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「Call of Duty」シリーズの宣伝活動に力を注いだロバート・ボーリング氏が,Infinity Wardを退社
“fourzerofour”というハンドルネームでファンに知られるボーリング氏は,2007年に発売された「Call of Duty 4: Modern Warfare」以降,ブログやTwitterで宣伝活動をするほか,プレスイベントなどにも顔を出し,Call of Dutyブランドの躍進に貢献してきた人物だ。そんな彼が2012年3月26日のTwitterに「今日,私はCall of Dutyのクリエイティブストラテジスト,Infinity Wardのリード(スタジオマネージャー),そしてActivisionを辞めました」と書き込んだのだ。
退社の理由は明らかではないが,このところ何度か起きた「Call of Duty: Modern Warfare 3」の不具合や調整不足にまつわる騒ぎで,ゲーマーの批判の矢面に立たされていたことは事実。最近は,立ち上げに力を注いだ「Call of Duty: Elite」が,偽ロビーまで作られた大掛かりなハッキング被害にあうなどしており,そうしたプレッシャーが今回の退社の背景にあるのかもしれない。
Infinity Wardのメンバーが立ち上げたRespawn Entertainmentに合流するとか,以前Web情報誌を立ち上げた経験から新たな企業を設立するといったさまざまな憶測が流れているものの,今のところ確定的な情報はない。「ミスターCoD」としてCall of Dutyというブランドを生み出すのに一役買った手腕は,今後どのように活かされていくのか,気になるところだ。
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