ニュース
8K解像度と200度の視野角に対応したVRHMD「Pimax 8K VR」のKickstarterキャンペーンが間もなくスタート
Pimax製のHMDについては,過去に4Gamerで「Pimax 4K VR」のプレビュー記事を掲載しているが,今回の製品はそのアップグレードモデルに当たるものだ。3840×2160ドットの液晶パネルを,2枚並列に置くという形状は,Starbreezeの5K対応ヘッドマウントディスプレイ「Star VR」を彷彿とさせるデザインになっている。
その視野角は200度と,「Star VR」の210度には若干及ばないももの,8K解像度に対応したうえで,一般販売されるというのが大きな魅力となるだろう。
「Pimax 8K VR」の詳細スペックは以下のとおりだ。
視野角:200度
解像度:3840x2160の2枚組で,合計は1660万ピクセル
MTPレテンシー:15ミリ/秒以下
リフレッシュレート:片目75/90Hz (Brainwarp機能で150/180Hzに対応)
プロセッサ:GTX980/1070もしくはAMD R9 Nano以上
インターフェース:DP1.4/USB 3.0
VRコンテンツ:PiHome/Steam/Oculus Home (要サードパーティ専用ツール)
オーディオ:3.5 mmミニピン×2,ステレオサウンド
「Pimax 8K VR」は,着席,立位,ポジショナルトラッキングによるルームスケールに対応しており,「Leap Motion」を使えばハンドモーションも利用できる。
Kickstarterのプロジェクトページによると,同製品は2017年12月中に499ドルで販売を開始する予定だ。同時に,349ドルの「Pimax 5K VR」もアナウンスされているが,こちらの詳細は不明である。
Kickstarterのキャンペーンの目標額は10万ドルとなっているので,200台分ほどのユーザーの支持を得れば達成できるだろう。8K解像度を楽しむのに十分なコンテンツや市場があるのかという疑問は残るものの,これまでにないスペックを持つVRヘッドマウントディスプレイが,どのように評価されるのかは気になるところで,今後の動向にも注目しておきたい。
「Pimax 8K VR」kickstarterプロジェクトページ
- この記事のURL: