Paramount Skydanceは現地時間2026年10月6日,Warner Bros. Discovery(WBD)の買収・統合手続きを正式に完了し,両社の資産を統合した新会社「Skydance Corporation」として新たなスタートを切ると発表した(リンク)。
![]() |
一時はNetflixとの争奪戦も報じられたが(関連記事),株主および各国規制当局の承認を経て,総額1110億ドル規模の歴史的大型買収が成立した形だ。
新生Skydanceの最高経営責任者(CEO)にはデイビッド・エリソン(David Ellison)氏が就任する。同社はWarner Bros.やParamount Picturesといった歴史ある映画スタジオをはじめ,HBO Max,Paramount+などの動画配信サービス,さらにはCNNやCBSなどのニュース放送局まで一元的に傘下へ収め,巨大なメディア帝国として再定義されることになる。
さらに同日発表された経営体制では,元Activision CEOのボビー・コティック(Bobby Kotick)氏や,Emerson Collective創設者であるローレン・パウエル・ジョブズ(Laurene Powell Jobs)氏らが取締役に就任。顧問には元英国首相のトニー・ブレア(Tony Blair)氏が名を連ねるなど,業界を超えた極めて強力なガバナンス体制が敷かれることとなった。
今回の統合は,映画や映像分野にとどまらず,両社が抱えるインタラクティブ・エンターテインメント(ゲーム)部門の勢力図にも大きな変化をもたらす。Warner Bros. Games(WB Games)が誇る「Mortal Kombat」シリーズのNetherRealm Studiosや,「ホグワーツ・レガシー」を手掛けたAvalanche Softwareなどの強力な内製スタジオ群に加え,Skydance Gamesが近年注力してきた「Marvel 1943: Rise of Hydra」などのAAA級開発プロジェクトも,同じ企業グループに集約されることになる。
![]() |
自社IPを活用した大型ゲーム開発に強みを持つWB Gamesのインフラと,ハイエンドな技術力や実力派デベロッパとの提携を進めてきたSkydance Gamesのプロダクション機能が統合されることで,IPのマルチメディア展開やゲーム事業のさらなるスケールアップが期待されている。
映画,アニメーション,ゲームを融合させた新時代のコンテンツ戦略が,新生Skydanceのもとでどのように展開されるのか,注目が集まりそうだ。





















