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怪物の好みに合わせて料理を作れ! スロットマシンめいた食材提供システムを採用した「SATED」で,怪物に給仕する恐怖を味わってきた[TGS 2026]
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印刷2026/09/17 23:25

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怪物の好みに合わせて料理を作れ! スロットマシンめいた食材提供システムを採用した「SATED」で,怪物に給仕する恐怖を味わってきた[TGS 2026]

 日本最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2026」が幕張で開催されている。今年はインディー関連のブースが多く,面白い作品と出会う機会も増えた。CRITICAL REFLEXブースに出展されていた新作タイトル「SATED」も,そうして発見した作品の1つだ。

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 SATEDは,地獄めいた巨大構造物の内部を駆ける電車の厨房で,怪物たちに料理を提供するローグライトだ。食材の源となるのは,意思を持った呪いの冷蔵庫。スロットマシンのように排出される食材を組み合わせ,怪物の注文に応えていく。

 一応は“料理”を題材とした作品なのだが,ブースから見えるアートに描かれているのはおぞましいものばかり……。果たしてこれで何を作るというのか。逆に惹かれ,おそるおそるプレイしてみると,なかなか独特なプレイフィールを味わえる作品だった。

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今日から怪物専属シェフ
失敗したらその身が食材に


 ゲームを開始すると,謎のアヒルのおもちゃが語りかけてくる。それによると,プレイヤーはこの空間のシェフに任命されたらしい。そして“お客さん”として紹介されたのは,ヤツメウナギのような歯を覗かせる巨大な怪物だった。

 なるほど,この怪物に食われる前に急いで料理を作るのか――と思ったら,怪物が触手を伸ばして注文票を手渡してきた。見た目は恐ろしいが,意外と理性的なのかもしれない。

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 料理の種類は「スープ」一択で,作り方は冷蔵庫にある食材を鍋に放り込んで混ぜるだけ。ただし,手渡された注文票には“好み”“満腹度”が記載されており,投入する食材を工夫して好みに合ったスープを,できるだけ多く作る必要がある。

 食材には「内臓」「骨格」「生物」「植物」といった種別が存在し,怪物の好みは各種別の割合で表現される。食材ごとに満腹度が設定されているので,投入量を調整して理想の割合を目指そう。……あんまり触りたくない食材ばかりだが,食べるのは怪物なので気にしてはいけない。

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 なかなか難しいのは,冷蔵庫から出てくる食材が「発注リスト」の中からランダムに決定されるということ。食材が気に入らなかった場合は再抽選が可能だが,そのたびに追加の料金が請求される。請求金額は再抽選ごとに増えていくので,できるだけ少ない再抽選回数で完成させたい。

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 たとえ好みに合っていたとしても,満腹度の低い食材ばかりを投入してしまうと満足してもらえない。多少好みから外れていても報酬が減る程度で済むので,好み外の食材で補うべき場面もあるのが面白いところだ。

怪物を満足させられなかった場合は「予備肉」を与えることで落ち着かせられる。予備肉を使い切ったあとに失敗するとゲームオーバーだ
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怪物を満足させられたなら,次の停車地点を選び,ショップマスやイベントマスなどを経由しながらさらに地下へと進んでいく
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 ゲームが進んでいくと,怪物の好みは複雑になり,要求される満腹度もどんどん高くなっていく。それに対抗するのが,ショップで購入できるアップグレード要素「素子」「新食材」だ

 素子はいわゆるパッシブスキルで,装着中は自動で効果を発揮してくれる。また,新食材は以降,冷蔵庫の抽選対象になるので,一度入手すればずっと役に立つ。しかし,購入資金は冷蔵庫の再抽選資金と共有されているので,買いすぎるとあとで困ることになる。

素子は最大4つまで同時に装着可能だ。冷蔵庫が一度に排出する食材数が増えたり,特定食材の満腹度を高めたりと,シンプルに強力なものが多い
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あとから追加する食材には,なんらかの特殊効果が付与されている。同種食材の満腹度を高める効果などがあるが,そのぶん割合が偏りやすい
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 そうやって基本要素を把握できてきた頃,突如として冷蔵庫内にネズミが出現! ……取ろうとしていた食材がいきなり食い尽くされてしまった。

 ふと画面を見ると「一定確率でネズミが出現」というデバフ表示を発見。どうやら,2体目以降の怪物は固有の特殊能力を持っていて,何かしらの形でプレイヤーを妨害してくるようだ。ネズミのせいで再抽選回数がかさみ,一気に攻略が難しくなった……。

資金を圧迫してくるデバフ効果も存在する。こうなると再抽選したくなくなるが,怪物の機嫌を損ねるわけにもいかない……
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 その後はギリギリの資金繰りで切り抜け,道中で入手した「混合」(全種類として認識される食材)を駆使して怪物たちをごまかし,なんとか最後まで進むことができた。

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 画面を見たときは忙しいタイムアタック系のゲームなのかと思ったが,意外にもじっくりと考えながら遊べる作品だった。食材はグロテスクで,注文してくる怪物もキツい見た目の連中が揃っているが,こちらが料理を完成させるまで辛抱強く待ってくれる。

 一方,アクションとは違う方向性の緊張感はしっかり味わえる。必要な食材がなかなか出ず,どんどん上がっていく金額を横目に再抽選を繰り返すヒリヒリした感覚はまさにギャンブルのそれ。そのそばで飢えた怪物が待ち構えているとあればなおさらだ。

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 本作を手掛けるForest Regesは,ゲームジャムをきっかけに結成されたという学生3人の開発チームだ。小規模なプロトタイプとして始まったが,現在ではCRITICAL REFLEXの支援を受けて本格的な作品へと発展している。SteamでPlaytestへの参加を受け付けているので,興味を持った人はアクセスのリクエストを送ってみよう。

  • 関連タイトル:

    SATED

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