プレイレポート
新人冒険者でも“最凶”のゾーマは倒せるのか!? 「ドラゴンクエストVR」の期間限定イベント“最凶ゾーマ討伐編”先行体験レポート
先日,この期間限定イベント「最凶ゾーマ討伐編」の開催に先立ち,先行体験の機会を得た。“全滅必死”の冒険を謳う本イベントに,無謀にも初体験の筆者が戦いを挑んでしまったので,その様子をレポートしよう。
ちなみに,イベント期間中も通常の「ドラゴンクエストVR」が体験可能とのこと。そちらのレポートは以前の記事を参考にしてほしい(関連記事)。
「ドラゴンクエストVR 最凶ゾーマ討伐編」特設ページ
体験が始まると,説明や諸注意などを映すためのモニターが設置された暗い部屋に通された。筆者は初めてだったので気付かなかったが,この部屋,いつもはもっと明るいそうだ。ゾーマの闇のチカラにより,会場全体が暗い雰囲気に包まれているらしい。
バックパック型PCやヘッドマウントディスプレイなど各種装備を背負い,いざプレイスペースへ突入すると,そこも暗黒の闇に包まれていた。先導してくれるスタッフはランタンを手に持っており,ほのかな明かりが暗い雰囲気をいっそう引き立てる。
基本的には通常のドラゴンクエストVRと同じ構成とのことだが,冒険者たちを案内してくれるサポートキャラクター「ホミリー」による協力がなくなるほか,ゾーマだけでなく道中の敵もややパワーアップしているなど,全体的な難度が高くなっているようだ。
「草原」と「山麓」でモンスターたちを退治し,パーティはいよいよゾーマの元へ。冒険者たちの身長を大きく上回るその姿は非常に強大だ。戦闘が始まると,ゾーマがこれまでの敵とは一線を画することがすぐに分かった。激しい攻撃を受ける戦士はすぐに瀕死状態となってしまい,僧侶を担当していた筆者は回復に専念せざるを得ず,ゾーマがどんな攻撃をしているのかあまり確認できなかった。 その上で後衛に向けた魔法攻撃が飛んでくるなど,まさにラスボスと呼ぶに相応しい力を持った強敵だ。
味方が何度も力尽きる厳しい戦いとなったが,我々のパーティはなんとかゾーマを討伐することに成功した。細かい演出は割愛するが,圧倒的なゾーマの強さと,それを打ち破る冒険者たちの姿はアツいものを感じた。
今回,筆者がプレイした「僧侶」は,パーティの中で唯一の回復役であり,最も重要な職業と言えるだろう。やってみて分かったが,回復役といっても攻撃をしないわけではない。むしろ,基本的にはモンスターを攻撃をしつつ,周囲を観察し,味方がダメージを受けたら即座に回復に切り替える,という2役をこなすのでとても忙しい。
実は今回のパーティは全員初プレイで「もしかするとゾーマにたどり着く前に全滅してしまうのではないか」という不安があった。しかし,メンバーの協力のおかげで,筆者はほぼダメージを受けることがなく周囲の回復に意識を向けることができた。
回復役がしっかりしていれば,戦士や魔法使いが安心して戦えるので,より戦いを有利に進めることができる。これから挑戦を考えている人は,僧侶を中心にした協力プレイを心がけてみてほしい。
体験後に,本作のプロデューサーを務める濵野孝正氏のお話を聞くことができた。濵野氏いわく,「最凶ゾーマ討伐編」では,基本的な構成は変えていないものの,全体的に「よりパーティの技量を求める作り」になっており,各自が職業の役割を的確にこなすことが,クリアへの足がかりとなるそうだ。
ちなみに,普段のクリア率を伺ったところ,1回目の挑戦では「10組に1組」程度とのことで,通常時もそれなりに難度が高いコンテンツとなっているようだ。ただ,2回目,3回目のクリア率は大きく伸びるそうなので,以前通常ゾーマに負けてしまった人も,このイベントに挑戦してリベンジを狙ってみよう。
イベント「最凶ゾーマ討伐編」は,2019年12月21日から2020年3月31日までの期間限定開催で,現在チケットの申し込みを受け付けている。短い期間ではないが,1日あたりの体験回数はそれほど多くないので,興味がある人は早めにチェックしておいたほうがいいだろう。
「ドラゴンクエストVR 最凶ゾーマ討伐編」特設ページ
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