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Ryzen 7 6800U搭載の高性能小型ゲームPC「AOKZOE A1」が11月25日に国内発売
メインメモリと内蔵ストレージ容量,内蔵バッテリー容量が異なる4モデルをラインナップしており,ハイビーム公式オンラインストアでの税込価格は以下のとおり。なお,10月20日までハイビームのメールマガジンに登録することで,本体価格が5000円引きとなるクーポンを配布中している。
●AOKZOE A1 Lite
- メインメモリ容量:16GB,内蔵ストレージ容量:512GB,内蔵バッテリー容量:12600mAh,13万6800円
●AOKZOE A1
- メインメモリ容量:16GB,内蔵ストレージ容量:512GB,内蔵バッテリー容量:17100mAh,13万9800円
- メインメモリ容量:16GB,内蔵ストレージ容量:1TB,内蔵バッテリー容量:17100mAh,14万9800円
- メインメモリ容量:32GB,内蔵ストレージ容量:2TB,内蔵バッテリー容量:17100mAh,17万4800円
AOKZOE A1は,約8インチサイズで,解像度1920×1200ドットのタッチ対応液晶ディスプレイを搭載する小型PCだ。公称本体サイズは,約282
公称本体重量は,内蔵バッテリー容量の少ないAOKZOE A1 Liteが約668g,一方のAOKZOE A1が約723gと,小型PCとしては重量級の部類に入る。ただし,実際に手にしてみると,筐体の重量バランスが良いのか,数字ほどは重たく感じないのが印象的だ。筐体の背面には,キックスタンドを備えており,手で支えなくても自立する。このあたりの使い勝手は「ONEXPLYER」に近いかもしれない。
搭載CPUのRyzen 7 6800Uは,「Zen 3+」世代の8コア16スレッド対応モデルである。統合GPUは,RDNA 2ベースの「Radeon 680M」で,ゲームでも高い性能を発揮するという。AOKZOEの検証によると,画質設定を落とせばという前提ではあるが,1920×1200ドットでもある程度快適にゲームをプレイできたそうだ。
また,AOKZOE A1には他社の小型ゲームPCと比べても大容量の内蔵バッテリーを搭載するのもポイントである。ハイビームによると具体的な検証はこれからとしつつ,ゲームをプレイしていても1時間半から3時間程度のバッテリー駆動が可能だという。
ディスプレイの左右に備えるゲームパッドは,本体の左奥に左アナログスティック,右手前に右アナログスティックを備えたXbox純正ゲームパッド風のレイアウトを採用する。
ディスプレイ左側のゲームパッド部分。D-Padは十字型ではなく,皿型を採用する |
ディスプレイ右側のゲームパッド部分。ボタン表面の印字が見えにくいのだが,右アナログスティックの上にあるのは[X/Y/A/B]ボタン |
さらに独自ボタンとして,D-Padの下にWindowsのデスクトップ画面を呼び出すボタン,右アナログスティックの下にソフトウェアキーボードの起動ボタンと,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)の調整などを行う設定ソフトウェアを呼び出す[TURBO]ボタンが並ぶ。
Windowsのデスクトップ画面を呼び出すボタン |
ソフトウェアキーボードの起動ボタンと[TURBO]ボタン |
なお,ソフトウェアキーボードの起動ボタンを長押しすることで,左アナログスティックでマウスカーソルを操作できる「マウスモード」に切り替えられる。
インタフェース類は,上側面にUSB 3.0 Type-Aポート,USB4ポート,4極3.5mmヘッドセット端子を,一方の下側面にはUSB4ポートとmicroSDカードスロットを搭載する。なお,2つのUSB4端子は同時利用できずに,片方と接続しているときはもう片方の転送速度が低下するとのことだ。
AOKZOE A1は,新興メーカーの第1弾製品としてはかなり完成度が高い。小型PCの開発に長けたパートナー企業と協力しているそうで,そこからのノウハウを活用しているのかもしれない。価格は13万円台半ばと決して安価ではないものの,同じくRyzen 7 6800Uを搭載した「GPD WIN MAX2」よりは手ごろだ。高いスペックと広めの画面でゲームをプレイしたいというゲーマーにとって新たな選択肢が加わったと言えるだろう。
ハイビームのAOKZOE A1製品情報ページ
AOKZOE公式Webサイト(英語)
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