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VITUREは2025年11月に,サングラス型ディスプレイの「VITURE Luma」シリーズを発売した。
VITUREによると,VITURE Lumaシリーズの上位モデルである「VITURE Luma Ultra XR」は,一般消費者やゲーマーに加えて,開発者向けの高スペックな製品であるのに対して,今回のVITURE Beastは,より一般消費者やゲーマーに向けた製品であるという。
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VITURE Beastの大きな特徴は2つ。ひとつは広い視野角で,横方向の視野角は58度にもなる。これは,VITURE Lumaシリーズの50〜52度や,競合であるXREALのサングラス型ディスプレイよりも広く,より大きく臨場感のある映像を表示可能だ。
最大輝度は1200nitと,明るい映像を表現できる。
もうひとつの特徴は,左右のレンズの間に小型のカメラを備えていること。カメラによって装着者の頭の動きを認識することで,映像を空間に固定(空間アンカー)したり,頭の動きにワンテンポ遅れて映像がついていくことで,頭の動きによる映像のブレや見にくさを軽減する表示モードを利用できる。
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XREALの「XREAL One」シリーズは,別売りの小型カメラを取り付けないとカメラを使った動き認識はできないが,VITURE Beastは単体で可能なわけだ。
なお,VITURE Beast単体では3DoF(3軸自由度)までの動き認識に留まるが,PCおよびスマートフォン用アプリケーション「SpaceWalker」と組み合わせれば,より高精度な6DoF(6軸自由度)の動き認識が可能になる(※後日提供予定)。
一方で,VITURE Lumaシリーズが内蔵する近視向けの視度調整機能を,VITURE Beastは備えていない。眼鏡ユーザーがVITURE Beastを使うときは,コンタクトレンズを使うか,別途,度入りの視度補正レンズを購入する必要がある。
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ディスプレイには,ソニー製の有機ELパネルを採用しており,映像解像度は1920×1200ドット。最大リフレッシュレートは120Hzである。レンズの透過具合を調整する調光機能も備えており,最大9段階という細かい調光制御が可能だ。
サングラスのテンプル(つる)には,Harman Internationalと共同開発した小型スピーカーを内蔵しており,サウンド再生も可能だ。
VITURE Beastは,それ自体にバッテリーや,PC・スマートフォンに相当するコンピューティング機能を内蔵していない。必ず,映像出力元となる機器にUSB Type-Cケーブルで接続して使う必要がある。
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なお,映像出力端子がDisplayPortやHDMIしかない機器とは,別売りの「VITURE Pro モバイルドック」のような映像信号の変換機器や,市販の変換アダプタを使う必要がある点に注意してほしい。
これは,現在市販されているサングラス型ディスプレイでは,共通の仕様である。
細かい違いだが,グラス側のUSBポートが,一般的なUSB Type-Cになったのもポイントだ。
従来のVITURE製サングラス型ディスプレイは,グラスとUSBケーブルの取り付け部分が,特殊な形状の磁石式となっていた。そのため,付属のUSBケーブルを破損,紛失した場合は,VITUREから購入する必要があった。
その点,VITURE Beastは,サポート対象外ではあるが,市販のDisplayPort Alternate Mode対応USBケーブルを代わりに使うことも可能なので,使い勝手は向上している。
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機能面では,XREAL Oneシリーズに別売りのXREAL Eyeを加えた構成とほぼ同等の機能を単体で備えた製品であり,大画面をどこでも独り占めできるサングラス型ディスプレイを使ってみたい人には,選択肢のひとつとなるだろう。
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