ドライバから変わっていない。
→32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 344.75 Driver(239MB)
→64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 344.75 Driver(294MB)
→Windows XP用GeForce 344.75 Driver(255MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 344.75 Driver(239MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 344.75 Driver(294MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ(※後ほど更新します)
Release 343世代の新たなWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過済みリリースとなる今回の344.75だが,実のところ,アップデート内容はそれだけに留まらない。GeForce GTX 900シリーズに合わせて同シリーズの専用機能として発表され,「後日実装」とされていた新しいアンチエイリアシング技法「MFAA」(Multi-Frame Sampled Anti-Aliasing)のサポートが,ついに追加されたのだ。
MFAAの概要は西川善司氏による解説記事を参照してほしい。また,NVIDIAによる字幕付き解説ムービーも用意されているので,そちらも合わせてチェックしてもらえると理解が進むと思うが,簡単にいうと,MSAA(Multi Sampled Anti-Aliasing)より一段低いサンプル数で,「一段下げる前」のMSAAと同等のアンチエイリアシングを実現しようという技術だ。今回のMFAAサポートにより,GeForce GTX 900シリーズの発表時に予告されていた機能はすべて実現されたことになる。
そのほかGeForce.comの関連ポストと英文リリースノートの内容は,例によって本稿の最後にまとめてみた。冒頭で挙げた4タイトルへの最適化について,具体的な内容はほとんど書かれていない一方,それ以外の拡張やバグ修正はいくつかあり,全体としては中規模のアップデートになっている印象がある。
今回も全体としては,4タイトルの発売を待っている人や,GeForce GTX 900シリーズを導入済みの人だけでなく,対象GPUのユーザーに広く勧められるものになっているといえるだろう。
ただし,ドライバのアップデート作業は自己責任となるので,その点はご了承を。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 344.75 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX 980&970(※Windows XPは非対応)
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ(GTX TITANシリーズ含む)
- デスクトップPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 6x0&4x0シリーズ,Quadro 7000〜2000シリーズ,NVSシリーズ
- ノートPC向けGeForce 800M〜500Mシリーズ
- ノートPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 5000M〜1000Mシリーズ,Quadro 500M,NVS 5000M・4000Mシリーズ
- Tesla Kシリーズ,Tesla 20・10・8シリーズ
●GeForce 344.75 Driverの新要素
・アンチエイリアシング技術の拡張
- MFAA(Multi-Frame Sampled Anti-Aliasing)に対応
※英文リリースノートには,「MFAA用のホワイトリストを用意した」(原文「Whitelist titles for MFAA.」),「MFAAのホワイトリスト設定を行えるよう,NVIDIAコントロールパネルを変更した」(原文「Make NVIDIA Control Panel changes to support whitelisting of games for MFAA.」ともあるので,ホワイトリストに登録した/されたタイトルでないと,MFAAは機能しない可能性もある。この点はNVIDIAに確認中なので,詳細が判明し次第お伝えしたい - MFAAが有効化されなかったときにはTemporal Synthesis Filter(MSAAの処理には必須のフィルタ。詳細はMFAAの解説記事を参照のこと)を無効化するよう設定
アプリケーションプロファイルの拡張
- 「Assassin's Creed Unity」用プロファイルの更新(※344.65ドライバにおけるプロファイルがアップデートされたものと思われる。原文は「Assassin's Creed: Unity. Deploy out-of-box profiles.」)
・SLIの拡張
- 「Far Cry 4」「Heroes of the Storm」「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」向けSLIプロファイルの追加
●GeForce 344.75 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7・Vista)
- 「Maya 2015」用のLinuxプロファイルが,「Maya 2014」用のそれよりもかなり遅く動作する問題
- SLI構成時に,DSRを有効化して“Monster Hunter Online Benchmark”を実行すると,メニューウインドウが激しく瞬き,表示が乱れる問題(※“Monster Hunter Online Benchmark”は「MHFベンチマーク【大討伐】」のことだと思われるが,断言はできない。原文は「Monster Hunter Online Benchmark: Severe flashing and corruption seen on the menu screen (windowed mode) when benchmark launched with a DSR resolution.」)
- GeForce GTX 980搭載環境で「Call of Duty: Advanced Warfare」を実行すると,Zファイティング(Z-Fighting,同じ座標上に複数のポリゴンがあるとき,それらが混ざった状態でピクセルのレンダリングが行われてしまう現象)が生じる問題
- GeForce 344.48 Driverを導入したNVIDIA Surround(2D)環境において,複数のディスプレイにまたがったウインドウモードで「Elite Dangerous」を実行すると,読み出し中にアプリケーションが動作しなくなる問題
- GeForce GTX 980の2枚差し時に,4Kディスプレイ3枚によるNVIDIA Surround(2D)構成をとれない問題
- GeForce 340.43 Driverを導入した環境において,Blu-ray 3Dビデオを再生すると,映像が変調を来す問題
- GeForce 344.48 Driverを導入した環境において,DSRを有効化すると,マウスカーソルの周囲に歪みが確認される問題
- GK1xxコアを採用したGeForceの搭載環境で,4KディスプレイへのYCbCr=4:2:0による4K/60Hz出力(関連記事)を行えない問題
- GeForce GTX 980&970を搭載する64bit版Windows 7システムにGeForce 344.73 Driverを導入すると,いくつかのゲームタイトルで,MFAA有効時にTemporal Synthesis Filterのインジケータが機能しない問題
●GeForce 344.65 Driverで解決した問題(Windows XP)
- リリースノートに記載なし

















