
業界動向
ゲームオン,NeoWiz Gamesによる公開買い付けへの意見表明,NeoWizの子会社化が濃厚か
NeoWiz Gamesは,現時点でのゲームオンで40%の株式を保有する筆頭株主である。今回の公開買い付けは,さらなる株式を取得し,ゲームオンを完全子会社化することを目的としたものである。これに対し,ゲームオンは,基本的に公開買い付けを受け入れる方針を示している。ただし,普通株式の売買については,各株主の判断に委ねるとしている。
NeoWiz Gamesは,2006年頃からNeoWiz Japanを設立し,日本国内でオンラインゲームの運営を行っていた。ゲームオンは,2008年5月に当時のNeoWiz Japanの全株式を取得し,吸収合併を行っていたのだが(関連記事),その時点でのゲームオンの筆頭株主はNeoWiz Gamesであり,さらに,NeoWiz Gamesは,その後,独自で日本国内でのブラウザゲーム展開にも乗り出していたほか,2010年には,ゲームオンの2大株主間で訴訟なども行われており,ちょっと複雑な関係が続いていた。
公開買い付けの対象となるのは,役員および社員に発行するストックオプション分の新株予約権と普通株式である。ストックオプションでの新株の総量はさほど多くないため,公開買い付けでNeoWiz Gamesが過半数の株式を取得できるかは保障されていない。NeoWiz Gamesは,過半数に達しなかった場合も子会社化を進めるとしている。
ただし,NeoWiz Gamesは,利害関係のない一般株主の持ち株の半分(「マジョリティ・オブ・マイノリティ)が公開買い付けに応募されなかった場合には,多数の株主の同意を得られなかったものとして公開買い付けを行わないことを表明していている。
なお,公開買い付けの上限はとくに設定されていないため,NeoWiz Gamesは一定以上の株式がNeoWiz Gamesに取得された場合は,東京証券取引所の規定によって,ゲームオンの上場が廃止となる。
ゲームプレイヤーの立場として見れば,ゲームオンがNeoWiz Gamesの子会社化となっても,現状となにかが劇的に変わる可能性はさほど大きくないだろう。未知数な部分が大きいので,国内大手オンラインゲーム運営会社の今後に注目してみたい。
支配株主であるネオウィズ・ゲームズ・コーポレーションによる当社株券等に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
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