プラットフォームはPC(Steam)で,海外ではコンソール版(PlayStation 5,Xbox Series X|S,Nintendo Switch)もリリースされている。価格は1600円。
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本作は,苦境に立たされたレコード店で働きながら,店にやってくる客たちにぴったりのレコードをすすめていくナラティブシムだ。
舞台となるのは,どこか英国北部を思わせる小さな町にあるレコード店「Repeater Records」。プレイヤーはこの店の新入りスタッフとなり,個性的な客たちとおしゃべりしたり,同僚とだらだら過ごしたりしながら,店に再び活気を取り戻そう。
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SNSを眺め,地元の音楽誌に目を通し,棚でレコードを探して……といったように,客のふわっとしたリクエストから「たぶん,これだな」という1枚を見つけていく。客のリクエストに応えるパズルのほか,ミニゲームやバーチャルペットといった要素も用意されている。
シムといっても経営的なものというより,レコード店という場所に流れる会話や空気,人間関係をシミュレートする作品といったほうが近そうだ。
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トレイラーやSteamストアページの情報を見る限り,店員や常連がだらだら話している感じや,何気なく棚を眺めたり試聴したりしているうちに時間が過ぎていくような,レコード屋ならではの雰囲気も大事に作り込まれているように感じる。
というのも,本作が掲げているジャンルはcozy-punk。日本語に訳すなら“のんびりパンク”とか“くつろぎパンク”とかいったところだろうか。パンク的なDIY感や反骨精神をまといつつ,肩肘張らずにいられる居心地のよさもある。
“反骨精神はある。でもソファー(くつろぎ)もある”というこの感じが,レコード屋という場所の“らしさ”の表現になっていそうだ。
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またゲーム内には,さまざまなジャンルのオリジナル楽曲と,手描きのアルバムジャケットが多数登場するとのこと。
Steamストアでは,数十曲のオリジナル楽曲に加え,80枚以上の手描きアルバム,架空バンドの設定やライナーノーツ風の情報などが紹介されている。実在の名盤を並べるのではなく,架空のバンドや架空のアルバムで“音楽シーンそのもの”を作っているところも興味深い。
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開発を手がけるPatattie Gamesは,「Welcome to Elk」「Dead Pets Unleashed」などに携わったMurray Somerwolff氏と,元UnityデベロッパサポートエンジニアでスペインのGameDev系ストリーマーとしても知られるRothio Tome氏による2人組の開発チーム。パブリッシングは,英国・ロンドンを拠点とするCurve Gamesが担当している。
ゲーマーはもちろん,レコード屋をなんとなくふらふらしてしまうような人,音楽の話でだらだら盛り上がる時間が好きな人に刺さりそうな一作だ。現時点で日本語には対応していないが,Steamではデモ版も配信中なので,気になる人はまずそちらからチェックしてみるといいだろう。































