業界動向
Netflix,ゲーム事業へのさらなる注力を決算発表で明らかに
Netflix:Letter to Shareholders(pdfファイルが開きます)
Q3(7月〜9月)の見通しは,売上高で前年同期比16%増の74億7700万ドル(約8211億円)で,有料会員数は9%増の約2億1200万人が挙げられている。しかし,ロイターの報道によればこの数字は市場予測を下回るもので,会員数増加が鈍化傾向にあることなどから,一時的にNetflixの株価は下落した。好調な数字に見えるものの,同業他社の攻勢と,映画館が通常営業を再開したことによる需要低下などから,Netflixの苦戦は避けられないという。
そのため,新たな成長要素として会員が追加費用なしで楽しめるゲームをさらに拡充することが発表で述べられている。これまでインタラクティブドラマ「Black Mirror: Bandersnatch」や,番組の公式ゲーム「Stranger Things 3: The Game」などを提供してきたNetflixだが,7月15日に掲載した記事でお伝えしたように,ゲーム業界のベテラン開発者を招聘して,オリジナルドラマなどと同様に,本格的なゲームコンテンツ開発を加速させるという。具体的な動きについては書かれていないものの,最初はモバイル向けのタイトルに焦点をあて,視聴者の声を聞きながらコンテンツを増やしていくようだ。詳しくは,公式IRサイトをチェックしてほしい。
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