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次世代SSDに大きく舵を切るOCZ。PCIeプラットフォーム「Kilimanjaro」採用のThunderbolt対応SSDや6Gbpsコントローラの最新型を公開
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印刷2012/01/19 00:00

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次世代SSDに大きく舵を切るOCZ。PCIeプラットフォーム「Kilimanjaro」採用のThunderbolt対応SSDや6Gbpsコントローラの最新型を公開

OCZのプライベートスイートに展示された製品の数々
次世代SSDに大きく舵を切るOCZ。PCIeプラットフォーム「Kilimanjaro」採用のThunderbolt対応SSDや6Gbpsコントローラの最新型を公開
 OCZ Technology Group(以下,OCZ)は,2012 International CESに合わせてプライベートスイートを設け,2012年前半に市場投入の計画がある新製品を展示。OCZとMarvellの共同開発となるPCI ExpressネイティブSSDコントローラプラットフォーム「Kilimanjaro」(キリマンジャロ)を採用する製品や,2011年に買収したIndilinxの次世代コントローラ「Everest 2」搭載モデルなどが披露された。


Kilimanjaroプラットフォームの

ハイエンドSSDが製品化へ


Kilimanjaroプラットフォームを採用したPCI Expressカード型SSD,Z-Drive R5
次世代SSDに大きく舵を切るOCZ。PCIeプラットフォーム「Kilimanjaro」採用のThunderbolt対応SSDや6Gbpsコントローラの最新型を公開
 Kilimanjaroプラットフォームというのは,PCI Express(以下,PCIe) 2.0 x2に対応したMarvell製NANDコントローラ「88NV9145」に,OCZのハードウェア&ソフトウェア技術「Virtualuized Controller Architecuture 3.0」を組み合わることで,柔軟なハードウェア構成を可能にするというものだ。
 OCZが披露していたのは,このKilimanjaroプラットフォームを利用した「Z-Drive R5」と「Lightfoot」となる。順に見ていこう。

Kilimanjaroプラットフォームの中核となるMarvell製PCIe SSDコントローラ,88NV9145。OCZとのダブルブランドチップとなる
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 Z-Drive R5は,PCIe 3.0 x8接続の拡張カード型SSDだ。Z-Drive R5で,PCIe 3.0の8レーンを,カード上のマルチプレクサチップによってPCIe 2.0 32レーンへ増幅し,そのうえで,16基搭載した88NV9145とx2接続することにより,カード上では最大16GB/sのデータ帯域幅を実現。最終製品では容量12TBを実現し,2500万IOPS,転送速度7GB/sを叩き出すとのことだ。
 もちろん,こんなモンスターSSDは個人向けでないが,本技術が将来のRevoDriveに応用される可能性はあるだろう。

Thunderbolt対応の外付けSSDであるLightfootの筐体と基板。2層構造のRAID 0構成により最大750MB/sの転送速度を実現するという
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 もう1つのLightfootは,OCZ製のUSB 3.0対応外付けSSD「Enyo」の筐体を採用しつつ,KilimanjaroプラットフォームによりPCIe 2.0 x4接続を実現したSSDとなる。ThunderboltのPCIe 2.0 x4リンクを筐体内で2レーン×2に振り分けることでRAID 0構成を取り,性能向上を図っているのが特徴だ。
 容量ラインナップは128GB,256GB,512GB,1TBで,価格は1GBあたり2ドル。つまり,128GBモデルでは256ドル,1TBモデルでは2000ドルで,一般的な2.5インチSSDと比べるとかなりの割高感がある。OCZでは,「(PCIe x4接続型SSDたる)『RevoDrive3』と同等の性能をノートPCでも利用可能になる」として,Lightfootを売り込んでいく計画という。

LightfootのThunderboltインタフェース(左)。ハブ機能は持たない。右の写真で中央に見えるのがIntelのThunderboltコントローラだ。ほかに特別なコントローラは見当たらなかった。なお,Thunderboltコントローラは2つのPCIe x2インタフェースに分岐され,それぞれKilimanjaroベースのNANDアレイに接続されるが,右の写真でIntel製コントローラの上に見えるのが,そのためのインタフェースコネクタである
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OCZは,Kilimanjaroプラットフォームを採用したPCIe miniCardソリューションも開発中
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 同社でマーケティングを統括するAlex Mei上級副社長兼CMO(Chief Marketing Officer)は「高価なRAIDコントローラやブリッジチップを搭載することなくPCIe対応SSDを構築可能だ。また,エンタープライズからコンシューマ製品まで,同じファームウェアやソフトウェアを利用できるため,開発サイクルも短縮できる」と,Kilimanjaroプラットフォームの利点をアピールする。


2.5インチSSDの低価格化も加速

TLC NANDでSSDはさらに安くなるか


 一方,一般ユーザー向けとなる2.5インチSSDで性能面のキモとなるのが,Indilinxの次世代コントローラ「Everest 2」だ。

 Everest 2は,Indilinxの第2世代Serial ATA 6Gbpsコントローラとして,2Xnm世代のプロセス技術を用いて製造されるNANDチップの書き換え寿命を引き延ばしたり,性能を引き上げたりすべく設計されたチップで,最大読み出し性能550MB/s,最大書き込み性能500MB/sを実現するとのこと。OCZは本コントローラを搭載したSSD「Vertex 4」を2012年6月に市場投入する予定として,エンジニアリングサンプルを公開している。

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Indilinxの第2世代Serial ATA 6Gbpsコントローラ,Everest 2
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Everest 2を搭載した次期Vertex 4のエンジニアリングサンプル

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TLC NANDを採用した2.5インチSSDのエンジニアリングサンプル
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Everestを採用した現行製品「Petrol」(左)と,開発中のTLC NAND製品。スペック表を見れば分かるとおり,ピーク読み出し性能ではTLC NANDに分がある
 また低価格市場向けには,現行のSerial ATA 6Gbps対応コントローラである「Everest」をTLC(Triple Level Cell)NANDに最適化し,一般的なMLC(Multi Level Cell)NAND搭載SSDと比べて30%程度の低価格化を実現する方針が打ち出された。

 TLCは,各セルに3bitの情報を書き込めるようにしたもので,同2bitのMLCと同じ容量をより小さなチップサイズで実現できるため,低価格化を実現しやすい。ただし,同じ半導体製造プロセスで製造されたMLC NANDと比べて,書き換え寿命が5〜7分の1しかないという弱点があるため,SSDに採用するベンダーはこれまでなく,主にUSBフラッシュメモリ用とされてきた。
 OCZは,そんなTLCが持つ読み出し性能と低価格性に注目。Indilinxのリソースを投入することで,TLCでも書き換え寿命を延ばせるよう,予備領域管理やウェアレベリング性能の強化など図る計画だという。

 実現すれば,2.5インチSSD製品の純然たる低価格化に寄与するだけでなく,HDDのキャッシュ用SSDとしても可能性があると思われ,今後が気になるところだ。

OCZは,Everest(左)をTLC NANDへ最適化させる意向を示している。なお,エンジニアリングサンプルに搭載されていたチップはMicron製で,ホンモノのTLC NANDである
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 ……すでにSSD業界では「(6Gbps転送に対応した)Serial ATAのRevision 3.xでは,近い将来,インタフェースの帯域幅がボトルネックになる」という見方が出てきており,SSDのインタフェースとして,より広帯域幅のネイティブPCIe対応を進める動きがある。本稿の序盤で紹介したKilimanjaroプラットフォームは,まさにそれに先駆けたものだ。

 また,TLC NANDをSSDへ応用するというのは,なかなか低価格化の進まないSSDにとってのカンフル剤としても期待されている。OCZの動きは,まさに次世代SSD市場を睨んだものになっているといえるだろう。

 ハイクラス以上のゲーマー向けPCではSSDをシステムドライブとして採用するケースも珍しくなくなり,自作派ゲーマーにとってもSSDはずいぶんと身近なものになった。それだけに,OCZの戦略に競合がどのように対抗してくるかも,今後,注目していきたいポイントである。

OCZ公式Webサイト(英語)


ちなみにこちらは「Fatal1ty」モデルのOCZ製電電ユニット。モジュラー方式を採用さいた定格1000Wモデルが新製品として紹介されていた
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