企画記事
4Gamer恒例企画,ゲーム業界著名人コメント集。157人が振り返る2019年と,2020年に向けた思い
ストーリーテリング
代表 / ゲームデザイナー / 原作・脚本家 / 作詞家
イシイジロウ
代表作:「428 〜封鎖された渋谷で〜」「文豪とアルケミスト」「新サクラ大戦」マーダーミステリー
今年は特殊な年だと思います。なぜなら最も感心させられたゲームはタイトルでなくジャンルであったのですから。
マーダーミステリーとは近年中国で大流行し、今年日本に上陸した新しい形のアナログゲームだ。
まさに名の通りプレイヤーの中に殺人犯が紛れていて、犯人以外は推理しそれを探し当てる。犯人役は嘘や詭弁を呈して推理から逃れる。
その中に各キャラクターの隠したい秘密が混ざることにより、盤面はまさに混沌と化し、良質な群像劇を体験しているような気分になる。
多くのアナログゲーマーとクリエイター達がこの魅力にハマり、2019年の日本において大量のオリジナル作品が供給された。
まさにカンブリア大爆発の様な現象だ。2019年は後世からマーダーミステリー元年と振り返られることになるだろう。
デジタルゲームでは「DEATH STRANDING」「グノーシア」「十三機兵防衛圏」などのアイーティスティックな作品に心動かされました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「三体」
中国のSF作家劉慈欣の長編SF小説。まさか2019年に本格SF小説が日本で10万部のヒットをするなんて。しかも世界で2100万部と言う記録的な大ヒットを記録。これは紹介せざるを得ません。この作品の注目すべきところは、冒頭で文化大革命を科学の弾圧・虐殺と描いているところ。まさに科学大好きSFファンはどん底に突き落とされます。しかし、その歴史的事実が中国を舞台にするSF的意味を持たせるのです。これは確かに、日本でも、アメリカでも、ヨーロッパでも描けないかも。脱帽です。こんな作品が生まれてきてくれて嬉しい。
ちなみに次点は映画「ジョーカー」。「タクシードライバー 」大好きな母子家庭出身のイシイには、自分専用のオーダーメイド映画なのではとさえ感じました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
最果タヒ
詩人。「死んでしまう系のぼくらに」「夜空はいつでも最高密度の青色だ」「愛の縫い目はここ」「天国と、とてつもない暇」「十代に共感する奴はみんな嘘つき」「きみの言い訳は最高の芸術」これは最果タヒさんの詩集のタイトルだ。久しぶりに殺されてしまうんじゃないかと云う鋭い言葉に会った。逃げ出してしまいたいほど重くて深い言葉に会った。僕も負けてはいられないと闇を睨んだ。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年はやっと「新サクラ大戦」を発表・発売する事ができました。皆さんに愛され歴史ある巨大IPへの参加は大変なプレッシャーでしたが好評の様でなによりです。
さらに週刊ヤングジャンプにて「新サクラ大戦 the Comic」の連載にも関わらせていただくという大きな挑戦もさせていただきました。こちらは2020年も続きます。よろしくお願いいたします。
そして2020年は「文豪とアルケミスト」も4周年の勝負に出ます。舞台シリーズ化やTVアニメ化が発表され、さらに皆さんに愛していただける作品に育てていきたいと思っています。
その他、日本初のオリジナルフィギュアボードゲーム企画「ドラゴンギアス」や舞台「龍よ、狼と踊れ」シリーズなど、自身の原作作品も強く展開していきたいと考えています。さらに未発表の作品も多数準備中です。お楽しみに。
「ドラゴンギアス」(ANALOG) (C)MAX FACTORY・Arclight (C)イシイジロウ |
スパイク・チュンソフト
ゲームデザイナー / ディレクター
松本朋幸
代表作:「喧嘩番長」「ファイヤープロレスリング ワールド」「シェンムーIII」
オープンワールドの先駆けであり、ゲームの可能性を大いに見せつけてくれた「シェンムー」の続編が、ほぼ四半世紀ぶりにリリースされるという衝撃に感謝。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「どろろ」(アニメ)
50年も前に描かれた作品とは思えない発想と物語の展開は今でも色褪せず、手塚治虫先生の凄さを改めて思い知る機会になりました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
タイチ選手(新日本プロレス)
ヒールという立ち位置でありながら、あふれ出るゲーム愛で新しい切り口での業界活性化に一役買っていただいていると感じています。2020年もタイチ選手から目が離せません!
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は担当している「ファイヤープロレスリング ワールド」の節目となる年です。DLCも複数リリース予定ですし、最後まで気を抜かずに走り抜けたいと思います。来年も「ファイプロワールド」を宜しくお願い致します。
セガ・インタラクティブ
「BORDER BREAK」シリーズプロデューサー
青木盛治
代表作:「BORDER BREAK」「KINGDOM HEARTS III」
シリーズ最新作!今回はアナと雪の女王やトイ・ストーリーなど新たなキャラクターやワールドが追加になって、ボリューム感が増した作品になっています。最新のグラフィックで描かれるキャラクター達はやっぱり観てるだけでも楽しく、世界観もファン納得のクオリティと原作再現度が素敵です。ディズニーワールドの作り込みは良い意味でやりすぎですね(笑。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
昨年に引き続き、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」です。約8年間に渡るシリーズ放送の最終章が公開され、予想するラストを見事に裏切ってくれる驚きと感動で幕を閉じました。ラストに向けてスケールや演出が途切れることなくどんどん上がっていくところも見ものです。私が観た海外ドラマの中では断トツ1位の満足度でした。同じくHBOテレビドラマシリーズの「TRUE DETECTIVE」も秀逸でオススメです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
俳優ノーマン・リーダスですね。これまた約9年ほど観ている海外ドラマ「ウォーキング・デッド」でダリル役として一躍人気俳優の仲間入りをしたあの俳優が、最新作のシーズン10では主役になり、そして今年11月に発売したPS4「DEATH STRANDING」でも主役として登場するなど、2019年は注目せざるを得ない人物でした。Huluで放送している「ライド with ノーマン・リーダス」では、彼のプライベートな部分が垣間見れるので私のようなファンの方は必見だと思います。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年は「ボーダーブレイク」シリーズが10周年を迎え、アーケード版がサービス終了するなど私にとって節目の年でした。2020年は新たな節目を目指すため、今までとは違った新しい一歩を踏み出し、多くの方々との新しい出会いを通じて、さらに盛り上げていきたいと思います。そして、その一歩で終わることなく、歩き続けていきたいと思います。2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
セガゲームス
ディレクター
大坪鉄弥
代表作:「新サクラ大戦」,初音ミク -Project DIVA-シリーズ「ストレッチャーズ」
協力プレイ型のアクションゲームが最近のマイブームなのですが、唐突にストアに並んだのをみて直感で購入しました。設定やシチュエーションのハチャメチャ感はありつつも殺伐さやストレスが少なく、失敗しても和やかにプレイできるゲームバランスが非常によかったです。
なにより、こんな良作が唐突に配信されるところに衝撃を受けました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「翔んで埼玉」
原作漫画を入手してきちんと読んだのが2018年。その突き抜けた内容に大いに笑わせてもらいました。映画化が発表された際には、「正気か?」と期待半分不安半分だったのですが、映画もパッションあふれる傑作でした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ラグビー日本代表。
ラグビーに関しては全然知識のないニワカ未満ですが、世界の強豪相手に団結して立ち向かう姿は非常に格好良かったです。特に、稲垣啓太選手のトライには魂を揺さぶられました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年は14年ぶりのシリーズ最新作、「新サクラ大戦」がPlayStation 4で発売になりました。
ユーザーの皆さんの熱い後押しのおかげで新たなスタートを切ることができた作品です。スタッフ一同全力で制作しましたので、令和最初の太正桜を是非とも楽しんでいただけたらと思います。そして、2020年も様々な展開を予定しておりますので、皆さんと一緒に楽しめたらと思います。
セガゲームス
東京2020オリンピック The Official Video Game」「マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック」プロデューサー
大橋宣哉
代表作:マリオ&ソニック オリンピックシリーズ「新サクラ大戦」
自社製品で恐縮ですが、14年ぶりという類稀なブランクを経て復活したシリーズ最新作であることに、まず大きな衝撃を受けました。私が新入社員としてセガに入社した際に、当時の配属部署で「サクラ大戦2」(セガサターン)の開発がちょうど終了し、開発メンバーが休暇をとっていてオフィスがガラガラだったのを記憶しています。こんなに長くファンの方から愛され期待されるシリーズが存在すること自体凄い事だと思いますし、それが現代のニーズに合わせた新作として、新たな展開の第一歩を踏み出した記念すべきタイトルだと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「僕のワンダフル・ジャーニー」
最近、犬を飼い始め、とにかく犬が可愛くて可愛くて仕方が無く、久し振りに映画館に足を運んで観てきました。ちゃんと1作目の「僕のワンダフル・ライフ」もDVDを借りて予習してから観たのですが、やっぱり犬は可愛いですね。今はトイプードルを飼っているのですが、大型犬も欲しくなっちゃいます。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
坂本龍一
元々YMOが好きで、メンバーの3人は小学生の頃からずっと注目し続けていますが、特に坂本さんからは大きな影響を受けていると思います。数年前に咽頭癌を患いながらも克服し、いまだ精力的に様々な活動を続け活躍されています。思想や生き様など、多くの事を学ばせて頂いています。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年と言えばオリンピック。恐らく私が生きている間にオリンピックが自国開催されるのは、これが最初で最後になるでしょう。普段はあまりスポーツに興味が無い方々も、オリンピックとなるとどうしても気になっちゃうと思います。是非、セガゲームスのオリンピック公式ゲームを手に取って、オリンピックを自分自身で体験してみて下さい! 私はここのところ運動不足で、せいぜい週末に犬の散歩でたらたらと公園を歩くくらいなので、最近体重が増えてきてしまいましたが、オリンピックを機に運動、スポーツで心と体の健康を維持したいです。
セガゲームス
第2開発1部副部長 / プロデューサー
片野 徹
代表作:「新サクラ大戦」「キルラキル ザ・ゲーム -異布-」
原作への愛に溢れた、ファンの心をくすぐる映像の数々。
BD-BOXまで買ったので衝撃的なビジュアルでした。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ライドンキング」(コミック)
異世界転生ものは数あれど、これと「けものみち」は独特の世界観が気に入っていて、特にライドンキングのシリアスな部分は好きです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
田中 瞳アナウンサー
モヤさま4代目アシスタントとしてどんな活躍を見せてくれるのか…。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
まずは「新サクラ大戦 the Stage」「新サクラ大戦 the Animation」の成功に向けて頑張りたいと思います。その他にもいくつか進行中の案件もありますし、田中公平先生の40周年もありますので、その間隙を縫ってまた新たなる発表をできるよう、準備を進めていきたいです。
セガゲームス
ディレクター
河原塚俊介
代表作:「チームソニックレーシング」「レッツタップ」「ファミリーフィッシング」「紙謎 未来からの想いで」
このタイトル、実際の紙(専用)を切ったり、折ったりしながら謎を解いていくんですが、やられた感はありましたね。アナログな分、手間もあったり、寝っ転がって遊びにくいなど、向き不向きがあるとは思いましたが、スクラップさんやタカラッシュさんが大好きな私は楽しんで遊べました。感覚としては、家にいながら謎解きイベントに参加している印象ですね。
こういうのは思いついても、販売までとなると関門も多く、なかなかやれることじゃないと思うんです。実際にプロジェクトを立ち上げ、世に出されたスタッフの方々に敬意を表したいと思います。
こういうタイトルが売れてくれると一クリエイターとしてもうれしいですね。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
印象深かったというと「ジョーカー」ですね。昨今のアメリカ映画界は「分断」をテーマとして追っている傾向があって、貧富の断絶構造が見事に表現されていて実に印象的でした。
まあそんな小賢しい理屈は抜きにしても、ホアキン(主演)のマッドな役作りも凄まじいものがありました。見応え十分。ここまで作りこむと日常生活に大いに支障が来てそうで、アクターさん大丈夫なの?と思っちゃいました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
リオネル・メッシ選手(サッカー)です。
推しである、スペイン1部リーグFCバルセロナというクラブの選手なんですが、本年、史上初となる一個人で6度目のバロンドール(年間の個人賞)を受賞しました。凄さを伝えたいんですが、凄すぎてちょっと他に形容できません。有り体にいって神ですね。神。いや実際、背番号とかけて、神を表す造語「D10S」と呼ばれているんですよ(勿論世界規模で)。
リアルタイムで観られる我々は幸せを感じるべきです。サッカーに興味の無い方、これは今すぐ見はじめるしかないですね。だって神様が観られるんですよ。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
本年2019年5月21日に、自身が携わった「チームソニックレーシング」を無事発売することができました。お正月など、人が集まる時向けのタイトルなので、興味のある方は是非楽しんで頂きたいです。
また、関わったのは少しだけですが、大型タイトル「新サクラ大戦」も先頃満を持してリリースされました。サクラシリーズは触ったことがない、といった方にこそ是非おススメしたいですね。女の子みんなかわいいですよ。私の推しは「アナスタシア」というキャラクター。目元が涼しげで綺麗なんです。
個人の抱負としては、2020年は仕込みの時期となりそうですので、翌年以降、皆さんに「買ってよかった」と思って頂けるようなタイトルをリリースできるよう、頑張りますね。
セガゲームス
プロデューサー
阪本寛之
代表作:「龍が如く7 光と闇の行方」「Apex Legends」
基本無料でありながら、ビジュアル、システム、バランス全てがハイクオリティなゲーム。
バトロワゲームの新たな席を作り、今後も長期的な遊びが約束される展開が期待できます。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「天気の子」
新海監督作品は全て拝見してますが、この作品も幅広い年齢層に指示されていることから、もう大きなブランドが確立しているなという印象です。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
カジサック
芸能人YouTuberとして、短期間で140万人ものフォロワーを増やした動画作りは、YouTube界でブームになっていたなと思いました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年1月16日にPS4専用ソフト「龍が如く7 光と闇の行方」がいよいよ発売になります。
「龍が如く」の新たな展開を是非楽しんで頂ければと思います。
セガゲームス
プロデューサー兼デレィレクター(たべごろ!スーパーモンキーボール) / メインプランナー(JUDGE EYES:死神の遺言)
城﨑雅夫
代表作:「たべごろ!スーパーモンキーボール」「JUDGE EYES:死神の遺言」「ASTRAL CHAIN」
「Days Gone」と迷いましたが、ディレクターの田浦氏が学生時代の同級生なので、ASTRAL CHAINで(笑
よくできたアクションゲームでしたし、
細部までこだわりをもって作っていることが感じられていい作品でした。
僕も田浦さんに負けないように頑張らないと、と思えるゲームでそういう意味でも印象に残っています。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ハッピー・デス・デイ」という映画です。
タイムループ+ミステリーでよく出来ていました。
ユーモアもありつつホラーとしても楽しめますし、主演女優に華もあってオススメの映画です。
(アベンジャーズやジョーカーは他の方が推薦されると思いますので、あえて避けています)
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ボクシングが好きなので井上尚弥さんです。
ノニト・ドネア選手とのWBSS決勝は感動しました。間違いなく今年のベストバウトです。
2020年は、アメリカでバンタム級を統一してSバンタムで4階級制覇も目指してほしいです。
そしていつかパウンドフォーパウンドで1位になってほしいです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年は「たべごろ!スーパーモンキーボール」をリリースさせていただきました。
色々なご意見をいただいて、その1つ1つが私の活力になっています。
2020年もゲームを通じて、ユーザーの皆様との関係を築いていきたいと考えています。
早く新しいニュースをみなさんに届けられるよう頑張ります!
あとは、ゲーム制作に携わることができる幸せを感じながら、仕事に取り組みたいと考えています。
セガゲームス
プロデューサー
鈴木 誠
代表作:「BLADE ARCUS Rebellion from Shining」「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」
気象などによる影響はもちろん、計器類を信用するプレイをさせてからブラックアウトさせたり、リザルト画面の飛行軌跡でドローンの機動性能を理解させたりと、空の恐怖を感じさせるための構成がとても上手いです。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」
作品がもっている魅力を大切にしながら、往年のファンへまっすぐ向き合って創っているところが素晴らしかった。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
鈴木 裕さん。もちろん「シェンムーIII」おめでとうございますと言う事で!自分もDC版以来18年待ちましたので年末年始ガッツリプレイ予定です!!
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ゲーム業界の2020年は新ハードなどワクワクする話題で目白押し。その中で自分の手がけた作品が皆様のお手元に届くようにただいま色々準備中ですので暫しお待ちくださいませ。
セガゲームス
「マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック」ディレクター
平尾直裕
代表作:「マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック」「メガドライブミニ」
幽遊白書とテトリスが入ったのにはビックリ!幽遊白書は発売当時、毎日昼休みに同僚と対戦してました。
エンディングに流れるコンボの習得に勤しんだり。おっさんゲーマー感涙です。
パッドもファイティング6Bパッドの採用が嬉しい!3ボタンのやつも欲しいけど買い損ねました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ゲーム・オブ・スローンズ」
ついに終わってしまいました…。賛否ありますが、僕は十分楽しめました。
現実とファンタジーの混ざり具合の塩梅が好きです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ボクシング 井上尚弥選手
WBSS楽しませていただきました。ドネア戦、凄い緊張感でしたね。ラスベガスでのメガファイトに期待してます!
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は東京オリンピック!実際のオリンピック開催までには、まだ少し時間があるので家族や友達に声をかけてゲームでプチオリンピックを楽しんでみてはいかがでしょうか?
お父さん、お母さん世代は是非ドットゲームも。「アナログテレビON」でブラウン管っぽい画像になりますよ。
今は2020年内発売予定のタイトルを製作中です。頑張ります!
セガゲームス
「東京2020オリンピック The Official Video Game」ディレクター
古久保仁
代表作:マリオ&ソニックシリーズ「DEATH STRANDING」
小島さんが独立して初タイトルということで発表当初からずっと興味がありました。プレイするまでどんなゲームかまったく分かりませんでしたが、いざプレイしてみるとメタルギアを彷彿とさせるような作りで、リアルな世界観の中をただ走っているだけでワクワクしますし、先の展開が非常に楽しみで適度に緊張感もあって最高です。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
思い出深い作品ということで、「ターミネーター:ニュー・フェイト」
ターミネーター2を10代のころ映画館で観て衝撃を受けてから早30年。溢れる涙を拭いながらシュワちゃんを見送った記憶を今でも鮮明に覚えています。今作は正統な続編ということで期待値は半端なかったですが、実際のところは少々残念な結果でした。テンポよいアクションシーンは十分楽しめましたが、肝心のお話が…思っていたのと違う、というのが本音です。色々と無理がありました。このシリーズは自分の中では完結しましたね。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
井上尚弥
WBSSを制した無敗のバンタム級プロボクサー。本当に強い。セコンドにはいつも父親の姿が。親子愛を感じます。この調子で記録をどんどん塗り替えていってほしいです。ちなみに私が関わった東京2020オリンピックゲームのトップアスリートと対戦できるモードで、非常に強いCOMとしてオファーさせていただきましたが、負けなければOKという条件でしたので、残念ながら見送ることになってしまいました。ゲームだろうが負けることは許されないというこだわりは納得できます。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年はオリンピックイヤーです。自国開催ということで非常に楽しみにしています。一足先に東京2020オリンピック公式ゲームを発売しました。IOCや各競技団体の監修を受けた本格的なスポーツゲームとなっています。是非皆さんこの機会にゲームを通して様々な競技を体験し、家族や友達と遊んでいただければ幸いです。
セガゲームス
ぷよぷよシリーズ総合プロデューサー
細山田水紀
代表作:「ぷよぷよeスポーツ」「ぷよぷよ!!クエスト」「ぷよぷよテトリス」など「ドラゴンクエストウォーク」
最初はプレイスタイルとして自分には合わないと感じたのですが、ついつい今現在も起動してプレイしてしまうところに、ドラゴンクエストと本作のすごみを感じました。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「天気の子」です。「君の名は。」がヒットした次の作品でどういうものを世の中に出すのか?という点で注目していました。公開直後ではなく、しばらく時間がたった後に映画館に見に行ったのですが、思っているよりも親子連れがたくさん映画館に見に来ているのが印象的でした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
ラグビー日本代表チームです。ラグビーワールドカップが想像以上にものすごく盛り上がり、行く先々で外国人のラグビーファンがたくさんいて、日本代表の個性豊かなチームメンバーもメディアにたくさん取り上げられるなど、日本におけるラグビーの注目度が一気に高まったと感じました。高校・大学・社会人ラグビーなどでも思わず身体に力が入る面白い試合が多いので、日本でもっとラグビーが盛り上がってほしいと願っています。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年は、ぷよぷよの定期的な大会開催や国体文化プログラムでの全国大会など、ゲーム以外の部分でも多くの方々のサポートを受けて、eスポーツやぷよぷよを盛り上げることができたと感じています。2020年に7周年ぷよクエでも新しいシステムや大型コラボなどを検討しています。2020年はさらに盛り上げるべく、形を変えたチャレンジもする予定ですので、ぜひ「ぷよぷよ」ご期待ください!
セガゲームス
プロデューサー
亙 重郎
代表作:電脳戦機バーチャロンシリーズ「ウイングスパン」
ボードゲームです。2019年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門大賞受賞したとのことで、注目していました。鳥の生態を正面から見据え、しっかりとゲームに組み上げている点に感心しています。ゲーム内容も、適度に運の要素が勝敗に絡むバランスが面白く、幅広い層が楽しめるのではないかと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「羅小黒戦記」(ロシャオヘイセンキ)
中国のアニメです。主人公の「可愛いキャラ」アピールに若干のくどさを感じつつ、アクションシーンの構成には唸らされました。異なるものたちとの共生は昨今流行りのテーマですが、様々な作り手による様々な回答や問題提起が見聞きできるのは楽しいものです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
Kinga Glyk
ポーランドのベーシストです。大変な演奏力がある上に、良いフィーリングをお持ちのようで、聴いていると幸せな気持ちになります。今年の10月にアップされた「JOY JOY」のPVも大変楽しく、また聴かせる内容でした。来日してくれないかなあ。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
年内は「電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995〜2001」をリリースできました。お楽しみいただけますと幸いです。今後ともよろしくお願いします。
ゼロディブ
代表取締役
原神敬幸
代表作:「彩京 SHOOTING LIBRARY」「ホットギミック」「剣と魔法と学園モノ。」「MIND≒0」「ヨッシークラフトワールド」
「ヨッシーアイランド」から続くシリーズの最新作ですね。これまで以上に、夢のある世界観が本当に素晴らしいと思いました。昨今、ハードの進化とともに、現実の世界のようなリアルな表現が可能になって来ています。ですが、実際には存在しないモノ、表現できないモノを表現することこそが、ゲームの本質だと私自身、思っておりまして…それがこの作品では随所に登場する。2回目ですが、本当に素晴らしい作品だと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「男はつらいよ お帰り 寅さん」
「男はつらいよ」シリーズ、寅さん映画の最新作ですね。この記事を書いている時点ではまだ公開されていなくて…映画の内容についてはまだ見てないので答えられないのですが…それでも、この作品はやはり印象的ではあります。寅さん映画は、見ている方々が素直に泣いて笑ってと言う感情表現が出来る作品だとおもっております。この作品のようなゲームを作ることができれば、と何度も考えたことがありまして…私自身の永遠のバイブルのようなモノです。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
大門未知子(Doctor-Xのフリーランス外科医)(米倉涼子)
今年は結構、いろんな病気や怪我に悩まされまして…この方がいてくれたら…この方の「私、失敗しないので」を聞いて安心をしたい!…と何度思ったことか…本当にいてほしい方です。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2019年、ゼロディブは本当に多くの作品に携わらせていただきました。年内に発売させていただいたものから、今仕掛けているものも含めると両手では入りきらない数を…本当にありがとうございます。
2020年になりましても、さらに加速し、作品を出していければと思っております。
もちろん出すだけではなく、それら全てが皆さんに満足できるようなものにしていきたいと思っておりますので、どうぞ、温かい目で見守っていただければと。
また、みなさんが待ち望まれている作品なども、動いていきますので!
あ、あと、続編希望などありましたら、開発会社ではなく、是非とも販売会社の方に皆さん、プッシュしてください!(ととモノ。とか、MIND(あれ途中ですからね。)とかも作りたい…要望してください。)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
シニアローカライズプロデューサー
石立大介
代表作:「アッシュと魔法の筆」「Marvel's Spider-Man」「Detroit: Become Human」,MLB The Showシリーズ,ラチェット&クランクシリーズ,「アンチャーテッド 古代神の秘宝」「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」「Horizon: Zero Dawn」,SOCOMシリーズ,The Last of Usシリーズ他「DEATH STRANDING」
今年はゲームをあまり遊べなかったので、非常に狭い範囲内での選択ではあるのですが、AAA級のスケールでインディーゲームを作ったかのような非常に賢く勇気のあるゲームデザインも素晴らしいと思いますし、(少なくとも対外コミュニケーションで言われている限りは)「絆」という思想を中心に開発プロジェクトを進めたという、近年のビジネス的な発想とは異なる開発思想・開発姿勢が物凄いことだと思います。思想を語るよりも、思想を生きる方が何倍も大変ですから。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ラグビーワールドカップ」「イチロー選手引退」および,グワイニャオン「Dear…私様」
災害であったり、政治的対立であったり、思想弾圧であったりと、現実の出来事が非常に深刻で重大なものになってきているため、ともすればエンターテイメントを押しつぶしてしまうのが昨今の傾向だと思います。ですが、エンターテインメント側に感情を揺り動かすパワーがあれば、そんな現実を一瞬であっても忘れさせて、視聴した(観戦した、観劇した)人の気持ちを高揚させてくれるのだと再認識させてくれたのが、ラグビーのワールドカップとイチロー選手の引退、グワイニャオンの演劇公演「Dear…私様」でした。
ラグビーワールドカップは、むかしニュージーランドで伝説的なワールドカップを視ていたこともあって今回も非常に期待していました。オールブラックスが敗れたことだけが残念ですが、ラグビーの素晴らしさを多くの人と分かち合えて嬉しいです。
イチロー選手の引退については…チケット争奪戦を経て現地で観戦していたのですが、試合後の観客による「イチロー」コールも含めて非常に心を動かされる体験でした。変な話なのですが、あの瞬間のスタジアムは、これまでのイチロー選手のキャリアが凝縮されて共有されていたような、時間がギュッと詰まった感覚を与えてくれました。
「Dear…私様」は、影響範囲で言えば前二者より少ないと思いますが、演劇というローカライズと非常に近いところにある芸術で、現代の世相において「人の心を打つ」ためには、「スピード(テンポ、リズム)」「エモさ」「笑い」が必要なのだなと教えてくれた舞台でした。演出の勉強としての側面を脇においても、ひとつの作品の中の世界を一緒に生きたような、代えがたい経験をさせてくれました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
豊竹咲太夫さん、神田松鯉さん、神田松之丞さん
文楽(人形浄瑠璃)の太夫で久々の重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)への推薦を受けられた咲太夫さん。関東出身なんですが、文楽のことは個人的に「世界一エモい芸能」だと思っており、義太夫の声の音色が大好きです。深いものや繊細な感情も下地に織り込みながら読まれる咲太夫さんの義太夫は、えも言われぬ気分にさせられます。このニュースを聞いて、また聴きに行きたくなりました。
それから講談で重要無形文化財保持者に推薦された神田松鯉師匠。重厚な話の中身を優しみを宿しながら伝えてくださる語り口はもちろん、数々の講談を復活された、おそらく将来、「講談中興の祖」のような扱いを受ける方だと思います。
そのお弟子さんの松之丞さんは、出張の機中で聞いた「プロ野球講談」で知ったのですが、とても分かりやすくて心を震わせる熱演をされる方です。今年はテレビにも出演され、ラジオでの毒舌も一部で話題。来年は真打に昇進されますので、2020年も要注目です。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年にはPlayStation 5が発売予定と発表されていますが、実はPlayStation 4にも素晴らしい作品が数多く登場します。
今世代でもっとも感情に訴える物語と、美しさも残酷さも自然さも何段階もアップしたグラフィックやゲームプレイで、プレイヤーの皆様を虜にするであろう「The Last of Us Part II」は、今月、日本語版のトレーラーを公開しました。
また、初出時から大きな期待の声をいただいているオープンワールド時代劇アクションアドベンチャー「Ghost of Tsushima」も、いよいよ発売時期が確定。こちらも最新トレーラーが公開されました。
それ以外にも、期待作がありますので、来年もPlayStationをよろしくお願いいたします!
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
アソシエイトプロデューサー
梅村典子
代表作:「New みんなのGOLF」「ソウル・サクリファイス デルタ」「rain」など「DEATH STRANDING」
2019年も大作、良作が沢山デビューしました。意外性のない答えかもしれませんが「DEATH STRANDING」です。「これまでに無いゲーム」という衝撃でした。これまでのゲーム規格を越えて、より昇華させたインタラクティブ・エンターテイメントだと感じました。世界の美しさ、音楽の一体感、好奇心を刺激するストーリー。
…それでいて、ゲーム内でやっていることは主に「配達」なので、「配達」という言葉の地味さと、前述の「新しさ」のギャップが凄過ぎて…まだプレイしていない方に説明しようとすると、相手が困惑します(笑
発売前から新しい情報やトレーラーが公開されるたびに、「…きっとステルス・アクション満載の…え、違うかも…え、赤ちゃん…?!」といった具合で想像を掻き立てられ、他の人とよく話題にしていました。発売後は、ゲーム内に遊び心が沢山詰め込まれていたので、SNSでも「こんなことやってみた?」「こんなのも出来るんだけど」という話題を多く見かけました。発売前から今も、ずっと話題に上がり続けたゲームだったのではと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
TVアニメ「鬼滅の刃」
大人気漫画が原作のアニメですが、原作を読んでいても楽しめるアニメでした。戦闘シーンに代表されるような、躍動感を持つシーンの演出がとても凝っています。それでいて、キャラが濃すぎる登場人物たち…唐突に入るギャグ要素…など、原作ファンが嬉しい箇所も、しっかりフンダンに盛り込んであります。原作漫画からアニメや舞台へと広がり、これから益々広がっていくだろうと思うとワクワクします!
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
松本ひで吉さん
漫画家の「松本ひで吉さん」は、これまでも人気漫画を手掛けられてきましたが、数年前からご自身の買っている犬・猫・トカゲ(生き物3種を大切に飼っている事にまず尊敬…生物多様性尊い…)の漫画をツイッターで投稿して、ファンの方が急増しました。漫画では実際にあった日々の出来事を題材にしているんですが…目線が優しくてユーモアに溢れているんです…絶対的善人…読めばトゲトゲした心も優しくなります。更に、ゲームも大好きとのことで、動物たちのほのぼのとした投稿に混ざって、ホラーやアクションゲームの進捗報告や感想が投稿されるのもツボです。
既に「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」というタイトルで書籍化されていますが、なんと!最近アニメ化も発表されました!来年も人気が止まらないと思いますが、まだ読んだことが無い方におすすめしたいです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今、このコメントを書いていて、初めて「年の瀬なんだ…」と実感しました。2019年があまりに早く過ぎ去ったことに、軽い衝撃を受けております…はい…。しかし、お陰様で「New みんなのGOLF」が今年で発売から2周年を迎えることが出来ました。これからも、「みんな」に楽しんで頂けるタイトルとして発信していきたいと考えています。2020年は「プレイステーション 5」の発売があります。ハードの進化に合わせて、新しいゲームも登場する年になると思います。来年も良いゲーム・ライフを!!目は大切に!
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ローカライズプロデューサー
浦野 圭
代表作:「Predator: Hunting Grounds」「Dreams Universe」「Days Gone」「Horizon Zero Dawn」「Firewall Zero Hour」「Beat Saber」
今年PlayStation VRでも発売したのでプレイしましたが、アドレナリンが湧き出るビートに合わせて狂ったかのように両手を振り回しています。最高な感覚です。
プレイヤーに向かってくる無数のブロックを切っていくのをYouTubeで観てるだけでもすごく気持ちいいです。
最近では「Beat Saber」を設置しているゲーセンもあるので、自分の不自然な動きを是非みんなに披露してみたいです。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」
Netflixで配信してるシリーズ「ブラック・ミラー」の特別映画版。ビデオゲームを開発する男性に彼の人生がガラリと変わってしまうあらゆる状況が訪れる話。
面白いのが、その主人公がどのような判断をするかは映画を観てる視聴者本人が決められます。映画再生中に選択肢が出て、その選んだ選択肢によって話の展開が変わっていきます。
ゲーム開発をテーマにしたストーリーだからこそこのようなゲームらしい機能を組み込んだのかと思いますが、本当に素晴らしい体験でした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
イーロン・マスク
前から最も注目されている人物ですが、今年はテスラのSF映画から飛び出しようなサイバートラックを発表したり、洞窟に閉じ込められたタイの少年たちを助けるために小さな潜水艦を作ったり(最終的に使わなかったけど)、いきなり「火炎放射器じゃないやつ」を売り始めるなど。2019年はいろんなニュースでイーローン・マスクの名前が出てきたと思います。2020年もどんな話題を作ってくれるのか楽しみです。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年2月14日のバレンタインデーに「Dreams Universe」の製品版が発売されます。既に今年発売されたアーリーアクセス版でたくさんのユーザーにオリジナル作品をコミュニティにシェアして頂いてます。製品版では引き続き世界中のユーザーがシェアした様々な作品をプレイできるだけでなく、開発Media Moleculeがユーザーが使っている同じ「Dreams」のツールを使って作成したストーリーモードが含まれます。他にも色々なアップデートが予定されていますので、来年は「Dreams Universe」でコミュニティにシェアされた無数のゲームをプレイしたり、自らオリジナルゲームを作ってみてください!
来年「Predator: Hunting Grounds」の新情報もお楽しみに!"
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
クリエイティブディレクター
外山圭一郎
代表作:SIRENシリーズ,GRAVITY DAZEシリーズ「Forza Horizon 4」
発売2018年ですが、今年プレイしたのですみません…。勝ちも負けも割とどうでもいいというか、とにかくプレイしている間「気持ちいい」しかない。「ひたすら楽しい〜〜」に全振りしたゲームデザインに打ちのめされた感じです。ストレスを乗り越えるというか、苦境を切り開くのがゲームの重要な面白さ、というレガシーな観念が自分に染み付いてしまっているんだなーと思い知らされました。トータルな完成度も非常に高く、季節変化の要素が思った以上に良いアクセントでしたし、LEGOなどの追加コンテンツも本当楽しかったです。
絶対に今年の発売、というところであれば「アーチャー伝説」かなと思います。シンプルでありながらも程よい運の要素が高い反復性と戦略性に繋がっており、程々のアクション性も良い塩梅です。ありそうで無かった、という一本。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ミステリと言う勿れ」
日常的な娯楽は主にコミックなのですが、田村由美先生の「ミステリと言う勿れ」が、地味にと言ってはあれですが、語り口、テンポ、キャラクターと本当に心地よく読み進められて、練られたミステリーと相まって続きが楽しみな作品の一つです。春場ねぎ先生「五等分の花嫁」もまさかのミステリー的展開で本当興味深く読んだりしてまして、小説や映画ともまた違う、漫画とミステリー成分の意外な相性の良さを実感したところでした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
斉藤光毅選手
三ッ沢が近所なので長らく横浜FCサポーターです。斉藤選手は横浜FCのアカデミー出身、U16〜20日本代表で活躍してきた現高校生で、「令和の至宝」特集でテレビにも取り上げられる期待の新星。レジェンド級元代表には事欠かない横浜FCですが、若い選手を送り出すみたいな事が滅多になかったので本当に嬉しくて、息子に近い年齢なのもあって親のような気持ちで応援してしまいました。チームも13年ぶりのJ1昇格ということで、来年まずはJ1での活躍、いずれはフル代表でその雄姿が見れる日を心待ちにしています。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
まだ当面活動を表に出せる機会は無さそうで本当すみません。二転三転…どころか五転六転目まぐるしく世間の状況が変わっていく中で、流されない、変わらない自分という事に注力したいと思っています。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
クリエイティブディレクター / プロデューサー
Nicolas Doucet
代表作:「ASTRO BOT:RESCUE MISSION」「プレイルーム」「DEATH STRANDING」「バイオハザード RE:2」「Deltarune」
「DEATH STRANDING」は元々小島監督作品のファンでしたが、作品の世界観やキャラクターが普段馴染みのある世界でドラマを見ているような感覚でありながら、全く違う特有の「違和感」を楽しむことができました。
「バイオハザード RE:2」はもともと「バイオハザード 2」を発売当時遊んでいたのですが、すごく良いリメイクだと思います。
最後に、「Deltarune」は元々「Undertale」が好きだったので作品の今後に期待したいと思っています。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」
「ブラック・ミラー」は元々好きなシリーズですが、特に「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」は視聴者としてどんどん深くストーリーに関わることができる構成が素晴らしいと思いました。舞台が80年代のイギリスということで、ヨーロッパ育ちの私からすると当時のトレンドや雰囲気の演出も懐かしさを感じ引き込まれました。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
Greta Thunberg
彼女のスピーチは世界中で賛否を巻き起こしましたが、今まで大きな話題となってこなかったテーマを多数の人々に意識させ話させる機会を提供したことについて、喜びと尊敬を感じます。今まで時々しか考えてこなかったことを意識させられ、私も自分を振り返ることができました。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年は「プレイステーション 5」の発売が発表され、開発者として非常に楽しみにしています。
新しいハードウェアの一方、PlayStationは25周年を迎えました。
私はヨーロッパで育ったので目の当たりにしてきたPlayStationの歴史は最初日本から数か月遅れて始まったこともあり、少し遅れる形ではありますが25周年を迎え感慨深い気持ちです。
私は今も次の作品に向け毎日忙しい日々を送り続けていますが、エキサイティングな1年に期待したいと思っています。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
インディーズ イニシアチブ 代表
吉田修平
代表作:「サルゲッチュ」「クラッシュ・バンディクー」「レジェンド オブ ドラグーン」「Beat Saber」
2018年に全世界でセンセーションを巻き起こし、日本では「PlayStation VR」向けに満を持して2019年3月に発売になりました。
VRの特徴である、ユーザーのインプットから映像に反映する時間が極端に短いこと、完璧な奥行き表現が出来ることから迫りくるブロックの距離がわかりやすいことなどを生かし、音楽と体の動きが完全に同期出来るこれまでにない体験を生み出しました。さらにこのゲーム性を最大限に生かすために当初は全てこのゲームの為に書き下ろした楽曲を用意しました。プレイヤーがプレイする様子が音楽に合わせて踊っているようで、SNSやイベントで人気をさらに高めました。VR市場に現れた革命的なゲームの1つになったと思います。
<質問2>2019年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「あなたの番です」
半年間にわたり、次は誰が被害者になるのか、黒幕は誰なのか、放送の後にSNSで色んな人の考察を見るのも楽しみでした。
<質問3>2019年に、個人的に注目した(している)人物
昨年のFIA GT Championshipのヨーロッパチャンピオンにしてワールドファイナル2位のヒザル選手。いつもクールな彼が今年のレースでは、他プレイヤーの危険な運転に感情を露わにする場面もありました。そして今年のワールドファイナルでは予選、本選のすべてにおいてトップを走り、完全優勝で2人目のワールドチャンピオンになった姿は輝かしいものでした。これからも他のプレイヤーの良き目標として、またクリーンなレースを常に心がけるロールモデルとして活躍して欲しいと思います。
<質問4>2020年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2020年はインディーデベロッパーの皆さんをサポートするという新しい仕事に取り掛かります。これまでインディーゲームやVR体験が大好きで、世界のインディーデベロッパーの皆さんとの交流を楽しみにしてきましたが、今後は正式な仕事として、SIEとして如何にこれまで以上に良いサポートが出来るか、各部署のメンバーと一緒に取り組んでいきたいと思います。PS ♥ Indies。
- この記事のURL: