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[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた
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印刷2010/09/10 00:00

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[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた

 「こちら」の記事で第一報をお伝えした,タイトーの新コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II」が,その対応タイトル第一弾として発表された期待の新システムだが,その存在が気になっている人も多いのではないだろうか。そこでアミューズメントマシンショーのタイトーブースでの発表の後,同システムのプロデューサー 藤本貴文氏に詳しく話を聞いてみたので,発表会の内容と合わせ,その詳細をお伝えしていこう。


「NESiCAxLive」公式サイト


 先の記事でも説明したとおり,「NESiCAxLive」システムは,アミューズメント施設に設置された“汎用筐体”に,常に最新のゲームタイトルを提供する,コンテンツ配信システムだ。
 店舗に設置されたNESiCAサーバーには,タイトーの提供するNESYS回線を通じてデータセンターから最新のゲームタイトルが自動的に提供され,そこから店舗側の設定に応じ,各筐体のNESiCAクライアントにコンテンツが配信される。つまり店舗側は,その日に稼働させるタイトルを,配信済みの対応タイトルの中から選ぶことができるわけだ。また設定によっては,タイトルの選択をプレイヤーが行うこともできるとのことで,これは丁度NEO・GEOのMVSシステムのようなものを想像すれば良いだろう。

「NESiCAxLive」ネットワーク構成図。筐体はタイトーのVEWLIXをはじめ,各社製汎用筐体に対応。基板はTAITO TYPE X2が使用される
[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた

タイトー AM事業本部
AM開発統括部 副部長
プロデューサー 藤本貴文氏
 さてここでポイントなのは,これらの新作ゲームタイトルの提供が,店舗の負担なく,無料で行われるというところだろう。
 これまでのアーケードゲームでは,店舗はメーカー(もしくはその代理店)から,ゲーム基板や筐体を購入してゲームセンターを運営するという仕組みが取られていた。当然それらは高価であるため,新しい基板を導入したところで,その投資が償却できない場合だってあるわけだ。そのため新作タイトルの導入に,および腰になるのも致し方のないところだろう。
 だが「NESiCAxLive」なら,最新タイトルが常に無料で提供されるというわけで,もちろんシステム自体の初期投資は必要なものの,店舗にとってこのメリットは計り知れないものといえる。

 ところで,店舗側にとってメリットが大きいシステムなのは分かったが,ではメーカー側はどうやって儲けを出すのだろうか。その秘密は,本システムが従量課金制を採用している点にある。従量課金というと,4Gamer読者だとネットゲームなどを連想してしまいそうだが,ここは要するに,オペレーター(店舗)とメーカー間で,インカムのレベニューシェアを構築するシステムと考えれば良いようだ。具体的にいえばプレイヤーが「NESiCAxLive」対応タイトルに投じた100円玉のうち,30円がメーカーの,70円が店舗の収入となる(比率はあくまでも例えだが)。メーカーから見れば,ゲームの人気が続く限り収入があるということになり,決算が安定するのはメリットと考えることができる。

[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた [AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた
[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた [AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた

アークシステムワークスの森プロデューサーも,高速I/Oのプレイフィールには驚いたと語っていた
 店舗とメーカーにとっていいことずくめの本システムだが,もちろんプレイヤー側にもメリットが用意されている。
 まずは「NESiCAカード」による,全国ランキングやPC/携帯サイト連携機能,ポイントシステムなどがその一つだ。1枚のカードで,すべてのNESiCAタイトルを遊ぶことができ,プレイデータの保存が行える。また溜めたポイントを使い,ゲーム内アイテムを購入することもできる。
 本システムに搭載された「高速I/O」もメリットの一つだ。これまでのアーケード基板で採用されているJAMMA規格では,コントロールパネルと基板の間で,1フレーム以上の遅延があった。だが「高速I/O」では,これを限りなく0に近づけ,快適な操作性を提供する。

 しかし,それより何より大きいのは,店舗の新作導入リスクが減ることで,行きつけのゲームセンターに新作タイトルが入りやすくなることだろう。またバランス調整やキャラクターなどの追加が可能になるため,常に最新のバージョンを遊べるのも嬉しい話だ。さらには季節ごとのイベントや,期間限定配信のアイテムといった,オンラインゲームライクな盛り上がりも期待できるかもしれない。

 最後に本システムの対応タイトルだが,第一弾となる「BLAZ BLUE CONTINUUM SHIFII」を含め,2011年3月までに新作タイトルが9作品, TAITO Type XおよびType X2で発売済みタイトルの「NESiCAxLive」対応版が10作品,そして「スペースインベーダー」「エレベーターアクション」といった,クラシックタイトル12作品(こちらは複数タイトルのセット配信)のリリースが予定されてる。

[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた [AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた
アライアンスとして名乗りを上げたのは,アークシステムワークス/アトラス/SNKプレイモア/ガルチ/グレフ/サクセス/冒険企画局/モス/童の全9社。残念ながらタイトルは明かされなかったが,新規タイトルにも期待が持てそうだ
[AMショー]画期的コンテンツ配信システム「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙うタイトー。その真意をプロデューサーに聞いてみた

タイトー取締役
AM事業本部 本部長
小島理一氏
 ステージの最後に登壇したタイトー取締役 小島理一氏は,本来アーケードの花形であったハズのビデオゲームが,ここ7〜8年で大型筐体モノに押され,半減している現状を指摘し,この「NESiCAxLive」でビデオゲームの復活を狙いたいと,本システムの展望を語った。


 これまで店舗側のリスクが大きすぎたアーケードゲーム業界にとって,本システムが大きな可能性を持っていることは間違いない。むしろ,あと数年早く導入していれば,という気すらするのだが,とはいえ最初の一歩を踏み出したタイトーには,今後も大きな期待が寄せられることになるだろう。
 ただし,ここで試されるのは各メーカーの開発手腕だ。ビジネスモデルが変われば,ゲームも変わる。PCゲームやコンシューマゲームがそうであったように,ついにアーケードにも“持続”が求められる時代がやってくるわけだ。
 それがアーケードゲーマーにとって良いことなのかどうかは分からない。分からないが,少なくとも近い将来,この時代の変移を感じることにはなるわけだ。本システムによって生まれ変わる,アーケードゲーム業界に期待しよう。

左からタイトー 藤本貴文氏/サクセス 吉成隆杜氏/アークシステムワークス 森 利道氏/タイトー 小島理一氏/グレフ 丸山博幸氏/ガルチ 茶谷 修氏/冒険企画局 近藤功司氏/モス 駒澤敏亘氏


「NESiCAxLive」公式サイト

  • 関連タイトル:

    BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II

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