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VESA,映像伝送の新規格「DisplayPort 2.1」を発表。DP Alt Mode対応のUSB4機器を作りやすくする
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DisplayPort 2.1は,DisplayPortとUSB4のどちらにも対応するPHYチップを設計しやすくするのが目的の規格で,USB4経由で通信を行うときに,DisplayPortのデータがほかのI/Oデータの通信と効率的に共存できるようになるという。分かりやすく言えば,映像を表示しながら同じ対応ケーブルの先につながったUSB機器を使っていても,USB機器側のデータ通信がよりスムーズになる,といったところだろうか。ただし,最大データ転送速度(80Gbps)が,より速くなるわけではない。
なお,DisplayPort 2.1では,映像信号を圧縮伝送する「Display Stream Compression」(関連記事,以下 DSC)や,映像フレームの更新分だけを伝送する「Panel Replay」といった,これまではオプション扱いだった機能への対応が必須となっている。とくにDSCによる圧縮を行った場合,DisplayPortの伝送帯域幅を67%以上削減できるとのことだ。
VESA公式Webサイトの当該ニュースリリース(英語)
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