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東南アジアのIAP収益トップはMOBA,安定状態から再び増加傾向へ。Sensor Towerが2023年版東南アジアモバイルゲーム市場レポートを公開
※以下,画像はSensor Tower公式ブログより
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レポートによると,東南アジアのモバイルゲームダウンロード数は,新型コロナウイルスの流行などにより2020年に前年比39%増の79億回を記録。その後も年6%の成長を続け,2022年には88.5億回を達成したという。
2023年第1四半期のダウンロード数は,世界シェアの15%に迫る約21億回となり,そのうち93%がGoogle Playを通じて行われた。
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IAP(アプリ内課金)収益は,2020年に40%増加し,2021年にも12%増加して27億ドル(約3780億円)を突破したものの,2022年には24.2億ドルまで下落した。2023年第1四半期は,2022年第4四半期と同水準の約5.9億ドル(約826億円)となっている。
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モバイルゲームのダウンロード数が,東南アジアにおいて最も多い国はインドネシアで,2023年第1四半期に東南アジア全体の約38%を占めている。収益では,1位がタイ,2位がシンガポール,3位がマレーシアとなっており,インドネシアは4位だ。
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東南アジアで最も収益を上げているジャンルはストラテジーで,中でもMOBAは2023年第1四半期に前年同期比25%を達成したそうだ。代表的なタイトルは,Moontonが配信中の「モバイル・レジェンド: Bang Bang」で,2022年に「Garena Free Fire」を抜いて東南アジアで最も収益の高いモバイルゲームとなり,2023年第1四半期も首位を維持している。
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また,2023年第1四半期のダウンロード数成長ランキングでは,Nox Interactive Technologyが配信している「Doggo Go」がトップとなった。インターネットミーム「Doge(ドージ)」を主人公にしたパズルゲームだ。
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