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Kickstarterに新たなゲームデバイス登場。バーチャルリアリティデバイス「Oculus Rift」が掲載初日に目標額超えを達成
Kickstarter「Oculus Rift: Step Into the Game」
「Oculus Rift」と名付けられたこのデバイスは,ディスプレイ部分の解像度が1280×800ドットで,視野角が左右110°,上下90°となっている。この視野角は,従来のヘッドマウントディスプレイに比べて相当広いもので,ゲームへの没入感も高そうだ。
もともとは,Oculusの創立者であるPalmer Luckey氏が自宅のガレージで作り始めたデバイスであるとのことだが,Kickstarterに掲載されたムービーでは,id SoftwareのJohn Carmack氏が「これまでで最高のデキ」と絶賛しているほか,Epic GamesのCliff Blezinski氏,UnityのDavid Helgason氏,そしてValveのGabe Newell氏,Michael Abrash氏ら,そうそうたるメンバーがコメントを寄せている。
Kickstarterでは,公開から1日も経たないうちに目標額の25万ドルをはるかに超える支援を得ているが,集まった資金は開発者向けのキットの配布のために使われるとのこと。また,275ドル以上の支援者には,「DOOM3: BFG Edition」のOculus Rift対応版を同梱したプロトタイプが,2012年12月頃を目処に配布される予定とのことだ。Luckey氏は「1社でも多くの開発者に配布したい」と語っている。
正式発売はおそらく2013年以降になると思われるが,Ouya同様,Kickstarterによって大きなスポットライトを浴びたプロジェクトであり,今後さらに注目されるはずだ。
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