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ゲームエイジ総研,ゲーマーのオンラインイベントへの視聴・参加実態の調査結果を公開
ゲーマーのオンラインイベントの視聴・参加の実態について調査 | |||
配信元 | ゲームエイジ総研 | 配信日 | 2020/07/30 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
オンラインならではの見せ方・情報発信の仕方に期待しているゲーマーが多い
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、 国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。 昨今、 世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、 いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、 旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。 そのため、 改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、 ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、 継続して実施していきます。
コロナ禍の影響で東京ゲームショウをはじめとする世界中のオフラインのゲームイベントが中止され、 オンライン開催の検討が進んでいます。 今年も既に複数のオンラインイベントが開催されました。 そこでゲーマーのオンラインイベントの視聴・参加の実態について調査しました。
■ ゲーム関連のオンラインイベントを視聴したゲーマーは2.1%
ゲームの関連のオンラインイベントについて、 なんらかの形で参加・視聴したかを調査してみたところ、 全体の2.1%が参加・視聴したという結果になりました。 【グラフ1.】
そこで、 視聴したゲーマーのイベントを見ていくとPlayStation 5が発表された「PlayStation 5が実現する未来のゲーム体験」が56.9%で最も高く、 インディーゲームを中心にした情報番組「INDIE Live Expo 2020」が37.9%、 PCゲームを中心に多数のタイトルが発表された「PC Gaming Show」が22.4%と続きます。 【グラフ2.】
「PlayStation 5が実現する未来のゲーム体験」は日本時間の平日早朝という時間帯の配信でしたが、 詳細が発表されていなかったPlayStation 5の情報がお披露目されるということで、 ゲーマーの関心度が高かったことがわかります。
■ オンラインイベントに満足しているゲーマーは75.9%
続いてオンラインイベントに視聴・参加した満足度を見ていきます。 満足度について【とても満足度が高い】と答えたゲーマーは34.5%、 【満足度が高い】と答えたゲーマーは41.4%と高い数字になっています。
感想を見ていくと「見ていてワクワクする」(男性/34歳)「未来を感じる」(男性/47歳)など、 新しさを感じているという感想が多く見られ、 また「迫力、 スピード感に驚嘆し、 刺激を受けた」(男性/56歳)のように、 オンラインでこその見せ方・情報発信の仕方に好印象を感じたゲーマーが多いようです。
■ オンラインイベントになる東京ゲームショウに対する期待は?
新型コロナウイルスの影響で通常通りの開催ではなく、 オンラインで開催されることが決定した東京ゲームショウ2020。 ゲーマーからどのような期待が寄せられているのかを聞いてみました。
「ゲームショウは混雑するので行ったことがないが、 オンラインでやるのなら、 混雑せずに楽しめるのではないかと期待する」(女性/57歳)、 「オンラインなら自宅からなので参加しやすいと思います」(女性/36歳)といったように直接会場に足を運ばなくても良いことにメリットを感じているゲーマーが多いようです。
また、 「オンラインならではの演出があるのではと期待している」(女性/18歳)、 「オンラインだからこその楽しみがあると嬉しい」(女性/40歳)など、 リアルイベントにはないオンラインだからこその要素や演出に期待する意見も多く見られました。
「実機体験できない分どうやって魅せるのか」(女性/33歳)といった意見や、 「今までにない試みなのでどのようになるのか興味がある」(女性/16歳)、 「オンラインでどこまで臨場感ある情報を盛り込ませられるか」(男性/37歳)などのように、 全く新しい試みに対して期待とともに関心の高さがうかがえます。
オンラインイベントは新しい試みのため、 ゲーマーもまだまだ楽しみ方を模索しているようです。 現状ではゲーム関連のオンラインイベントに視聴・参加しているゲーマーはまだ限られているようですが、 東京ゲームショウがオンラインで開催されることを機に、 視聴・参加も増えることが考えられます。 新しい生活様式の一つとしてゲームイベントのオンライン化が進む中、 オンラインイベントならではのゲーマーのメリットや楽しみ方に注目していきたいと思います。
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