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FEZと岩田光央さん&鈴村健一さんのラジオ番組がコラボ。東京で実施されたラジオライブ「スウィートイグニッショントークライブ Powerd by FEZ」レポート
このイベントは,声優の岩田光央さん,鈴村健一さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「岩田光央・鈴村健一 スウィートイグニッション」と,FEZとのコラボレーションから生まれた企画で,会場には抽選で選ばれた幸運なお客さんが数多く詰めかけた。ちなみに男女比率でいうと,圧倒的に女性が多かったのは言うまでもないだろう。
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岩田光央・鈴村健一 スウィートイグニッション
今回のイベントは,全国4都市(東京,名古屋,大阪,福岡)を巡るツアー形式となっており,その初回が東京となる。
まず行われたのは,『ガチンコ対決1「知能編:クイズ」』。これはクイズに答えられなかった相手に逆に服を着せていくという,「逆野球拳クイズ」となっていた。出題された多数の問題の中からいくつか紹介すると,「FEZで弓や銃で相手をかく乱するクラスは?」「オベリスクを建てるのに必要なアイテムは?」といったFEZ関連のものや,「東京スカイツリーの開業日は?」「現在の内閣官房長官は?」といった一般常識的なものなど。
ペナルティとして用意されたコスチュームは,ハゲヅラ,セーラー服,股間にアヒルがあしらわれたバレリーナ用の衣装などがあったが,岩田さんは助っ人としてFEZのGMウチヤマ氏の助力を得,次々とクイズに正解していった。
結果は4対1で岩田さんの圧勝となり,用意されたコスチュームの大半は鈴村さんが着るハメになっていた。しかし,この姿にお客さんたちは大興奮し,クイズが進むほど黄色い声が大きくなっていくという状態だった。
続いては,FEZのGMウチヤマ氏を交えての「しゃべくりデスマッチ1」が行われた。これは事前に来場者から寄せられた質問をピックアップし,それに答えていくという内容の企画だ。
まずはウチヤマ氏がかぶっている鉄仮面について質問が出た。これはほぼ手作りによる品だそうで,実際に鉄を叩いて整形したのだという。作りはかなりリアルなものの,重量が5kgほどあるそうで,かぶっていると暑いし重たいしで大変だという。ほかにも西洋甲冑を着込んで川原に集まり,皆で戦ったりするそうである。
ウチヤマ氏は剣道歴19年,段位(四段)認定されているとのことだが,FEZで好きな武器は両手で持つ斧だという。またポールアックスも好きで,「ロマンがある!」と熱く語っていた。
「戦争には怖くて参加できないのです。ポイントなどあったら教えてください」という質問には,「人に助けてもらえるか,コミュニケーションができるかどうかで面白さも変わりますね」とコメント。勇気を出してほかのプレイヤーに話を聞いてみることを提案し,「ゲーム内に仲良くなったプレイヤーができるとログインするのも面白くなる」とまとめていた。
ほかに「初心者にも分かりやすくFEZの面白さを教えてください」という質問には,「FEZはルールが難しいけど,ニコニコ動画などにFEZの動画がたくさんあるので,それを見て勉強するといいですよ」と,ほかのプレイヤーの遊び方などを見て学ぶというアドバイスを送っていた。
GMウチヤマ氏とのトークが終了し,続いては『ガチンコ対決2「体力編:万歩計バトル」』のコーナーへ。これは腰,両手,両足の5か所に万歩計を付け,30秒間自由に体を動かし,部位ごとのスコアを競おうというものだ。
ここで岩田さんが「俺には強い味方がいるけど,呼んでいい?」と言い出し,さらなる助っ人を呼ぶことに。そして舞台には声優の増田俊樹さんが登場し,お客さんの盛り上がりはさらにヒートアップ。増田さんは「トークが盛り上がりすぎていて緊張してしまい,声が出ません」と挨拶したのち,さっそく役割分担が決められた。岩田さんが腰,GMウチヤマ氏が両腕,増田さんが両足という状態になり,ゲームスタート。
1対3という状況で,とにかく鈴村さんは体を激しく動かしたり,飛んでみたりと見た目にもかなりハードそうだったが,対する岩田さんチームは,それぞれが担当箇所となる部位を動かしスコアを稼ぐという作戦に。競技が終わり,鈴村さんは「めちゃくちゃきついよ」と率直なコメントを述べていたが,岩田さんもかなり参っていた様子だった。
続いては両手のスコア。ここでも鈴村さんが右手80,左手64と健闘したが,対するGMウチヤマ氏はそれぞれ48,13と振るわず,またしても鈴村さんに軍配が上がる。
そして最後は両足。ここでは増田さんが右足104,左足83と高スコアをマークし,鈴村さんを退けた。最終スコアは3対2で鈴村さんの勝ちとなったが,増田さんは助っ人としての役目を見事に果たし,面目躍如といったところか。
チームに分かれての対戦を終えたところで,増田さんを迎えてのトーク企画「しゃべくりデスマッチ2」が行われた。
最初の質問は「最近ハマっている食べ物」について。増田さんは「ラーメン二郎が大好きです。今日のゲームに勝つために,昨日も行ってきたんですよ」とコメント。ちなみにトッピングは「野菜と油をマシマシマシ」にするそうだ。丼の上に文字どおり山のような野菜が盛り付けられるそうだが,これをペロリと平らげてしまうそうである。
それを聞いて鈴村さんは「僕も若い頃はそれぐらい食べれたんだけどねえ」と,しみじみ語っていたのが印象的だった。
なお,鈴村さん,岩田さんはラーメンに求める条件として「量より質」を重視しており,あっさりしたラーメンのほうが好みにあっているとのことだ。
このほか「最高の笑顔を教えて」というリクエストに応えて増田さんが笑顔を振りまくと,会場からは黄色い声が飛び,「今日のイベントに参加する気持ちを五七五で表現してください」という問いには,「腹痛い 緊張なのか いや次郎?」と一句読み上げ,来場者の笑いを誘っていた。
ゲームに関する質問も出たが,増田さんはゲームが大好きだそうで,とくにRPGが好きだという。中でも「ドラゴンクエスト」シリーズや,「テイルズ オブ」シリーズをお気に入りの作品として挙げた。
なお,「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」(PlayStation 2)が発売されたときは,ちょうど高校受験を控えていた時期だったそうだが,待ちきれずに買ってしまい,まわりの友人に先駆け最速でクリアしたと語っていた。
また,増田さんはオンラインゲームも遊んでおり,FEZの現役プレイヤーであり,プレイ歴はもう4年以上になるという。今は忙しくなかなかログインできないとのことだが,学生の頃はかなりやりこんでいたそうで,複数のキャラクターをレベル30以上まで育て上げたとのことだ。
ゲームの話題では,岩田さんも自身のエピソードを披露した。かつて「ドラゴンクエスト」にハマってしまい,2週間ほど睡眠時間を削りまくってプレイしたという。あまりに危険なので自身でファミコンとソフトを封印したものの,数年後にスーパーファミコンを借り,また同じことを繰り返してしまったそうだ。今は,そこまでゲームをやるというわけでもないとのこと。
最後に増田さんは「『遊☆戯☆王ZEXAL』に出ているので,そちらもよろしくお願いします」とコメントし,コーナーは終了した。
さて,ここで当初の予定では,岩田さんと鈴村さんが来場者の中から2人を選んでチームを結成し,FEZで3対3の対戦を行うはずだったが,回線のトラブルにより中止となった。
そこで急遽,増田さんによる「実際にFEZの戦場で戦ってみる」というデモプレイが行われた。戦争は決着までだいたい30分程度の時間がかかり,最大で50分経過したところで勝負がつかなければ,そのときの成果や陣地の数などで評価される。鈴村さんは「一定時間で区切りがあるからプレイしやすいよね」とコメントし,増田さんも「ほかのMMORPGではレベルの高いほうが勝つけど,FEZはプレイヤーの腕次第では,上位のプレイヤーにも勝てるのが魅力です」とコメントしていた。
会場内には巨大なスクリーンが設置され,お客さんはそれを見ながら実際のゲームを確認できた。増田さんはさすが熟練の現役プレイヤーだけあって,テクニックを駆使して相手に次々と攻撃をヒットさせ,部隊にしっかり貢献。
FEZについて詳しくない来場者もいたが,そこはGMウチヤマ氏がしっかりフォローし,今ゲームがどんな状況にあるのかを解説したり,単独で行動するよりは,みんなでまとまり2対1,3対1の状況を作って戦ったほうがいいなどとアドバイスがなされたりしていたので,会場にいた人々にも分かりやすかったのではなかろうか。
プレイを終えた増田さんは「みんなの前でプレイすると緊張しますね」とコメントしていたが,そのプレイに来場者から惜しみない拍手が送られていた。プレイを見守る立場にあった岩田さんと鈴村さんは,増田さんのプレイに終始感心しきりだったようで「すごいね」とつぶやいていた。
イベントの最後にはプレゼントの抽選会が行われた。そして岩田さん,鈴村さんから来場者への感謝の言葉が述べられ,イベントは無事閉幕した。
イベント終了後,岩田さんと鈴村さんにインタビューを実施
イベント終了後,メディア合同で岩田さん,鈴村さんにインタビューが行われたので,そちらについても紹介していこう。
岩田さんもラジオは好きな仕事だそうで,リスナーとのつながりやコミュニティがあることから,ファミリーのように感じているそうだ。
ゲームに関しての質問では,岩田さんは息子さんがiPod TouchやiPadのゲームアプリを遊んでおり,それを一緒に楽しんでいるという。ほかのゲームはイベント中に話していたように,「夢中になってしまうから抑えている」と語っていた。
鈴村さんはゲームを紹介する番組も担当しており,発売日にファミコンを買ったほどのゲーム好きであると自負していた。オンラインゲームも遊んでおり,自分にとってゲームとは切り離せない存在であるという。
FEZとラジオ番組のコラボレーションについては,岩田さんは新たなスポンサーがついたことを喜びつつ,FEZには男の子向けのゲームというイメージを持ったと述べていた。
鈴村さんは岩田さんがゲームについてこられるのか心配していたそうだが,GMウチヤマ氏のおかげで,少しずつではあるがゲームに詳しくなってきていると述べていた。
ちなみに,FEZを実際に遊ぶなら,岩田さんは弓を射ってみたいという理由でスカウトを,鈴村さんは魔法が好きということでソーサラーを,それぞれ使ってみたいとコメントしていた。
鈴村さんは「オンラインゲームはかなりの人がプレイしているし,プレイに対する敷居も下がっている」と述べ,「日本のゲームがまた盛り上がっていくことを期待している」とコメント。番組のリスナーでFEZのプレイヤーはそれほど多くはないそうだが,「コラボレーションによって関心を持ってもらえるのはうれしいですね」と語っていた。
なお,GMウチヤマ氏からは,今後のオフラインイベントについての話が出た。詳細についてはまだ公開できない部分が多いそうだが,これまでとは違った形になると明かしてくれた。イベントはすべてのFEZプレイヤーが対象になるそうなので,プレイヤーの皆さんは楽しみに待っているといいだろう。
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